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普段色々考えていることの日記です。

平 清盛 第39回「兎丸無念」

2012年10月07日 | その他(感想)
前にもちらっと書いたけど、私はトルコが好きです。
だから、経済新聞なんかでトルコが日本に好意的なことを言ってくれた記事なんか読むと、無条件で嬉しくなります。

今回はトルコの副首相が、自分ところの原発の建設に再度日本にラブコールを送ってくれたとか。
日本では反原発の動きが進む中、日本の技術を信頼しての言葉にちょっと嬉しかった。
とはいえ、朝日新聞編集の「プロメテウスの罠」を読むと、かなり複雑になってしまう。

結局のところね、どう運営するかが問題であって、何を運営するかは問題じゃないのではないかと思うのだけど、どうだろう?

 第39回「兎丸無念」 

はっきり言って、今回、一番面白かったシーンはアバン前10分で終わりました。
義経と弁慶の京都五条大橋での決闘。
息も詰まる決闘の末、義経が亡き義朝の遺児と弁慶が気づいたところでアバン。

一瞬、大河ドラマ「源義経」が始まるかと思った( ´▽`)
ていうか、始まってもいいよね。

アバンの後は、普通に「平清盛」が始まっていましたが・・・

今回はね、たぶん、本当に、面白くなるはずのシーンだったと思う。
長年清盛に仕えてきた、そして清盛の夢の一翼を担う兎丸が亡くなるシーンだから。
シナリオもかなり力を入れていて、ほぼ兎丸一色だったと言える回でした。

だけど・・・だけど・・・

なんかどうでも良かった。

もう、本当に、今までのシナリオのつけが回ってきたな、と思う。

私、兎丸にはどうしても感情移入できなかったもの。

そもそも清盛と兎丸の交流が薄っぺらすぎる。
清盛がどれほど兎丸を頼みにしていたのか、それが丸っきり分からなかった。
テンプレのように出してきて、それで交流を描いてきたなら大間違いだと思う。
オリキャラはオリキャラだからこそ、しつこいぐらいにエピソードを絡めないと。
史実の人間は多少抜けがあっても、視聴者が勝手に補ってくれるけど、オリキャラはドラマの中での描かれ方が全てなんだから。
私の中での兎丸って、何かあったら「おもろいおもろい」言っていたおっちゃんぐらいのイメージしかなかった。

反対に時忠はかなり面白い展開になってきていると思う。

やっぱりシナリオの端々で彼が行ってきた行動が、少しずつ意味を持ってきたなと思う。
こういう作りで人物を描ける力量があるなら、なんで兎丸もこういうふうに描けなかったのかと、ものすごく残念に思ってしまった。

さて、そんなわけで、今週の源氏パート。
今回は、頼朝のシーンはなく、冒頭の義経と弁慶の出会いのシーンだけでした。

とはいえ、面白い。 

たった10分で全てを持って行かれた感がある。

義経って何回もドラマ化されるだけあるよね。
このワンシーンをとってみても、続きがむっちゃ気になった。
この脚本家・演出家で「源義経」を見てみたいかも・・・

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