goo blog サービス終了のお知らせ 

65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

アールヌーボと日本美術

2006年01月31日 | 【エッセイ・コラム】
クリムト / キス [ポスター]

トライエックス

このアイテムの詳細を見る

○クリムト代表作「キス」画面の装飾性に日本美術の影響がうかがえる。

日曜日の昼下がり、天海さんが旅の案内人として「ヨーロッパ歴史ロマン・ミステリー 街よ、歌え! 日本が生んだアール・ヌーヴォー」特番があった。
ウイーンの世紀末を中心にアールヌーボと日本美術の関係を丁寧に解説していた。

特にウイーン世紀末の巨匠・クリムトは相当な日本美術の収集家だったことが、彼の散在したコレクションを追ってわかった。

クリムトの画風は、エロスと相反するように配置された幾何学的な装飾が特徴。
日本美術の影響がここにあることがわかると、キスに代表される黄金の配色も日本美術の絢爛美と類似しているように思う。

ヨーロッパの印象派やゴッホ、ピカソなども日本美術に対する影響は強いことはよく知られている。また、ガレやドームが日本の山水画に影響を受けて大胆に作品に取り入れている。
さらに、ウイーンの世紀末美術からアールヌーボへと日本美術とのかかわりを追っていることが今回の番組の注目点だ。

クリムトと日本美術の相違点を探っていくと、この作家の違う側面が垣間見れて新たな興味が生まれた。




一度は見てみたい名画

2006年01月28日 | 【エッセイ・コラム】
僕の朝のスタートは、行きつけのカフェでモーニングに日経新聞を読むのが日課になっている。
土曜は、別紙のNIKKEIプラス1に一度は見てみたい名画のランキングが載っていた。

美術図鑑や雑誌で一度は目にした名画がランキングされていた。インターネットによる調査だが、なるほどの納得のランキング。ベスト5は5位ピカソのゲルニカ、4位ダビンチの最後の晩餐、3位にムンクの叫び2位にゴッホのひまわり、そして堂々の1位はダビンチのモナリザだった。

この名画を目にした人は、少ないと思うが名画の魅力は、実物を見ずして納得してしまう説得力だろう。まして、本物に出会ったときの感動は想像を超えるものがあると思う。

僕の好きなフェルメールの真珠の耳飾の少女も10位にランクされたが、CMなどでも目にするだけであの瞳に魅了されてしまう。
ワシントンナショナルギャラリーのフェルメールの手紙を書く少女を見たときの感動は、今も僕の体に染み付いている。

特筆すべきは、ピカソの「ゲルニカ」1937年のドイツ軍スペイン空爆に対するピカソ反戦メッセージ。また、ドラクロワのフランス七月革命を題材にした「民衆を導く自由の女神」等がランクインしていること。こういった作品がランクインする限り美を通しての平和と自由の思想は受け継がれるに違いない。

スカイプ

2006年01月27日 | 【オヤジの仕事】
知人のお嬢さんが中国に留学するということで、連絡用に便利なアイティムのスカイプを教えた。

このスカイプ、スカイプのホームページからダウンロードするだけで、スカイプ同士なら誰でもどこでも、ダウンロードされたパソコンとヘッドセットがあれば無料で通話できちゃう優れものです。

いるのは、スカイプ対応のマイク付きヘッドフォンかハンディーフォンだけ。
僕は、ヤマダ電機でバッファローのヘッドフォンを980円で購入しました。
さしずめ気分は、オペレーターという感じです。

地元のネットショップの友人達にメールを流したところ、既に使用している人もいたので、ビデオ機能で、テレビ電話したりチャットも出来るのでこれは活用できそうです。

スカイプの全世界でダウンロード数4800万人、常時オンライン利用者数100万人を超えてますます増加中だそうです。世界で友達の輪が出来そう。
スカイプの昨日に、同時通訳機能なんて出来たら、言葉の壁もクリアでき、友好が深まりそうです。

ライブドア・ショックで思うこと。

2006年01月25日 | 【エッセイ・コラム】
今日、ライブドアの新人事が発表された。
その会場は、普段着のライブドアではなく、役員全員がスーツにネクタイ姿だった。
襟を正すという意味だろうか?堀江色を一掃する為なのか。定かではないが。
返って僕は違和感を感じた。
ライブドアは一般的にはホリエモンの会社というイメージしかない。そのイメージを払拭しても、イコールのイメージは残るだろう。

