山 時々里遊び

山三昧の日々とたまぁ~に里でのお話・・・

上谷山 山スキーならぬ藪藪スキー

2016-02-04 18:00:02 | 山登り
先日の病院スキーの帰り道、ガイドのKさんと話が盛り上がり、取立~赤兎の縦走を計画。
しかし、諸々あって福井の山を日帰り2連発で行くことに。

まず初日は上谷山へ。
浄水場からスタートですが…

雪が少ない…

下山予定の橋立尾根に目をやると、急斜面の雪が切れてます…
あんな斜面、降りられないぞ~!

林道の終点で尾根に取り付きますが…

これ、登れるのか?
と偵察に行きます。

きっとこれは中止かな…
と思いきや、「雪つないでなんとか登れそう」
まぢでこの状態で行くんですか???

笹の見える斜面をスキー板を担いで登ります。


尾根に乗ったところでスキーを履きます。

うん、この位なら何とかなりそう。

藪っぽい斜面を登ります。


朝日!

3日程前まで雪予報でしたが、いい天気になりそう。

雪の薄い登山道は倒木やら何やら、いっぱい障害物が出てきます。


ザックを降ろしてくぐる場面も。

ウィペットがとっても役に立ちました。

相変わらずの藪斜面。

山スキーを始めた頃の私なら確実に泣いてたでしょうね。

標高があがって周りの山々が見えるとテンションが上がります。


いい雰囲気♪

木立は密ですが…
状況によったらこの尾根を下るんだろうなと思いながら滑るならどのルートだろうと見回しながら登る。

明日行く予定の部子山あたりだろうか。


手倉山あたりかな。

いい感じになって来ました♪

尾根の途中にデッカい穴が!



隕石でも落ちたか???

JP手前の雪庇ゾーン


ですがあまり雪庇は出ておらず、雪が少ない。


振り返って。


JPへ。

雪が少ないので尾根が狭いです。
左に巻き気味に行きました。

上谷山の手前で琵琶湖が見えました!


辿って来たルートを振り返ります。


更に進むと右手に敦賀湾が見えました!

琵琶湖と敦賀湾が左右に見られるなんて♪

13:40上谷山到着です。

7:00にスタートして6:40。長い道のりでした…
しかし、このロケーション!
来て良かった~

ゆっくりしたいところですが、時間が押しているので早々に下山開始。

橋立尾根の分岐、1082JPを目指します。
障害物を避けながら…

滑り出しこそまだマシでしたが…

スキーでこれは苦行です。

所々登り返しもあり…

JPの登り返しを避けて右斜面をトラバースすると…
雪に押されて斜めに倒れた木々を掻い潜りながらのこれまた苦行。

15時過ぎにやっと橋立尾根に出ました。
まだまだ長い道のり。
これは確実にヘッデンコースですね…

橋立尾根には切り開きがあり、快適に滑れます!

が、800m付近で切り開きは消えました…

このまま橋立尾根を末端まで下るか、登りで確認した730m辺りから北東に伸びる尾根を下るか。
悩ましいところでしたが、勾配も緩く雪が繋がっていそうな枝尾根を下ることに。

しかし、藪藪。

途中からスキー板を担いで下ることに。
この写真の場所なら充分滑れますが…
いや、誰も滑った記録がないのは当然の痩せ尾根、藪尾根でした。

枝尾根の残り半分位で予想通り日没を迎え…
ヘッデン点けて、スキー板を担いで、藪を掻き分け下りのラッセル。
かなりシュールです。
過酷な下りに写真はありません・・・

沢の音が大きくなって林道が近くなりましたが…
尾根の下りがさらに急になり歩いて降りられそうに無い。
GPSで確認しても標高差もほとんど無さそうだったので右の斜面を下る。
ズルズルの地面に、板やストックが枝に引っ掛かりまくり・・・
言葉では表せない下りでしたが…

無事に林道に出ました!


写真におさめたいシーンは多々ありましたが…
余裕がないし、そもそも真っ暗で写りません(^_^;)

何はともあれ無事に下界に辿り着いた~♪

19:00、12時間振りに浄水場に戻って来ました。


いやいや、Kさんと山に登るとホント色々と経験させて頂けます。
今回は山スキーを始めたばかりの方もいて、よくこんな所に連れて来れるもんだと感心してしまいました。

普通なら遭難に近い状態かもしれませんが…
Kさんの場合、夜間歩行は想定内ですからね。
いつでもビバーグありきで行動しているし。

ホント、メンタルが鍛えられます…
そして気が付いた。
山スキーなのに登りより下りの方が時間がかかっている。
シュールだ…


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