言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

精神科医の問題

2009年04月29日 06時29分25秒 | 批評
 人は複雑な精神構造を持っている。その未知は仮説と実験、実証を繰り返し、客観的な学問として発展した――はずであった。

狙われた精神科医 2009年02月10日 05時40分51秒
「鬱病」偽り傷病手当5500万円詐取 各地に“ニセ社員” マニュアル、実技も(産経新聞) - goo ニュース
 精神科医はなぜ、だまされたのか。
 札幌市内のベテラン医師は「鬱病は内臓疾患とは違って外部から見つけることはできず、どうしても患者の証言に頼らざる得ない」と指摘。「数人でチェックする総合病院に比べ、一般的に開業医はチェックが甘いとされる。病院の競争激化で患者に迎合し、すぐに診断書を書いてしまう医師もいる」と医師側の事情を話す。


 医師の診断が、犯罪の原因ともなったことを考えれば、権威の失墜どころではすまないはずだ。それでも精神科医の口からは「正確な診断は本当はできない」などとは言えないのだ。
 この現実を我々はどう受け止めるべきだろうか?

過去の幼児殺害からの遺体遺棄事件の分析検証.2 2008年12月16日 08時32分50秒
奈良、女児誘拐殺人被告を情状鑑定
 7月4日、奈良市の女児誘拐殺人事件で、殺人などの罪に問われた被告の第5回公判で、弁護側は情状鑑定についての意見書を再度提出、それを受けて裁判長は情状鑑定の採用を決定した。鑑定は、精神科医などが2、3ヶ月をかけて分析を行いその結果を量刑判断の参考にしようというものだ。

奈良女児殺害:小林薫被告に死刑求刑 奈良地裁 毎日新聞 2006年6月5日 10時48分
 弁護側の申請で情状鑑定も行われ、鑑定人は、小林被告を反社会性人格障害と小児性愛と診断した。更生の可能性については「ただちには難しい」と述べている。
責任能力について
 心神喪失では責任無能力、心神耗弱では限定責任能力。精神病、覚せい剤中毒、知的障害(発達障害)ではまた事情が異なる。


 弁護側の情状鑑定は、2.3ヶ月という期間を要しても裁判官を納得させるものではなかった。

過去の幼児殺害からの遺体遺棄事件の分析検証.1 2008年12月14日 07時43分45秒
去年の事件 2007年07月11日 11時06分31秒
 10日のニュース記事で「畠山被告には人に触れられることを嫌う障害があった」という新しい情報が掲載されている。それが橋から長女が転落死した原因であるという主張のようだ。実際、弁護人は秋田地裁に畠山被告の精神鑑定を請求している。
 解離性障害による健忘や、分離的な行動、という重い障害まで弁護人が想定している。

秋田小1殺害事件 2007年12月03日 14時58分37秒
長女転落「記憶なし」 畠山被告、精神鑑定で診断(産経新聞) - goo ニュース
 12/1のニュースでは、秋田地裁が実施した精神鑑定で、記憶を被告が失っていた、という診断である。


 特に幼児殺人などは、決まって被告の精神鑑定が法廷で議論される。
 心神喪失では無罪、心神耗弱で減刑となり、実際にそうした例も少なくない。
 しかし精神科医が詐欺師に狙われ、こうも易々と、それも集団的に騙されてしまうと、法廷での精神鑑定も大いに疑問に思える。

 そして極めつけはこの記事だ。
 大阪府門真市立第三中学校の昨春卒業式での国歌斉唱集団不起立問題。日教組の国旗国歌強制反対派が、処分された都立学校教職員六十六人が 処分取り消しなどを求めた裁判で、精神科医の野田正彰・関西学院大学教授が原告側証人として証言したことが報じられた。
 しかしそれは、精神科医が診断を利用しての政治的介入だった。

いつまでもここから抜け出せない教育とは何だ? 2009年02月21日 05時57分31秒
痛いニュース(ノ∀`):【裁判】 「君が代強制が元で、家族を失うのと同じぐらいの喪失感…この苦痛は君が代症候群だ」…砕かれた教師倫理、精神科医が証言
砕かれた教師の倫理/「日の丸・君が代」強制 精神科医が証言/東京地裁 日本共産党2009年2月19日(木)「しんぶん赤旗」
 共産党も赤旗で取り上げています。
 印象としては、教師なのかアナーキストの裁判闘争なのか区別がつかない、というところです。
 それにしても精神科医の野田正彰・関西学院大学教授も「君が代症候群」とは、何でもかんでも病気にできるのは、まさしく精神科医の特権のようだ。


 心理学や精神医学は、客観的な学問と思いきや、こうも意図的に、かつ恣意的に利用されたりする。精神科医が自らの政治思想のために、心理学や精神医学を利用して、ご丁寧に誰も聞いたことのない新しい病名までも法廷で発表するのである。
 しかしそんな権威ある精神科医でも、詐欺の犯罪集団などに簡単に仮病で騙され、傷病手当の搾取のため利用されたりもするのだ。

 ここにも大きな問題がある。

精神科医の犯罪

供述調書漏洩で精神科医に有罪判決 2009/04/15 13:46
奈良県田原本町の医師(50)宅放火殺人の供述調書漏洩(ろうえい)事件で、秘密漏示罪に問われた精神科医、崎浜盛三被告(51)の判決公判が15日、奈良地裁で開かれ、石川恭司裁判長は懲役4月、執行猶予3年(求刑懲役6月)。

処方せん出さず睡眠薬を販売、大阪の精神科医ら送検 2009年4月13日20時26分配信 読売新聞
 不十分な診察で処方せんを発行しないまま知的障害者らに睡眠薬などを販売したとして、近畿厚生局麻薬取締部が、大阪府羽曳野市の精神科医・角田鉄太郎容疑者(54)と奈良県御所市などの薬剤師4人の計5人を、麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で書類送検していたことがわかった。

リタリン大量処方の診療所、医師法違反容疑で捜索「asahi.com」 2007年11月16日
依存性の強い向精神薬「リタリン」を医師免許のない従業員に大量に処方させていた疑いが強まったとして、警視庁は16日午前、医師法違反(無資格医業)容疑で、東京都新宿区歌舞伎町1丁目の診療所「東京クリニック」と関係先の家宅捜索を始めた。

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