大人のバレエ~不思議な魔法 & Something Good

大人になってバレエを始める方、始められた方に。
なにか、参考になれば幸いです。

立つ=フレックス。

2009-01-15 14:04:29 | バレエ大人
立つ=フレックス。
バレエブログの友人の言葉なんですが、
「言われてみれば、そうだ。」
と、気づきをもらった気分になりました。
私の中のフレックスは「足の後ろ側を伸ばすためのストレッチ」でした。




ということは、バレエの足のポジションで、例えば、1番。
正しく足の付け根からアン・ドゥオール(ターンアウト/外旋)していれば、いわゆるバレエの内ももは、通常時の足の裏側な訳で、ラクに足と足の隙間がなくせるはず。なんですが。。
そう簡単にいかないのが、バレエの悩ましいところです。
しっかり意識していないと、やっぱり、だめでした。。

長座(脚をまっすぐ伸ばして座る)して、フレックスすれば、けっこうラクに、足の裏側が伸びて、かかとを遠くに送ることができるのに。
ついでに、反張膝(ひざの後ろが反っている状態)気味で、かかと浮くし。

やっぱり、引き上げとアン・ドゥオールが、まだまだ、だめなんですね。(ため息)



アン・ドゥオールですが、私の場合は、いわゆるソケット部分のハマりが深めとカイロプラクティックの先生に言われて以来、先生に関節を緩めてもらい、関連する筋肉も緩めてもらっています。
(別の部位がメインの時は、あまりやってもらえませんが。)
ただ、他力本願だけではだめで、そうしながら、自分でも骨格筋を鍛えて、緩めてもらった状態がキープできるようになる努力も必要で、根気づよくがんばるしかありません。
ちょっと、リハビリに似ているかもしれません。
バレエの先生は、というと、
「私も苦労したから、わかる。でも、できるようになる。」
と、ビシバシ。
甘いポジションでいい。なんて、間違っても言われません。。




ただ、骨格的要因はないのに、アン・ドゥオールしていかない状態になってしまっていることがあります。
意外と、そういう方の方が多いのかもしれません。
本人もバレエの先生も気づかないような、ちょっとしたことから始まり、ちょっとずつ身体の各部位がうまく連携していかなくなる。というように。


バレエの先生の言うことを聞いてお稽古しているはずなのに、アン・ドゥオールしていかない。
自分は、アン・ドゥオールしにくい股関節なのかな、と思ってしまう。
一生懸命努力する。
でも、悲しいことに、その努力が追い打ちをかけてしまう。



大人の私ならまだしも、バレエが大好きなのが純粋に伝わって来るような、そして、まだまだこれからという可能性を秘めた生徒さんが、本当はできるのに苦しむことのないよう、願うばかりです。

















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6 コメント

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パキパキ (くらら)
2009-01-16 00:55:39
こんばんは☆

バレエを始めてから股関節がパキポキよく鳴るようになってしまいました…

これってアン・ドゥオールする事と何か関係あるんでしょうか?


比べても仕方ないのですが、プロの皆さんはウットリするくらい綺麗に膝が外向いてますよね(>∀<*)
練習し続けたら、いつかは彼女達の10/1位はアン・ドゥオール出来る様になるのでしょうか…
返信する
くららさんへ (acbe)
2009-01-16 11:53:24
関節の音にはいくつかの説があるそうです。
有力説としては、かいつまんで書くと、関節と関節の間には潤滑液があって、そこに老廃物のガスが溜まると、関節が動く時、ガスがはじけて音がする、という説です。
この音自体は問題ではないようですが、股関節に不調感があるようなら、病院や治療院で診てもらった方がいいかもしれません。
詳しくは、「関節 鳴る」で検索すると、いろいろ出てきますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。


>比べても仕方ないのですが、

プロの方は、きれいですよね。
プロのように、なんて高望みするつもりはまったくありませんが、足の付け根をまわせるようになれば、それに伴って、ひざも外を向くようになる訳で、アン・ドゥオールが、もう少し、自然にできるようになりたいものです。(ため息)
返信する
なるほどな~~。 (mihana)
2009-01-17 22:47:53
>>まだまだこれからという可能性を秘めた生徒さんが、本当はできるのに苦しむことのないよう・・

これは本当にそうですね。
子供たちの伸びる芽を摘んでしまうような、そんなレッスンだけはしてはいけませんね。考えさせられました。

昔、友人がドイツのバレエ学校を受けにいって、「あなたの足は、怪我をしやすい足です。これからがんばってバレリーナになれたとしても、ずっと怪我に苦しみ、そのたびに舞台に穴をあけることになると思います。 あきらめて違う道に行きなさい」と言われ、落ちました。
そのときは、なぜそんなことがわかるんだ!と怒っていた友人ですが、その後踊り続け、10年ほどたった今、何度も膝と足首の故障を繰り返しています。。
 
その先生は、体を見ただけで、その人の将来を予想できたということですよね・・解剖学的に知識があったとでもいうか・・。 
ある意味、体をわかっている先生は頼りがいのある先生って言えるよな~と思いました。
返信する
mihanaさんへ (acbe)
2009-01-18 14:28:35
ご友人が受けたバレエ学校の先生、すごいですね。
かなりひろ~く考えれば、どんな試験でも、そこの条件を満たさないと合格はできない訳で、そのバレエ学校に入るための身体の条件にはかなっていなかったんでしょうね。
でも、ご友人が怒る気持ち、よくわかります。
バレエ学校を受けるくらいだし、その後も踊り続けるくらい、バレエを踊りたい情熱があった方なのに。。

私が通っているバレエ教室の方ではないのですが、バレエを本格的にやっている10代の方で、アン・ドゥオールしにくい股関節になっていて、それでも無理して、ひざや足首に故障を抱えながらも、がんばっていたんですね。
でも、バレエの先生にも根本的に股関節をどうにかしないと、と追い討ちをかけられてしまい心身ともに苦しまれて、カイロプラクティックにかかったんです。
そしたら、骨格的要因、要するに股関節に問題はなかったんです。
おおもとの原因は、かかと重心にずれていたことで、それによって、各部位がうまく連携しなくなって、バレエをやるうえで、どうしても負荷がかかる状態になっていたそうです。

私も同じ指摘を受けたんですが、かかと重心寄りになっている時と、ちゃんと指が床に吸い付いているというか、力がこもっている時(力むのではなく)と、見た目にこれといった変化はないのですが、身体の中の筋肉の連携が変わるのが、よくわかって、びっくりしました。
かかと重心寄りといっても、指が浮いているわけではないので、バレエの先生の問題でもないようにも思うんですよね。
「指は床に吸い付く。」とか、大人クラスでも、ちゃんと指導を受けますし。
ただ、なんというか、その度合いがわからなかったというか。。

思うのは、問題に直面したとき、短絡的に判断してしまわないことが大切じゃないかな、と感じた次第です。
もしかしたら、mihanaさんのご友人も、身体の使い方の修正で、ひざや足首に故障を抱えることもなかったかも。。もちろん、バレエは身体を酷使するので、故障や不調と無縁でいられるとは思いませんが。
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Unknown (くらら)
2009-01-19 22:07:22
ありがとうございます。
acbeさんのお話はとても勉強になります!


これからも参考にしていきたいです。



前回の書き込み途中で切れてました…
なんでだろう??
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くららさんへ (acbe)
2009-01-20 10:07:45
お返事ありがとうございます。

とんでもないです。。
身体のしくみみたいなことに興味があるだけで。
でも、関連する本やらカイロプラクティックの先生の受け売りばかりです。

でも、なにか参考にしていただけることがあったら、うれしい限りです。
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