ルプチジャルダン Le Petit Jardin 

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”ルプチジャルダン”の日記です。

Warm Springs

2008年03月07日 | ジョージア州のみどころ



 

ここはアトランタから南へ1時間半くらいのところにある”Warm Springs”です。
ここの土地はかつて地熱によって31度に保たれた湧き水が出ていました。

第32代大統領のフランクリン・D・ルーズベルトの保養所があります。

これは彼が訪れた時から建っているホテルです。
当時の写真がホテルの壁に沢山飾ってありました。


「何故ジョージア出身でもない彼がここに保養所を作ったか。」ですが、
ここで少し彼の経歴をご紹介。

1920年、副大統領候補として臨んだ大統領選では敗北したものの、
近い未来を想像し、熱心に政治活動をしていました。
ところが1921年、ポリオという下半身が麻痺する病に冒されどん底に。(下線部分は私の想像)
1924年、麻痺に効果があると噂のジョージア州の温泉療養所“ウォーム・スプリングス”の存在を知り、そこで回復の望みを賭けることに。
ここで同じ障害を持つ人とふれあい、心身共に癒されたのか(下線部分は私の想像)
1929年、NY州知事になり、
松の木などが多く自然豊かな風土が気に入り、白いコテージを作り、大きな温水プールを建設しました。完成したのは1932年だそうです。
1932年、ニューディール政策を打ち出し、大統領戦に勝ち、のち
アメリカ史上唯一、4選された大統領となったのです。
後々ここの保養所が”リトルホワイトハウス”として知られるようになりました。

まずは博物館から。
ニューディール政策の演説の肉声がラジオから流れていたり、
プレゼントされた杖のコレクションが並んでいたり、
足が不自由な人でも運転できる改造車が展示されていました。
 

博物館を出るとアメリカ50州の旗が並んでいる小径があります。
(全体像を写真に撮るのを忘れました。)

こちらがリトルホワイトハウス内です。
(外観を写真に撮るのを忘れました。)
とてもこじんまりしていました。
そしてベッドや室内で使っていた車椅子も想像以上に小さかったです。
  

敷地から少し離れたところに温水プールがあります。


米国史上唯一の重度の身体障害を持つ大統領だった訳ですが、
演説の時は木の植え込みに配慮したり、
各国の首脳等の会談の様子は普通の椅子に座った写真を使用していた為、
アメリカ国民には障害を持っている事はあまり知られていなかったそうです。

この様に、ここ”Warm Springs”は小さなお店が並び、アンティークショップもあり、南部料理が味わえるレストランがあるので1日観光には丁度良いところです。

そしておまけに帰り道にはロマンティックな気分を味わえます。



これは「Coverd Bridge」と呼ばれる屋根付き橋です。
小説”マディソン郡の橋”ででてくる橋はアイオワ州ですが
同じ構造の橋がジョージア州でも幾つかあります。

この橋は1840年代に建てられました。
ジョージア州で最も古いCoverd Bridgeですが、1998年に修復されています。
この州で現存するCoverd Bridgeでは最も長い76.96メートルです。
(そんなにあったかしら?)

この橋はNational Register of Histric Places として保存されています。


そもそも何の為にカバーをつけたのかと思って調べたら、
雨やその結果としての腐食から橋を守るためだそうです。

マディソン郡の橋という映画、見ていないのですが、ファイヤーキングのマグも映画の中で使われているそうなので見てみましょう~♪