フィギュア男子に初の銅メダルをもたらしたのは、攻めの姿勢だった。上位選手が、4回転を回避する中で、攻めの姿勢を持ち続けたのは、高橋選手とプルシェンコ選手。その中で、ケガを克服してメダルの重圧と闘いながら、獲得した銅メダルは、他の競技の日本代表選手に勇気を与える価値あるメダルに感じる。そして、織田、小塚の検討も光った。小塚選手が、オリンピックの本舞台で初の4回転を成功したことは、次の五輪につながり、織田選手のアクシデントも、高橋選手のように次の五輪が雪辱の舞台になるに違いない。