すくらっぷ・ブック

ex)audioblaze,frost flower

渚音楽祭07・秋

2007-10-15 15:23:01 | musics
去年の春以来の渚音楽祭。

結局もう単純なレジャーレイヴに成り下がってしまいましたな。
イベントは客層は選べない。
でも本当はそうじゃない。
気軽さを売りにすれば食いつく連中がどんな人間かは予測できたはず。
むしろ、狙ってる環境なのかもしれないね。

ドイツのLOVE PARADEもそうなんだけど、
数年前に、観光誘致イベントではなく商業イベントだと判断され、
国からの援助がなくなり消滅の危機になっていましたね。
元々、小さなRAVEからはじまったものが、
最盛期には150万人以上の人を集めることになった。
結果生まれた問題は処理には余りあるゴミと治安の悪化。

どんなに小さいイベントをやる時だって、
常にこの2点はネックになる。

主催者はイベントでは別にゴミを持って帰れといってるわけじゃない。
ただ、分別して決められた場所に捨てることを促してるだけ。
そのかわり、分別すればこれだけのリサイクルが出来るということを情報提供しているし、食器やゴミ袋やトイレットペーパーのリサイクルとして実践している。

人が沢山集まれば、揉め事だって起きるのはしょうがない。
けれど、それをフェスとかの独自の雰囲気で「穏やかにいこうぜ」「みんなでなんとかしようぜ」と促してるだけ。
けれど、それだけの自然環境だったり、施設の充実だったり、はたまたオフィシャルのBBSで情報交換や協力体制なんかの一体感を提供している。

ドラッグは法律的に禁止だけど、歴史的見地やカルチャーとして認めていないわけではない。
素材としてのヘンプがどれだけクリーンで有効な資源かということをアピールする場を忘れない。

どれだけ小さいイベントでもそう。
タバコの吸殻をぽんぽん地面に捨てるような客だらけだったり、
近隣で夜中に騒いだり、暴力行為があったりなんかしたら
その箱はもう次は貸してくれないね。
そうならないために、主催者は努力をする。

べつに渚を自分に合わないからといって批判するわけではないし、
以前に比べたら、トイレの数が増えてたりするのはちゃんとやっている証拠だと思う。
ただ、単純に渚音楽祭というイベントが都市型で気軽でごちゃ混ぜのオールジャンルの音楽をやりたいという趣旨に基づいてやっているのは、
おそらくそういう趣旨の元で楽しめる客が集まるだろうし、
僕らみたいな違った趣旨の元で音楽を楽しみたい人は背を向けることになる。

そんななかで今日見つけた動画。
http://jp.youtube.com/watch?v=eD82Y6WcRlY

horning's hideoutっていうのは、
string cheese incidentが夏にやってた主催のキャンプインイベント。
ここで「やってた」と過去形で書かなきゃいけないのが悲しい。
年1回はこれからも続けるとかないのかな~。
で、ファンが今年のhorning'sのドキュメンタリー?をアップしてるのがこの動画。
1/4となっているので、おそらく今後まだ続編をアップしてくれるのでしょう。
zillaがかっこよすぎる。

horning'sも一回行ってみたかった。
ライブだけじゃなくて、ワークショップやファイヤーショー、パレードみたいなのもある。
ステージは基本1つ。
キャンプインで昼間は各自ゆったり過ごして、夜はライブ。
こんな感じのイベントなのです。

ま、イベントも沢山あるよねっていうはなし。
ただ、どれにも共通で言えるのは自分でやれることやんないと潰れちゃうよってこと。

今回渚音楽祭に出店してた某ショップのブログに笑った。
一言、「黒い」