![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/50/05/229649be206f1aa6f333b50c7a87ef6f_s.jpg) 出雲あきらです。先週のブログで阪本監督をある意味で韓国で最も有名と書いたことが議論になってしまいましたが、私としてはそんな深い意味なく使ってしまいました。単に最も有名な一人ということを言いたかったのですが、言葉の使い方を間違えてしまったようです。ここに深くお詫びいたします。
さて、先週予告しましたが、再び韓国映画の件です。7月に公開される「マラソン」という映画の試写にいってきました。韓国で1月末に公開され観客数500万人を突破した大ヒット作です。この映画は主演のチェ・スンウの演技につきます。「ラブストーリー」に出ていた彼が、今回は自閉症の青年を演じるのですが、この演技がとにかくすごい。トム・ハンクスなど問題外のすごい演技をします。韓国の映画俳優の底力を見せ付けられました。ではなんで韓国の映画俳優はすごいのか、それは、ハリウッドのように、テレビドラマに出ている人と、映画に出ている俳優は別だということです。テレビドラマから出発し、映画に出るようになると、もうテレビドラマの世界には戻りません。CM契約と映画のギャラだけで収入を得ることになります。従って、彼らは映画にすべてをかけます。自分が主演した映画がヒットしなければもう仕事がこなくなり、再びテレビの世界にも戻れないことになります。観客は、スクリーンでしか見れない彼らの演技を見に映画館にお金を払ってかけつけるのです。従って、映画俳優は韓国の人々のあこがれです。「亡国のイージス」に出ているチェ・ミンソちゃんも映画「チャンピオン」でヒロインを演じた立派な映画女優です。彼女はやはり普通にソウルの街を歩けないと言っていました。すぐにファンの人々に囲まれてしまい、大変な騒ぎになってしまうそうです。(でも最近は韓流ドラマがアジアでヒットしているため、映画俳優の方々もテレビドラマに出るようになったようですが・・)
さて日本に目を向けますと、残念ながら日本の俳優さんは連ドラを優先し、その合間に映画に出演するということが多い気がします。先日までテレビに出ていて無料で見れた人が出演した映画にお金を払っていくか?もちろん、企画がおもしろければ問題ないでしょうが、そんなに甘くはないですよね。最近は日本映画がさかんに制作されるようになっています。映画の出演にこだわってくれる俳優さんが増えてくれるといいですね。
そんな日本の状況ですが、今回の「亡国のイージス」は映画というものに大変こだわっている4人の俳優さんが集まりました。真田さん、寺尾さん、佐藤さん、中井さん。皆さん、本当の意味での日本で数少ない映画俳優さん達だと思います。この4人が恐らくスクリーンの上で火花をちらしているに違いありません。韓国映画「マラソン」、「亡国のイージス」と同じ時期に丸の内ルーブル系での公開なので、同じシネコンでこの2作品が並ぶことになりますね。スケールもテーマも違う映画ですが、日韓の映画俳優の演技対決に注目したいですね。
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