goo blog サービス終了のお知らせ 

65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

映画 狩りの時間 Netflix

2020年05月29日 | 【映画・ドラマ・演劇】

狩りの映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回はNetflixから韓国ノワールの映画「狩りの時間」です。

本作は、ベルリン映画祭で好評を博し、本年春に公開予定でしたがコロナ禍による公開が延期。Netflixにて世界配信が決定し4月23日より公開されている作品です。

物語は、韓国のディストピアの世界が舞台です。主人公は銀行強盗の刑期を終えたジュンソクと強盗仲間で幼なじみのギフンとチャンホが、ユートピアを目指しヤクザの賭博場で働くサンスを引き入れて賭博場の金の強奪に成功しますが、彼らの前に謎のハンターが現れ、ハンターとの壮絶な時間が繰り広げられるというものです。

無法地帯化した荒れた町は、まさに韓国版ゴッサムシティ。かつて金融危機を経験した韓国だけあってストーリーにも真実味がまします。ジュンソクの向う見ずな性格と優しい性格のギフン、ギフンは、パラサイト半地下の家族で兄役を演じたチェ・ウシクです。またチャンホ友情に熱いお人好しな感じと三者三様のキャラクターがハンターに追われるときに起こす行動にも通じます。そしてハンターを演じたパク・ヘスの悪役らしくない風貌と正反対の冷酷さも面白くクライマックスシーンの作り方も巧妙でした。

狩りの時間の後に続くエンディングもうまくつながっていて物語の完成度は高いと思います。香港ノワールから韓国ノワールへと続いたアジアノワールの世界にまたひとつ新しいスタイルが生まれてように思います。韓国映画恐るべしです。


映画レビューランキング


韓国ドラマ サバイバー60日間の大統領

2020年05月26日 | 【映画・ドラマ・演劇】

サバイバー60日間の大統領【宿命の大統領韓国版】キャスト・感想は ...

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、ネットフリックスから韓国ドラマ「サバイバー60日間の大統領」です。

 

今回のドラマは、キーファー・サザーランド主演のアメリカドラマ「サバイバー」のリメイクとして2019年に制作されました。元のドラマは僕自身観てないので何とも言えませんが、今回の作品は、かなりグレードが高いです。

内容は、主人公のチ・ジニ演じる民間大臣のパク・ムジンが、国会議事堂爆破事件により唯一の生き残った大臣として大統領の代行としての任を任せられ中で、爆破テロ事件の犯人を捜し出すサスペンス&ヒューマンドラマです。

与党政治家のほとんどを失なった政府と野党との対立や爆破事件による混乱していく社会、事件現場から唯一救出される若手政治家の存在、そしてテロリスト捜索の中であぶりだされる様々な疑惑など、民間出身の主人公が頼りない姿とは対照的に内に秘めた強い信念で次々に起こる難問を解決する姿が感動的です。また、韓国ドラマ特有の事件の本筋の中で次々と犯人らしい人物を浮かばせながら、事件の核心に迫っていくミステリアスな展開にも目が離せません。

今回の作品は韓国ドラマの魅力のひとつである政治ベースの社会派ドラマですが、南北の軍事境界線と韓国社会の問題を真正面から見せる韓国という国を理解するにも十二分な内容です。日本の政治状況や社会状況では作り得ない濃密さと強さを秘めていました。

スリリングかつサスペンス、ヒュマーニティーとミステリアスなキャストティング。政治を背景にしたアクション好きな人にはたまらない作品です。ぜひ視聴してみてください。

やっぱり韓国ドラマはおもしろい!

人気シリーズ韓国版!Netflixオリジナルシリーズ『サバイバー: 60日間 ...


