言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

素人心理学の過ち

2009年05月01日 08時16分22秒 | 批評
「怒りオヤジ3」2007年12月16日 08時19分09秒
名人
 ケビン・クローンさん。趣味、ブログ。意気込み「悪女の作り方教えます」。

ケビン ああいう女性、結構、僕、見て来てるんでね、わりかし精神科医みたいに、カウンセリングするような感覚でやってますね。ただ向こうがヒートアップして来てるんで、それにちょっと合わせて踊って見てるという感じです。

ケビン 僕のブログを読んで下さい。そうしたらね人生変わるかもしれない。心理学的な考察っていうのを一回やってみたらいいですよ。愛とはいったいなんですか? 

ケビン 愛にすがってはいけない。これがあなたなんです。つまり愛がないんですよ、あなたは。僕は愛というのはマイナスイオンのようなものだと思う。自分の中にある毒素を中和してくれる。だから十分に親から愛情をもらた場合は、そういう怒りとか、恨みとか、嫉妬が来ても中和してくれるんです。ところがそれを十分にもらってないと隙間がある。そこにね怒りとか、恨みとか、嫉妬が入ってきてそれが飛び出してきてあなたのようになってしまう。

ケビン 依存心が強い、他力本願、付和雷同形、これは問題があるんです。おっしゃるとおり。ただね、父親に依存しているんではなく、実を言うと母親なんですよ。知的虐待と呼んでいるんですけど。母親に全部報告するということはどういうことかというと、あなたは何も考えなくても良いのよ、全部私が考えてあげるから、といって彼女のマインドコントロールで知性を奪っているんです。その子は大人になるにつれ、付和雷同、他力本願になっていく。なぜかというと、相談しないと生きていけないから。母親依存症なんです。だから女のマザコンというのがいて、母性嫉妬って呼んでいるんですけど、母性嫉妬で育った子たちが必ずダメンズウオーカーになり、負け犬の遠吠えになっていくというのが今の現状なんです。そういう女性が増えすぎてるんです。だから母親の嫉妬というのをコントロールしていかなければならないということなんです。

ケビン そういうファザコンというものになってしまうのも実は母親が主導でね、よくね、私お父さんがうるさいの、お父さんが厳しいから、って言うでしょ、あれは母親が裏で糸引いているんですよ。

ケビン その子たちがお母さんになった場合に、もっと倍の嫉妬がかかるんです。そういう人たちが、お受験とか、公園デビューをやって、子供たちをさらに苦しめる。悪いデフレスパイラルのようなものなんです。もう一つあなたが言うように、男側にも責任がある。お母さんが娘に嫉妬する理由、息子を溺愛してマザコンに育てる理由というのはね、セックスレスなんです。だからあなたの言う、ちゃんとお勤めしなさいというのは、これは大事なことなんです。細木和子っていうのが唯一良いことを言ってるなと思ったのは、僕はZの理論って言うんですけど、父親から母親に愛情が行き、母親から長男長女に愛情が行き、そして二男二女、末っ子というのが一番ね、川の流れとしてはいいわけ。ところがですね、父親から母親に愛情が行かなくて、セックスレスになったり、浮気、不倫があると、母親から末っ子にいきなり愛情が行っちゃうんです。そうすると長男長女がぐれたりする。

ケビン でもね、マインドコントロールっていうのは子供はコントロール利かないんですよ。

ケビン 子供を殺す親が何人いるんですか。母子殺人なんかいろんなこと起きているじゃないですか。



 知性のひけらかしとは、拒絶を表わしているという、ひねくれの特性でもある。専門用語を多用して、一般と権威の差を見せつけたとき、その表現が大袈裟なほど、標準語が拒絶され、一般的な知識や知性が拒絶されているのである。つまりそんな表現とは、ひねくれ者の知性のひけらかし、でしかないのだ。

 ケビン氏は精神科医でもなく、心理学の専門家でもなく、ここでは論争に心理学のような知識を、女性批判するために利用した。これは良くないことだ。
 「心理学的な考察」、「依存心が強い」、「マインドコントロール」、「母親依存症」、「母性嫉妬」など、心理学のようなこれらの言葉は、論争相手の言葉を拒絶しているに過ぎない。

