65オヤジのスタイルブック

現代美術とは何か―前田真喜個展より

僕の長女は、現代美術の若手作家として京都で活動しています。村上隆の登場により、若い世代を中心に今や最も注目をされているジャンルが現代美術。しかしながら、そのジャンルは未だ理解しがたい部分も多いと思います。 今のブームは、何か感覚的なものが先行していて、ファッションとして観る者にとらえられている部分も多いかと思います。まあ、それも芸術の普及には必要不可欠なものなので否定はしませんが、どんなジャンルでも、その意味合いを知ると、ますます興味がますのではと思い、今回の個展での長女の表現方法を通じて、現代美術の意味を解説したい思います。

※様々な形の折り紙。ボードに不規則に並んだ折り紙は、卒業アルバムの集合写真を顔の輪郭をを折り紙で表現してます。

今回のテーマは「TAIKU2」退屈という言葉から来ているのですが、学校教材という与えられたものに対する退屈な時間を、新たな表現豊富で自由な時間に変化させた作品だと個人的には感じました。作者の主張とは異なる感覚だと思いますが、作者の意図する表現をさらに拡大解釈するのも現代美術においての楽しみ方だと思います。そこには、他のジャンルとは違う幅広い発想の羽ばたきがあるのでないないでしょうか。

今回添付した作品の写真に、作者の制作意図を加えていますので、皆さんも、そこから更に自分なりの発想を持ってみてください。


※何か恐竜の標本にも見える作品の素材は、学校に持っていた雑巾。誰もが退屈だと思っていた掃除当番。そんな退屈の象徴も遊び道具として変化した作品


※色鉛筆や付箋紙など学校教材を使ってた作品がファイリングされています。左の作品は、紙に×を打った上に絆創膏が貼られ補修されたます。


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