内田有紀主演の映画「クワイエットルームへようこそ」を観てきました。
松尾スズキ(1962年生まれ)の芥川賞ノミネート小説を作家自ら映画化。
出演は他に工藤官九郎、蒼井優、りょう、ハリセンボンの2人。キャスティングが最高にいい。
とくに大竹しのぶの怪演にはびっくりするぐらい感心しました。本当に演技力あるなあ。すごく病人らしくてリアルで、それでいてコミカルな重要キャラクターでした。
ストーリーは
アルコールと睡眠薬の過剰摂取(OD)で内田が精神科の閉鎖病棟保護室へ強制入院となる。内田の半生と病棟での人間模様が描かれてます。
女性だけの病棟で過食症や拒食症の患者ばかりです。精神科といった独自の狂気は大竹が一手に引き受けてます。
テレホンカードやお笑い番組がちょっと古臭い印象でした。別に現在進行中である必要はないけどね。
入院直前の混乱が徐々に明らかになっていくのが上手な展開でした。
いろいろ見どころがあってあっという間の2時間です。病人や病棟のマイナスイメージを深刻すぎないスタンスで描けている名作です。
まとめると
キャスティング最高!に尽きます。