 多くの人たちが間違うのは、「人は心理学の学説通りに生きている」と考えてしまうことだ。
 心理学は、ある特定の人、あるいは、ある条件の下で実験したことを基にしているものなのだ。
 心理学や精神医学は学問だから一般化しているが、その学説が人類に一般的であるというものではない。
 その学問の中の学説は、ある特定の人たちの精神状態であったり、社会的環境や人種の違いなどがある実験結果であったりするのだ。
 対象を自分の知っている学説や専門用語に当てはめて考えがちなのだが、それでは間違いを犯しかねないのだ。

 心理学のよく分かってない人でも、ブログに書く程度なら問題はないのだが、テレビに出演して女性一般の批判にまでエスカレートするのは、これは間違いを通り越した暴言である。人の性格は千差万別、真の養育や、真の性格があるわけではなく、それらは複雑にも多様なのである。

 ケビン氏は、「女性が言うこと」と寛大になれずに、そこに相手の「怒りとか、恨み」などを感じ取ってしまうのだ。ひじょうに過敏な反応であり、これが彼の拒絶の理由なのだが、それは単なる本人の曲解に過ぎないのだ。


 もっと大きな問題になった例がある。

テレビと心理学 2008年01月13日 12時20分31秒
 岩月 謙司(いわつき けんじ)理学博士なのだそうだが、2002年2月10日、育て直しに関してTV報道された直後の4月27日に「準強制わいせつ事件」となってしまったのだ。
 『1審判決によると、岩月被告は02年4月27日夜から28日午後まで、自宅の浴室や寝室で、20歳代の女性に「父からのセクハラと母の嫉妬(しっと)という呪いがかかっている」などと言って、治療行為を装い胸などを触るわいせつ行為をした』ということらしい。香川大学は、教育学部教授岩月謙司被告(51)を控訴中だが、06年3月27日に懲戒解雇した。
 テレビ番組(ドキュメント)では「……カウンセリングに密着、現代社会が抱えた病理を考える」と説明している。


 「育て直し」とは、岩月謙司理学博士が考案した精神療法(?)で、一時期、大きな注目を浴びていた。
 親からの愛情が十分でないと問題があるという、これもケビン・クローン氏のような論理で、だから育て直しをして子供の頃の愛情を埋める、という療法だったのだが、本人は心理学者でも精神科医でも、カウンセラーでもなかったのだ。
 それで結局は、「準強制わいせつ事件」となってしまった。

 昔の心理学では、ヒステリーなどという言葉があったが、今はそんな専門用語は使わなくなった。
 「育て直し」を、してもらいたいと思っている女性の中に強い依存者がいたのだろう。元々「育て直し」が、個人的にも深い関係となることから、その関係に悩むこととなり、それが恨みにまで発展した。
 「親からの愛情が十分でない」というよりは、コンプレックスのような葛藤が潜在しているのだ。

 このようなことが傷害事件にまで発展した例もある。

「民事訴訟の逆恨み? 弁護士殴った男を逮捕 」:イザ! 2009/04/11 21:31
 同署によると、大谷容疑者は「弁護士は十数年前、自分が関係する民事訴訟を担当していた。恨みがあった」と供述をしているという。


 上のニュースを分析したのが下のブログ記事だ。

これも共依存関係の一つの形:イザ! 2009/04/13 16:28
 健全者が共依存関係に巻き込まれるケースのひとつ。
 十数年以上も1人の民事訴訟を担当し、あまりにも個人的な関係に陥ってしまい、そのため相手が依存的になりストレスを抱え込んだ。
 明らかに依存者は援助者である弁護士との関係に悩み、ついには恨みにまで思ってしまう。


 精神科医も、患者とあまり個人的な関係にならずに、適当な距離を置くことに注意しているらしい。弁護士にも勧めたい考えだ。

 哲学や心理学は、知ってる知識ではどうしようもないものだ。素人心理学の危険性がここにあるのだ。
 私はなるたけ専門用語を使わずに、一般的な標準語での分析に心懸けている。

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2009-05-01 15:42:49
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黒谷友香は、脱.いでもキレイでいやらしい訳ではなく、本当に色っぽいというか艶っぽい。

大.胆なシ.ーンになってますよ♪


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