僕は、タイプから言えば好きではないけど、お金至上主義の思想以外は、腹黒いところがなく自分に素直な人だと思う。

お金を人を変えるというけど、その象徴がホリエモンだと思う。
彼の純粋さが、違う方向で生かされるなら、頭のいい彼だから、カムバックのチャンスは十分にあると思う。

ただ、僕が描くホリエモンの独善的なイメージが払拭されればのこと。今までの彼に経営の師や人生の師が存在していたか疑問に思う。

まあ、毎日お金にまみれ、豪遊している人たちには必要ないかもしれないけど、お金のあるなしにかかわらず、人生における師を持った人は強いことは確かです。
そしてそういう人たちの人生は美しいと僕は思ってます。

小さなお店の経営者として、そう言う人に私もなりたいと思います。

DVD/輪舞曲・ロンド

2006年01月22日 | 【映画・ドラマ・演劇】
インファナル・アフェア(低価格版)ポニーキャニオンこのアイテムの詳細を見る



昨日は、店で録っておいたチェジュと竹野内主演の輪舞曲(ロンド)を流していた。
結構はまりそうな内容だ。
と言うのも、この設定似てる!?そうだ、インフファナルアフェアーだ。
僕の手元にもDVDがあるけど、お気に入りのひとつだ。
香港ノワールの傑作と言ってもいい。闇社会と警察に潜入した二人の運命的ストーリー。竹野内演ずる潜入捜査官の雰囲気が、トニーレオン演じる感じにそっくり。
ただ、アンディーラウ演じるところの警察潜入役のマフィアが登場したら、すごく重厚なドラマになりそうだ。でも、チェジュとのラブストーリのようだから、そこまで考えるのも、読みすぎかな?

でもこのドラマ、個性派からイケメンまで男優が豪華。闇社会の息子をもこみち君が演じてるが、いい感じ出てます。また、ボスが、杉浦直樹なのが渋い選択。けっこう良い人を演じているのに今回の悪役が様になってます。石橋凌の竹野内の上司役もはまってます。

全体に、冷たさと暗さを感じる背景の演出も、このドラマに深みを加えている。
こう言う演出は、僕としてはとても美的で好きなところでもあります。


スタイル術

2006年01月20日 | 【エッセイ・コラム】
ウォール街〈特別編〉

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る

○アラン・フラッサーのスーツが決まってます。

今日もニュースやワイドショーは、ホリエモンか耐震偽造の小嶋氏の話題で持ちきりだった。
ワイドショーで小嶋氏のマンション住民の説明会での肉声テープが取り上げられたが住民側の追求に切れて声を荒げたのには驚いた。この人の本質はここにあるのだと認識した。窮地に立たされたとき、その人間の本質が見えてくる。
反面教師にして受け止めたいものだ。

ライブドアショックで、僕はふと映画「ウォール街」を思い出した。株で巨万の富を得たマイケル・ダグラス訳演じる男に、弟子入りするチャーリー・シーン演じる証券マンが悪どい手口に疑問を持ち反旗を翻すというストーリー。
社会派オリバー・ストーン監督ならではの作品で、ニューヨークの証券業界をわかりやすく楽しめることができた。

特に、富の象徴としてのスーツスタイルがまた粋だった。
このスーツはニューヨークのカリスマ服飾デザイナー、アラン・フラッサーで、この人、かつてはラルフ・ローレンと人気を二分するほどの有名人だ。
今でも、彼のブティックは、VIPに人気がある。

日本では、あのアオキと合併したトリイが技術提携していた。
CMで、役所広司が着ていたニューヨークスタイルの服だ。
彼の著書は、スタイル本として今でも、服飾業界ではバイブル的存在だ。
彼の「大人にファッションはいらない、必要なのはスタイルだけだ」言ってます。一連の事件を思うとき、この言葉の意味を深く考えさせられます。

果たして彼らに大人に必要なスタイルがあったかと。



ライブドア・ショック

2006年01月20日 | 【エッセイ・コラム】
波のうえの魔術師

文藝春秋

このアイテムの詳細を見る

○植木等とTOKIOの長瀬君の共演で話題だった
 ドラマの原作本。株の相場師の話。
 読めば、株のことがわかると石田衣良さん自身が
 オススメの本です。

一昨日、東証が取引全面ストップになった。
原因は、ホリエモンだ。新聞紙上もライブドア・ショックと踊る。
ニューヨークもロンドンも、一個人によって取引が止まることを嘆いた。

テレビでは、鬼の首を取ったがごとく一斉攻撃を浴びせる。
そして、ホリエモン自身が、弱音を吐いた友人がその内容をブログに書く浅ましさ。
彼の弁護をしたつもりでも、結果マスコミの格好のターゲットになった。

ただ、僕が心配するのは、ライブドアのいろいろなサービスを利用している人々が利用できなくなる可能性があることだ。彼ら自身が、ライブドアを支えた人たちと言っていい。その、一番はブログ利用者だろう。また、買収による通販会社は車関連会社の未来も心配だ。彼らもまた、ライブドアに期待をし、買収に応じたのではないか。それは、直接的に顧客とつながっているだけに大きな問題だ。