映画レビューランキング


高校野球甲子園開催私案

2020年05月21日 | 【スポーツ】

夏の全国高校野球中止 愛知県高野連 7月4日にも独自大会開幕へ

春の選抜に引き続き夏の選手権もコロナで中止。どこか、中止ありきの感があり大人たちの頭の固さと悪さに個人的には憤慨している。

代替案として、地方大会の在り方を模索している地域があるという。そこで、当然僕の私案なので取り入れられることはないと思いますが、一ファンとして甲子園出場を視野にいれた私的な開催私案を考えてみた。

先ず、県大会並びに地方大会も含め無観客試合を前提とする。

大筋として、甲子園出場校は、各地区の10校(北海道・東北(1)関東・東京(2)東海(1)北信越(1)近畿(2)中国(1)四国(1)九州・沖縄(1))のトーナメント(3回戦または4回戦)方式。

大会期間中は、個室のホテルを宿泊先とし、基本外出は禁止。一日2試合に限定し5日間の大会とする。

地区大会予選は、夏休み短縮を想定し7イニング制とする県大会からスタートし県代表を決める。

さらに春の選抜出場予定だった高校を含めて地区大会を開催し、地方大会優勝校を甲子園大会出場校にする。

甲子園での本大会については、夏にこだわらず、プロ野球との調整で、日曜日開催で秋から冬に行うのも一案かと思います。

僕の私案は、高校球児とって甲子園は特別な存在です。誰もが憧れる甲子園の土を踏ませてあげたい。また、夏の大会が中止となり、春の大会出場の機会を失った高校にも再度のチャンスを上げたいとの思いで考えました。

今回のコロナ禍で思ったのは、三蜜を抑えれば可能ではないかということ。全国的な大会を失ったすべての高校アスリートにも通じるものではないかと思います。

スポーツに関係者の知恵を結集してアイデアを出し合いながら開催への道筋を示してほしいなと思います。


韓国ドラマ Vagabond/バガボンド

2020年05月20日 | 【映画・ドラマ・演劇】

韓国ドラマ【バガボンド】 あらすじ全話一覧-最終回まで&放送情報

イ・スンギ主演のアクションサスペンスドラマ「Vagabond/バガボンド」を16話を視聴完了しましたのでご紹介したいと思います。

韓ドラ、映画好きの御仁からお勧めいただいた作品「バガボンド」ですが、最初は井上雄彦の漫画「バガボンド」のリメイクかと思ってましたが、まったく違って完全オリジナルのアクションサスペンスでした。主人公の立ち位置は違いますが、アメリカドラマ「24」にはまった人なら、絶対はまる超大作です。

内容は、韓国では国民の弟と称されるイ・スンギ演じるスタント俳優のチャ・ダルゴンとペ・スジ演じる国家情報院のコ・ヘリと共に犠牲となった甥の墜落事故の真相を暴くというもの。

この墜落事故には、テロの可能性があり、そこには政府、軍需企業さらに国家情報院内部などが絡み、事件が複雑化していきます。そこに切り込んでいくのが被害者家族の一人となったチャ・ダルゴン。制作期間1年、総製作費25億円という超大作で、ポルトガルやモロッコなどの海外での撮影などスケールの大きい作品なってます。

リアリティーのある墜落事故にカーチェイスに爆破シーンや銃撃シーン、そして何より民間人である主人公の生身のアクションでカースタンとなど一話ごとにクオリティーの高いアクションシーンの連続、そこに暗躍する様々なフィクサーの存在、二転三転するサスペンス劇も面白いです。そんな中でも、チャ・ダルゴンとコ・ヘリの回を追うごとに縮まっていく恋模様もあり女性にも楽しめる作品です。二人の行方は、冒頭とラストで重なるのですが、ここで誰もがシーズン2を確信すると思います。

すでに製作陣もシーズン2を検討中とのことですが、日本の大河ドラマ以上に長期にわたる制約もありいつになるかわかりませんが、観た人誰もが待望すると思います。

期待して待ちたいと思っています。


映画レビューランキング


Netflixでオススメ映画5選

2020年05月15日 | 【映画・ドラマ・演劇】
 
一部の都市を除いて、緊急事態宣言が解かれてました。僕の住んでる東海地方も自主的な警戒を解きましたが、まだまだ関東や関西の都市部は自粛が続きそうです。今回は、ステイホームの方もそうでない方もNetflixでオススメの独断偏見、愛を感じちゃった最近の映画ランキング形式で5本を紹介します。
 

