ルプチジャルダン Le Petit Jardin 

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”ルプチジャルダン”の日記です。

日本紹介ボランティア

2007年02月11日 | イベント



ジョージア州では小学2年生に”日本”を教えるというカリキュラムが組まれており、
Japanese American Friendship Societyという
在米日本人組織を中心に、昨年より日本を紹介するボランティアが始まったそうです。
渡米した直後、ボランティアに携わった方々の話を伺う機会があり
大変感銘を受けたので是非、私もその活動の一員として参加させて頂けたら...と常日頃、考えていました。

とうとう2月に入って、その機会が巡ってきました。
ふと考えてみると、情熱ほど能力が備わっていません。
また、私では足手まといになるだけではないか....という不安の中
思い切って参加しました。


実際の授業では、日本語・折り紙・日本の学校生活について
チームを作り、紹介して行きます。

  
  

私は日本語チームで、英語が堪能な方がリーダシップをとり、
日本語には、ひらがな・カタカナ・漢字がある事を説明しました。
そして、それぞれの特徴から始まり、
白板に書いた文字がひらがなかカタカナかを区別させたり、
漢字の成り立ち(象形文字)を教え、文字から意味を連想させたりと、非常に内容の濃い授業でした。
説明を聞いている時の子供の表情は真剣そのものです。
短時間できちんとひらがな・カタカナの違いを理解していた
その集中力に感心しました。

特に漢字の説明では、
「上」は、ここ(3画目を指して)がtableだよ。
そこより上方に書いてあるから「up,top」という意味。
「下」はここ(1画目を指して)がtableだよ。
そこより下方に書いてあるから「down,bottom」という意味。
という説明が終了し、「中」という文字を見せた途端、「middle!!!!」と、
沢山の生徒達が一斉に答えていました。
その想像力や反応に感激!

また、象形文字についても、
「たき火」の絵を見せて「火(fire)」の説明をした後、
「木」という漢字から、”tree”という答えが分かった後に
「森」という漢字を見せて、意味を連想させたり....。
限りなく湧き出す想像力に、再び、感激しました。

  

最初に日本語を教えた少々緊張気味のクラスの子供達が、
折り紙と日本の学校生活の授業を終えて元の教室に戻って来た時には、子供達の表情がかなり変わっていました。

充実した授業を受けてきた証だと思います。
子供達の笑顔から私の方が沢山の喜びをもらいました。

ボランティアに携わった大勢の力がひとつになった素晴らしい瞬間でした。
このボランティアに参加させて頂けて本当に感謝しています。
 


女の子が何か話しかけてくれました。
悲しい事に、何を言っているのか分かりません。
でも、まだ私のそばに居てくれます。
名前を教えてもらってハグをしてお別れしました。
後で分かった事なのですが、
英語の堪能な方にも話しかけていたらしく、その方には
「わたし、大きくなったら日本に住みたいの。日本がだーい好き!」と言っていたそうです。



涙が出ますね。
ちゃんと私が理解できていたら....と思うと力不足な自分が悔しいです。