今回の問題は、司法の判断により明確になる。ただ、問題の本質とは別に、彼の業界の貢献度も計り知れない。冷静に状況を見守るべきだと僕は思っている。
しかし、ネットトレードの普及で、個人投資家が増え、彼らの力により発展したライブドアが、彼らの手によって葬り去る危機に陥っている。
ホリエモンがニッポン放送買収のときに言った「会社は株主のもの」との発言が今となっては皮肉なものになった。

前田家

2006年01月18日 | 【グルメ・名古屋めし】
○お店に迷惑をかけたくないので
ラーメンの写真は控えた。黄色い看板が目印。

先日久しぶりにお気に入りのラーメン店を訪れた。
一時のラーメンブームもなりをひそめ、テレビや雑誌で取り上げられたお店も
消えるところが出てきた。

僕も商売をしている人間として厳しいことを言えば、一時のラーメンブームに乗せられて味を忘れたお店が閉じるのも当然だろう。

そんな中で、かたくなに己の味を追求し、真面目に食に取り組んでいる店は、ブームに乗せられることなく、人気を集めている。
そんな店のひとつがここ「前田家」だ。このお店は、リーズナブルな価格でありながら、薬膳という独自の味を出し人気の高い、名古屋の有名店「万楽」から出た主人で、僕としては、万楽を超えた存在となっている。

濃くのあるスープでありながら、後味がすっきりしていている。また、スープの効能か飲み干したあと体が温まるこの寒い時期には、ありがたいラーメンだ。
しかも、このラーメンが、値段も400円そこそこからいただけるのも庶民の食としての使命を十分に果たしている。
その点もこのお店が愛される理由とも言える。

ドラマ・白夜行

2006年01月13日 | 【映画・ドラマ・演劇】
白夜行集英社このアイテムの詳細を見る



新春のドラマは、秀逸作品が並んだ。
あの、香取君主演の「西遊記」はキムタクの視聴率を抜く人気だ。

僕が注目するのは、昨日の木曜ドラマ対決。
新旧の名作のドラマ化が、同じ時間帯で競う。また、主演もベテランとは言えないが、松本清張の黒革の手帳で熱演の米倉涼子が、清張の「けものみち」で、また若手の人気コンビが主演の山田孝之と綾瀬はるかが「白夜行」で共演と、もっとも注目に値するドラマ対決になるだろう。

僕は、初回2時間スペシャルの白夜行をセレクトした。初回からかなり、濃密な仕上がりだ。幼少時代の亮司と雪穂を演じる子役の二人の演技がすばらしかった。
ウェッブサイトのインタビューで二人は原作を読み、主人公を感じて演技していることが理解できたが、衝撃的なストリーを、この年齢で状況をわかって演技できることは時代性とは言え、以前では到底無理と思った。悲しいドラマではあるが、親子の関係を考える上で貴重なドラマとも言える。笹川刑事役の武田鉄矢の今までにない演技にも注目したい。

けものみちは、キャストにベテラン俳優を配し、米倉をもり立てている。
清張ファンには、物足りないかもしれないが、原作を読んでいない人たちに支持されるのは間違いないだろう。少なくとも、前作の黒革の手帖ファンの視聴者は必ず観るだろう。

他にも日曜ドラマの竹野内とチェジュの競演による、輪舞も設定が面白そうだ。
今回どうもノワール的作品に興味が向かっている。

こうやって、秀作なドラマが並び、比較対象が増えると視聴率争いも楽しいものだ。


アンプラグド

2006年01月10日 | 【音楽・ライブ】
アンプラグド
アリシア・キーズ
BMGファンハウス

このアイテムの詳細を見る


クラプトンのアンプラグドを聞いてから、MTVのアンプラグドに魅せられて手元には、かなりのアーティストのアンプラグドのCDがある。

時代を共に生きた、アーティストの名曲をシンプルなアコ-スティックの音色で再現したことで新たな可能性を見出され革新となった。

しばらくなりを潜めていたあのアンプラグドが、次世代の歌姫によって復活!
復活祭のトップバッターにアリシア・キーズを選ぶあたり心憎い。
僕的には前作の2枚のオリジナルより気に入っている。
アンプラグドのライブ感により、オリジナルアルバムとは違う表情が曲に出て新鮮だ。
また、ストーンズの名曲「ワイルド・ホーシズ」を選ぶ辺り、ストーンズファンの僕としてはうれしくもある。ストーンズファンも納得の出来。
次のアンプラグのアーティストは誰だろうか。おそらく次世代のアーティストがセレクトされるだろう。それはそれで、新しいアンプラグドとしてはいい方向だと思う。

