また、彼を好きなファンなら批判することなく祝福しているだろう。
しかしながら、ジャッジ表を冷静に見れば僅差の勝利も受け入れても良いのではと思う。
僕もボクシングの世界戦は、どんな選手でも欠かさず見てきた。
ボクシングのジャッジはその時々で微妙に動くものだ。
たまたま、今回のジャッジは亀田に動いた。
解説者の鬼塚勝也も、現役時代の防衛戦での微妙な判定でかなりの批判を受けていた選手だ。
しかしながら、彼のディフェンスは防衛に値するテクニックだった。
当時、日本人チャンプは彼一人。
彼はその重圧を受けながら戦っていた。
そして彼は、最後の試合で引退を表明し、網膜はく離で視力が低下していた事実を明かした。
アスリートは、重圧の中で戦っている。その重圧に押され本番で力を発揮できない選手も多い。
精神的重圧であれば、アスリートは批判を甘んじて受けるだろう。
しかし、最近はメディアによる過剰な期待や演出。マスコミの過剰なバッシングにアスリートはさらされる。
亀田の試合は、試合以外のところでプレッシャーが思わぬ苦戦を強いられた最大の要因ではないか。
まだ、未成年の少年が大人の都合で動かされている。
才能あるアスリートたちをメディアの商業主義にさらしていいのだろうか。
昨夜、フィギュアスケートの祭典が放映された。
ここにも若い才能ある選手が数多くいる。
将来ある選手のはつらつとした演技を見て、次の五輪まで大切にはぐくんでほしいと思った。
そして、リンク以外の過剰な報道をひかえてほしいと感じた。
荒川選手のように栄光を手にし引退を決意した選手への報道は良しとしても
栄光を手にするチャンスをメディアが奪う権利はない。
スリムになり、ダイナミックな演技をしたミキティーやジュニアでの敗北後、元気な姿で登場した真央ちゃんを見ててそんな気持ちを抱いた。
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