英国王のスピーチの製作陣による感動の実話。インドで生き別れオーストラリアで養子として育てられた主人公の青年が25年後にグーグルアースで家族を探しだす、今らしい着想で展開される壮大な捜索ドラマです。養母役のニコール・キッドマン、恋人役にはルーニ・マーラ、主人公の青年役に、スラムドッグミニオネアのデブ・パテルが演じています。

4位は、ベイビードライバー(2017)

スリリングなカーチェイスとホットな音楽、そしてスリリングな展開でクリコミでヒットした作品。卓越したドライビングテクニックを持つ聴覚障害の青年が請け負った運び屋が思わぬアクシデントを巻き起こしアクションミステリー。ポップ青春恋愛ドラマとしても最高です。主人公の愛車スバル・インプレッサWRXってところも日本人としてシンパシー持っちゃいます。

3位は、はじまりへの旅(2016)

父と4人の子供たちが森の中で暮らす風変わりな家族が主人公のロードムービー。人里を離れワイルドに育てられた子供たちが入院中の母の他界で葬儀に参列しますが、母の生前の願いを叶えるために大騒動が巻き起こる笑いと涙の感動ドラマです。個性あふれる家族の名演が光ります。

2位は、新感染ファイナルエクスプレス(2016)

韓国映画のゾンビパニック。韓国全土を襲った謎のウイルス感染、それは人々がゾンビになってしまう現象。韓国の新幹線に乗り合わせた乗客が次々に感染してゾンビ化、生き残った者たちの愛のサバイバル劇が展開されます。今までに経験したことのない愛あるゾンビ映画です。続編の公開予定コロナを乗り越えて観たい。

そして栄えある1位はチョコレートドーナツ(2012)

先に紹介した作品は2016年から17年に日本で公開された実話から生まれたアメリカ作品ですが、今回の作品は2014年に日本で公開されSNSのクチコミでロングラン上映で日本中に広がったカメラをとめるな!に匹敵するクチコミ作品です。主人公はショーダンサーと弁護士のゲイカップル。虐待を受け養育放棄された隣人のダウン症の少年を育てる二人が様々な障害を乗り越えていく異色の家族愛が描かれています。少年役には実際のダウン症児が演じ、まだまだ差別が残る70年代のアメリカを舞台に世の中の偏見を乗り越えていく二人に姿に心を揺さぶられます。衝撃的なラストにも注目です。

今回は、独断偏見の愛ある映画をご紹介してきましたが、折を見てまたジャンルごとにご紹介したいと思います。ステイホームの映画にはAmazonプライムと共にNetflixが超オススメです。


映画レビューランキング


ドラマ 人間レッスン

2020年05月11日 | 【映画・ドラマ・演劇】

韓国ドラマ「人間レッスン」感想・レビュー | 布団の外は危ないから ...

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、 Netflixの新作韓国ドラマ「人間レッスン」です。

愛の不時着、梨泰院クラスの空前のヒットで最注目の韓国ドラマ。今回の新作ドラマ「人間レッスン」もかなりのヒットすること間違いなしと先ずは断言しておきます。

ストーリーのベースにあるのは、高校生の犯罪。主人公には、梨泰院クラスで財閥の次男を演じたキム・ドンヒ。主人公の高校生オ・ジスは、優等生ながら両親の家出によりお金を稼ぐために売春組織を運営している。ある日タレント事務所を経営する両親を持ち、学園のマドンナ的存在のギュヒに気づかれてしまうところから将来の計画が狂い始めてしまう学園ミステリーです。

このドラマの最大の魅力は、主人公のジスを含めすべての高校生が何らかの形で犯罪に手を染めているところ。そこには、ジスを除けば明確な理由が存在しません。そこが、ある意味で衝撃的でもあり現実的にありうるところ。そんな危ない高校生が現実社会に放り出され予想を超える恐怖が待ち受ける。日本のドラマでは作り切れない韓国ドラマの底力を感じました。

脇を固める大人たちや同級生の個性的な面々も、ジスをサポートする元傭兵のイ・室長。金と暴力にまみれた狂気的な存在の組長、クラスメイトでジスの組織のミニに恋人で学園の悪のリーダー、ギテなど、ジスに関わる物語のキーマンとして光を放ってます。