僕らオヤジが、息子と娘達とこんなところでコミュニケーションできるとうれしい。


ミリオンダラー・ベイビー

2006年01月09日 | 【映画・ドラマ・演劇】
ミリオンダラー・ベイビー 3-Disc アワード・エディション

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る


連日の睡眠不足にもかかわらず、深夜に観入ってしまった。クリント・イーストウッド監督のアカデミー主要4部門受賞の話題作は、涙も出ないほど悲しいラブストーリー。

前半の女性ボクサーの栄光と後半の過酷な人生。そして、トレナーに迫る苦悩の選択。この映画は、女性ボクサーと老トレーナーの崇高なラブストーリーであり、生きる意味を問う映画でもある。

ラストのトレナーの苦悩の選択は誰も否定できないだろう。全編に流れる悲しげな調べとリングネームに全てが集約されているように感じた。

あえて、あらすじは言わず。一度は観てほしい作品です。

マルーン5

2006年01月08日 | 【音楽・ライブ】
Songs About Jane
Maroon 5
Octone

このアイテムの詳細を見る


最近お気に入りが、このマルーン5。あのトヨタのCMで宮沢りえが出てるとき流れるのが、このグループのサンデーモーニング。

この曲はとてもポップなんだけど、アルバム全体はR&B系の音あり、結構骨太なロックもあっていい仕上がりです。でも結論からいったらロックバンドといえそうです。昨年から今年にかけてのベストアルバムの呼び声も聞こえてきそう。

まだまだ、荒削りで未完成な要素はいっぱいありますが、こういったロックバンドが現れるのはうれしい限りです。

大雪

2006年01月06日 | 【オヤジの仕事】
正月3日はそんなに寒くなかったが、昨日、今日と気温が下がり足元から寒さを感じている。

名古屋の百貨店は、軒並み好景気だそうだが、これも寒い冬のおかげではと実感している。友人のカジュアル衣料のお店も冬物衣料が好調だ。
季節をはっきりと感じると景気も右肩上がりになるのだろう。僕が子供の頃には、好不況の波はかんじなっかたのではないか。それは、夏は暑く、冬は寒いのは当たり前のように感じていたからだ。

しかしながら、今回の寒さは自然の寒さとは違う。北陸や東北地方では記録的な大雪で被害・影響が広がっている。
ウエッブショップを開いてから、全国にお客様ができてから他人事ではなくなり、心が痛む。
景気が良くなったからといって、もっと環境に配慮しないと大きなしっぺ返しが待っているように思う。


ユニクロ裏活用術

2006年01月04日 | 【オヤジの仕事】
○上から撮ったので小さく見えますが、体重39キロの大型犬です。

当家の愛すべき相棒が年末に腰を痛めてから、防寒にティシャツを着させたが切った後のホツレが気になった。
そこでハタとひらめいたのが、フリース。
着たおした愛用のユニクロのフリースシャツの袖と前部分をカット。茶々丸の服に変身した。防寒に優れ、軽いので快適なようだ。

調子にのって、第二弾をユニクロで物色。バーゲン価格590円のゴリエフリースを購入。
近くカワイ系茶々丸が登場予定。ユニクロのユニーク活用術でした。

マ・メゾン

2006年01月03日 | 【グルメ・名古屋めし】
○マ・メゾン本店、変わらぬ佇まいに学生時代を思い出す。

今日は名古屋の星が丘テラスに行く。
ここは、通りを挟んで、1階から2,3階のファッションフロワーが続く回廊的スペースだ。この地域は、坂がある街でテラスの裏手には、老舗のボーリング場がある。

閑静な住宅街とお嬢様大学があり、マダムや女学生の多い街だ。近くには、東山動植物園東山スカイタワーがあり、森の多い地域でもある。

少しばかりの買い物を終え、懐かしさもあってか学生時代に時折訪れたマ・メゾンでランチをする。
名古屋では、今最も有名な洋食店で市内と郊外、そしてシンガポールに洋食店を6店舗。ほかにフランス料理に、とんかつや、ベーカリー、カフェ、靴店と12店舗からなる。そのルーツのお店がここだ。

僕の学生時代からあるのでもう25年はたっているだろう。
でも、昔と変わらない素朴な洋食屋さんの味。今日のランチプレートのハヤシライスとカニクリームコロッケに、学生時代の全てに新鮮な出会いに感動していた純な自分の姿を思い出していた。そして、この本店が昔とまったく変わらない佇まいに驚いた。
オーナーのマ・メゾン(私の家)の思いがいっぱいつまった素敵な空間を懐かしく楽しんでいた。