La Table d’Eden / エデンの食卓

フランスの食と料理、そして私のフランス生活/ タイトルを過去のものに戻し再開します…。

パリの金融街であの形に—黄金のお菓子フィナンシェ

2021-08-04 19:21:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、フィナンシェの作り方を紹介します。

最も古い原型のフィナンシェは、17世紀にロレーヌ地方のナンシーの修道女によって作られ、1890年頃、パリの金融街に店を持つパティシエにより今のフィナンシェ型で作られたようです。
フィナンシェ型は、金塊 -lingots d’or をイメージしたもので、フィナンシェとは、お金持ち、金融家、資産家などの意味があり、かなりリッチなイメージのお菓子…🤩

卵黄は使われませんが、ブールノワゼットで色味が濃くなり、黄金色のお菓子という感じです。

修道院で、絵画修復に卵の黄身を使い、白身が余っていたことと、肉食が出来ない修道女達のタンパク源として卵白を使ったお菓子が作られたようです。

ラングドシャ同様、卵白消費におすすめお菓子。
⚫︎ラングドシャ↓
こちらは全卵使用のフランス定番焼き菓子⚫︎マドレーヌ↓


☆フィナンシェ-Financiers☆
(フィナンシェ型で18個前後目安)
【材料】
バター100g
砂糖(あれば粉糖) 150g
アーモンドプードル 90g
小麦粉 60g
卵白 4個分
塩 ふたつまみ 小さじ1/3位

①ブールノワゼットを作る。
弱中火くらいでバターを火にかけ色づいてくるのを待つ。色づいたら、少し火を弱め茶色くなったら火から下ろす。
ほぼほったらかしでOK。火加減が強過ぎないかを時々見ます。


②漉し器や茶漉しなどで漉し、完全に冷めるまで待つ。


③ボールに砂糖、小麦粉、アーモンドプードル、塩と順次加え良く混ぜる。
※出来るだけふるいにかける(砂糖は粉糖のみ振るう)





④卵白を2回に分けて加え混ぜる。


⑤ブールノワゼット(焦がしバター)を少しずつ加えながら混ぜる。


⑥最低一時間休ませる。


⑦型にバターを塗り、生地を注ぐ。約200度で8〜10分焼く。型やオーブンにより更に長く掛かる場合もあるので、よく様子を見てください。
型入れはスプーンなどで入れてもOK。



⑧オーブンから出し、冷めたら型から出して出来上がり。





是非作ってみてください♪


フィナンシェ型

アーモンドプードル

絞り袋



丸口金

それではまた☆


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