大人のバレエ~不思議な魔法 & Something Good

大人になってバレエを始める方、始められた方に。
なにか、参考になれば幸いです。

■バレエDVD/パリ・オペラ座「ドン・キホーテ」「シルビア」「ジュエルズ」

2006-08-21 11:03:11 | バレエDVD
この土曜日はパリ・オペラ座バレエ「ドン・キホーテ」を、
日曜日は「シルビア」をDVD鑑賞しました。
どちらもマニュエル・ルグリとオレリー・デュポンのコンビです。

つたない私の所感ですが、「ドン・キホーテ」(2002年公演収録)は、
今までの華やか・派手さが全面に出ている「ドンキ」とはちょっと違い、
上品さが漂う感じでした。
舞台衣装もオリジナリティがあります。
私はこれまでのタイプのドンキの方が好きですが、いい作品だと思いました。

【オペラ座バレエ「ドン・キホーテ」】
○全3幕 ルドルフ・ヌレエフ版
○振付・演出 ルドルフ・ヌレエフ
○音楽 レオン・ミンクス
○主演 オレリー・デュポン(キトリ)、マニュエル・ルグリ(バジル)
○その他キャスト ジャン・ギヨーム・バール(エスパーダ)、マリ=アニエス・ジロー(街の踊り子)、クレールマリ・オスタ(キューピット)
○2003年2月発売

「シルビア」は、ジョン・ノイマイヤーが2部構成で新たに創作し直した
2005年3月公演収録のものです。
私は、コンテンポラリーには、好き嫌いが出る方なのですが、
ポワントで踊る美しさも見ることができるのと、
マリ=アニエス・ジロ、ニコラ・ル・リッシュ、ジョゼ・マルティネスなどなど、
なかなかの豪華キャスト。
さらに、ストーリー性も感じられ、興味深く鑑賞できました。
舞台装飾も超モダン。パリ・オペラ座ならでは、といった感じです。
付属のジョン・ノイマイヤーのインタビューを見ると、さらに理解が深まります。

【パリ・オペラ座バレエ「シルビア」】
○振付 ジョン・ノイマイヤー
○音楽 レオ・ドリーブ
○キャスト オレリー・デュポン(シルビア)、マニュエル・ルグリ(アミンタ)、ニコラ・ル・リッシュ(アムール/ティルシス/オリオン)、マリ=アニエス・ジロ(ディアナ)、ジョゼ・マルティネス(エンディミオン)
○収録 オペラ・バスティーユ 2005年3月

私は、マニュエル・ルグリとオーレリー・デュポンは
すばらしいダンサーだと思いますが、好きなタイプのダンサーではないので、
これまでDVDを買うかどうか、悩んでいました。
でも、1枚買ってしまえば、すばらしいダンサーだけに満足感はあり、
結局、少し前には、「ジュエルズ」も買ってしまいました。
エメラルドはレティシア・ピジョルとマチューガニオ、
ルビーはオレリー・デュポンとアレッシオ・カルボネ、
ダイヤモンドはアニエス・ルテステュとジャン=ギョーム・バール。
エメラルドとルビーの踊りは気に入りました。
でも、ダイヤモンドは、音楽がチャイコフスキーで、
さらに衣装も銀と白なのですが、遠目には白に見えて、
なんか白鳥みたいだな、と、思いました。
アマゾンのカスタマーレビューにも、
ダイヤモンドは「眠り」のフィナーレに見えるとか、
「くるみ」のフィナーレに見えるとか書いてあって、ちょっと笑えました。
でも、ダイヤモンドを、エメラルドやルビーと引け劣らず、
斬新に踊れる人がいたら、それはそれですごいと思います。

【パリ・オペラ座バレエ「ジュエルズ」】
○振付 ジョージ・バランシン
○2006年7月発売
<エメラルド>
○音楽 ガブリエル・フォーレ
○キャスト レシティア・ピジョル、マチュー・ガニオ、クレールマリ・オスタ
<ルビー>
○音楽 イーゴリ・ストラヴィンスキー
○キャスト オレリー・デュポン、 アレッシオ・カルボネ、マリ=アニエス・ジロー
<ダイヤモンド>
○音楽 ピョートル・ I.・チャイコフスキー
○キャスト アニエス・ルテステュ、ジャン=ギョーム・バール


そんなこんなで、ふと気がつくと、短期間に何枚のDVDを買ったことか。。
空恐ろしくなり、バレエオタクな日々は、一度ピリオドをうつことにしました。
これからは、月1~2枚にしようっと。


※マニュエル・ルグリ 1964年生まれ。16歳で入団。1986年エトワール。
※オレリー・デュポン 1973年生まれ。1989年入団。1998年エトワール。
※ジャン・ギヨーム・バール 1999年エトワール。
※マリ=アニエス・ジロ 1990年入団。2004年エトワール。
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