大ヒットなった梨泰院クラスも、ラストでは少し物足りなさを感じましたが、今回のドラマのラストは衝撃的でした。ドラマとしての完成度はかなり高いです。人間レッスンは、必聴のクライムサスペンスです。


映画レビューランキング


映画 ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-

2020年05月06日 | 【映画・ドラマ・演劇】

ザ・ランドロマット パナマ文書流出

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、 Netflix 映画から、メリル・ストリープ主演の実話に基づく作品「ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-」です。

世界中を席巻したパナマ文書流出事件。実業家や政治家など世界中の富豪たちが、タックスヘイブンによる税金逃れの事実が発覚したリスト文書を基に作られたミステリー映画です。監督はオーシャンズシリーズのスティーブン・ソダーバーグ。脚本はスコット・Z・バーンズ。このコンビなら間違いなないなと思って鑑賞しました。

物語は、観光船事故で最愛の夫をなくしたメリル演じるエレン。事故による保険が対象外なっていることに納得がいかないエレンは、パナマの法律事務所の悪徳弁護士たちに辿り着きます。そこからエレンの復讐劇が展開されるですが、ラストまで、エレンの復讐劇の内容はわからず仕舞いで進んでいき金にまみれた人々の愚行がクローズアップされていく内容です。

悪徳弁護士にはゲイリー・オールドマンとアントニオ・バンデラスが好演。見えない金にまつわる巧妙なタックスヘイブンの実態が二人により紹介されるのですが、欲にまみれた人々の悪行と危険な危険な所業が明らかになると、それが、法律の網をくぐり抜けた合法であっても、お金持ちでなくてよかったことを、とても幸せに感じる映画でした。


映画レビューランキング


映画 BIRD BOX/バード・ボックス

2020年05月02日 | 【映画・ドラマ・演劇】

画像7

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回はNetflixオリジナル作品でサンドラ・ブロック主演のサバイバル・スリラー「BIRD BOX/バード・ボックス」です。

今回の作品は、2018年制作のNetflixオリジナル作品で、デンマークの女性監督は「真夜中のゆりかご」でも知られるスサンネ・ビア、サンドラブロック主演の作品です。トラウマになるかもしれないので前置きしておきますが、今回の作品は、世界中が謎の怪物を観た人が自らの命をたってしまうウイルス的要素を持った作品です。

アメリカのベストセラー小説が原作となっていますが、内容は少し違っているそうです。物語はサンドラ・ブロック演じるマロニーは、子供みごもり、病院の診察中にその現象を目の当たりにし移動中に姉が犠牲となります。町中がパニックに見舞われる中で、ある男の家に他の人間と共に逃げ延びます。数年後、生き残ったマロニーは、二人の子と共に、あるレスキュー施設を目指し、目隠しで激流の川を渡るという内容です。

作品としては、日本でもヒットした「クワイアットプレイス」と酷似していて声を出したら怪物に命を狙われるように、それを見たら終わる恐怖のスリラーものですが、異なるのはその怪物の存在が最後まで見えないこと。当初は怪物の正体を見せる展開だったそうですが、その怪物が滑稽だったことから、主演のサンドラ・ブロックからの要望でなしになったそうです。

また、今回の見せ場は、サンドラ・ブロックが子供との一部の絡みを除いて完全な目隠しで挑んだそうで、通常が見えるように細工するのを彼女自身が拒み、困難な演技に挑戦しているそうです。確かにサバイバルシーンでは、彼女の鬼気迫る迫真の演技が光っていました。

スサンネ・ビア監督の手法も、パニック発生からの大都市と施設を目指す大自然の二つのロケーションを同時進行で描くことで、全体像をバランスよく配分され物語の関連性をうまく結びつけていました。見えない世界とバードボックスのワードが手掛かりになっていますので、そこを注目して観てみると面白いと思います。

今そこにある世界の危機が、映画の世界において劇場と動画配信の世界をボーダレス化を進めていくように感じます。その意味でもNetflixは最注目のコンテンツと言えるでしょう。興味のある方は、ぜひ鑑賞してみてください。

画像3


映画レビューランキング