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「新・ルパンの冒険」 感想2

2008年04月15日 | その他(感想)
録画していた「新・ルパンの冒険」の最終話を見ました。
これ、もう一度再放送してくれんかなぁ。
いっそ、「新・ルパンの冒険2」でも良いよ。

最終話・ハバナの鮫
 アメリカ領のキューバは今や、マフィアが牛耳る国。
 そんな中、大統領とマフィアの癒着を糾弾する議員が銃撃されます。彼の姪は先日から行方不明で、その安否が心配される中の凶行でした。
 一方ルパンは、雑誌カメラマンとしてキューバを訪れ、マフィアの情婦にアプローチ中。マフィアの金庫を狙ってのアプローチですが、趣味と実益をかねたこの行為はとんでもない事態を引き起こし……。


 テレビドラマ『新・アルセーヌ・ルパンの冒険』の最終回です。
 最終回らしく国家規模の犯罪が絡んできます。
 舞台は遠くパリから離れキューバであるため、おなじみのガニマール警視は登場しません。前にもポーランドが舞台だった時があったのですが、その時には冒頭でちょこっと登場していたので、彼が登場しなかったのは本当に残念です。
 んで。
 話は一番面白かったかなと思います。
 いや、私の中で一番面白かったのは『ダイヤモンドのドレス』ですが、この『ハバナの鮫』は一番スリルのある話でした。
 何せ、マフィアと警察と銀行家と大統領が手を組んで陰謀を企んでいるのですから!!

 ところで、このテレビドラマシリーズ、毎回実際に存在する有名人が登場する仕組みなのですか?
 第1話では心理学者のフロイトが登場していたし、7話でも会話の中だけですがマリー・キュリーの名前が出ていました。そして、この最終話ではヘミングウェイをもじったアーネスト・フレミングスウェーという作家が登場するのです。

 あと、フランス人ってアメリカ人嫌いなんでしょうか?
 このシリーズ、第二次世界大戦前を舞台にしているので、ドイツ人や日本人に対する風当たりが強いのは仕方がないのですが、それでも国家規模の犯罪はあまりおおっぴらに出てこなかったんですよ。
 せいぜいある一軍人がある貴族の財産を狙うとか、原爆の技術を兵器産業に売り渡すとかそういう話でした。
 それが今回はマフィアと大統領と銀行の悪事ですからね。
 キューバはアメリカ領ですし、マフィアと銀行はアメリカのマフィアと銀行がキューバを牛耳っているという設定。
 つまり、黒幕としてアメリカがちらちら見える話なんです。今回は。
 しかも、対抗するキューバの国会議員は中華街に身を潜めるんです。
 まぁ、話を面白くするためだけの設定だと思うのですが、その選択に色々深読みをしたくなります。


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