言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

民主党は同じことを繰り返している

2010年03月20日 07時08分50秒 | 検証
鳩山首相、生方副幹事長の解任に理解示す

 「言論を封じるとか封じないとかいう話では、レベルが違う議論だと思います。党の中で一切話をしないで、メディアに向かってされるということは果たして潔いのかどうかと。そういう議論の中で、高嶋(筆頭)副幹事長が判断されたと思っています」


 政治と金の問題では鳩山首相も当事者であるのに、この他人事の発言とは何だろう? まったく責任を感じていない。党代表としてもだ。

生方氏解任の衝撃 不満のマグマは爆発寸前
 民主党の生方(うぶかた)幸夫副幹事長が17日付の産経新聞のインタビューで小沢一郎幹事長らを批判したとして、党執行部が副幹事長解任を決めた問題。
 一方、小沢氏に近い原口一博総務相は「自由な発言にも立場というものがある」と、解任に理解を示した。


 こういう日和見的なことしか言えない大臣もいる。予算委員会に遅刻するような小学生レベルでは党内依存となるのも仕方のないことだ。

民主執行部が生方氏を23日に「通常異動」で解任へ 生方氏は反発 - MSN産経ニュース
 生方氏は「批判を切って済ませては何の党改革にもつながらない」と反発、党倫理規則に基づく不服申し立てを検討する考えを示した。
 だが、党執行部は不服申し立てができる「処分」ではなく、小沢一郎幹事長の権限による「通常の人事異動」の形式をとることで、生方氏の主張が展開される場となりかねない不服申し立てを封じる構えだ。


 ここで過去の分析予測が、多少の違いがあるが、当たっている。

民主党の分析予測 << 作成日時 : 2009/09/24 00:35 >>
 指導力に欠けた、高地位な人ほど、政党内での依存関係は広がり、今後の仕事に悪影響を来すこととなる。この点で内閣改造は不可避となり、党内で真に実権を握る者がその決断を下すだろう。


 マニフェストでの悪影響が内閣改造となると予測したが、実際は幹事長の金権政治への批判での人事異動というものだった。
 しかし「党内で真に実権を握る者がその決断を下す」や、「指導力に欠けた、高地位な人ほど、政党内での依存関係は広がり」は、的中している。
 「実権を握る者」とは、小沢一郎であり、「高地位な人ほど、政党内での依存関係」とは、鳩山首相であり、また原口一博総務相でもある。

 問題になっているのは以下のような発言だ。
 「幹事長は(自身の政治とカネの問題について)きちんと説明するか、説明ができないなら(幹事長を)辞めるか、二つに一つだ」
 「国民の多くが辞めた方がいいと思っている小沢氏に何もいえない首相が率いる民主党はどうなのか、となる」


 まったくの正論に対して処分をするとは、どういうことか?
 政治家・代議士・国会議員と言えども民主主義は間接的なものであり、真の主権者は人民ではないか。それが「正論」と思えることを封殺するとは、ファシズムの他にない。
 以下の分析予測通りである。

鳩山由紀夫氏の分析予測 << 作成日時 : 2009/06/30 21:37 >>
 実際、挙党一致、などという言葉は、野党第一党から見捨てられる不安を暗示している。それを党員の締め付けに利用しているのである。ここで、党員資格停止処分から議員辞職まで追い込み、最後には自殺した永田寿康元衆院議員への仕打ちが、今さらながら見せしめとしての効力を発揮するのだ。恐怖政治である。
 しかしながら、 ここでも真に自立、または自律できない自己が、その内心を悟られないようにと腐心している姿があるのだ。


 それにしても幹事長がどうしてこれほどの権力があるのかは、麻生氏の総裁選のときにも書いた。

麻生総裁で自民党はまとまるのか << 作成日時 : 2008/09/15 07:07 >>
 麻生氏が総裁に選ばれたら、それは幹事長の職権乱用を疑われるだろう。
 幹事長は立候補者に対する公認権を持つ。であれば、次の衆院選も間近なだけに、それをより意識する自民党議員は麻生氏を応援してしまうこととなる。推薦人が多いのがその証拠だ。応援する人が多ければ、総裁選はより有利だ。
 また幹事長は党財政も管理するため、それを自分のより有利に流用したなら、総裁選は勝ったも同然だ。
 本人は、そんなことはしていない、と言うだろうが、疑われたくないなら始めから幹事長が総裁戦に出るべきではないのである。
 麻生氏が自民党総裁に選ばれたら、これは党要職を利用したということであり、自民党内にそうとうの疑いと、ほぐれないしこりとなるだろう。


 幹事長という党要職を利用し、権力的にも人事まで思い通りにしてしまうことで、これもそうとうの疑いと、ほぐれないしこりとなるのである。

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