山 時々里遊び

山三昧の日々とたまぁ~に里でのお話・・・

鵜縄から目指す氷ノ山

2017-02-18 00:29:04 | 山登り
隊長が過去にトライしたものの、谷が埋まりきらず引き返したと言うルート。
今回のドカ雪のタイミング「これを逃すと生きてる間にチャンスは来ない」との思いでチャレンジすると・・・

今回のルート

山スキーの記録は検索するもなし。
山スキーに向かない谷かなと想像できる。
標高差1100m。往復約14km。
ハードな1日になりそうな予感。

林道を出来るだけ奥までと車を走らせると…

倒木に進路を阻まれる。
引き返して空きスペースに駐車。

スキーで突破。

この先幅も狭く、どの道引き返さないといけなかった様子。
かえって倒木に助けられたかな。

除雪終了点。

左側に雪が崩れると川に落ちる。
恐る恐る…

除雪されていない林道は雪崩に埋れてます。

林道の端っこも雪庇。
くわばらくわばら…

振り返って。

帰りの滑降もちとビビり気味に通過しました。

小さな橋の所で林道を離れ、谷を詰めます。


すぐに難所。


落ちたら川へ。

やっぱりなぁ〜のシチュエーション。

嫌らしい所をクリアしたら開けた所に。

一本立てましょう。

7:35林道に出ました。

いい感じのもふもふロード。

更に谷を詰めると棚田の様な所に出ました。


見晴らしいいです。


キノコさん、雪の下で頑張っています。


8:45大段が平からの林道とクロスして更に詰あがります。


谷は埋まり切っておらず、水音が聞こえます。

ここから先は氷ノ山をほぼ滑り尽くしている隊長も未知の世界とのこと。
さて何が出て来るか。

滝出現!

やっぱり出たか。

切れ落ちて前には進めないので、右の斜面を登ります。

この斜面がまた急で、木も密で、枝が邪魔をする…

このあたりの区間、私にトップが勤まるレベルでは無く…
2番手、3番手で引っ張って頂きました。
帰りも然りですが、メンバーに感謝。

っで、二つ目の滝です!

左岸は険悪になり進めないので、滝の前で右岸に渡ります。

結構な落差。


微妙な場所ですがジグを切りながら登ります。


滝の上部に出ると穏やかな谷に。


たこつぼは深いですが・・・

この谷が完全に埋まることはあるんだろうか。

谷は優しくなりましたが・・・

ラッセルラッセル・・・

隣に東尾根が見えました。

夏道ともうすぐ合流。

高度が上がって鵜縄の集落が眼下に見えます。

あんなところから登ってきたんだなぁ~
11:25.スタートしてから6時間近く経ってるわ。
いろいろ変化があったので、あまり時間の経過を感じなかった。。。

見上げると、ラッセル特攻隊。

難所、急斜面、いや~な所をほとんどラッセル頑張ってくれました。
ありがたや。

頂上台地の端部に乗り上げました。

ここからは頂上まで緩やかなハイク。

東尾根からのスノーシューのトレースと合流しました。


霧氷の花が綺麗に咲いてます♪


モンスター街道♪


さらに白く。


小屋が見えた♪


モンスターが埋まってる・・・

シュカブラが綺麗です♪

振り返ると・・・


13:25山頂到着!

小屋の前の雪壁にビックリ。
風が強いから山頂って大抵吹き飛ばされて薄くしか雪が付いてないんですけど・・・
こんなに雪たっぷりの山頂、初めて見た。

ひとまず小屋に入って一服。
流石に8時間近く登ってると疲労感が・・・
普段の山スキーではほとんど食べないけど、シャリバテ気味でばかばか食べてしまいました。

しかし避難小屋ってほんとありがたいですね。
強風を避けられるし、チトシートが飛ばされる心配もなくセットアップが出来る。

山頂からの気持ちのいい滑降。

パラダイスです♪

ただ、冷えて指先の感覚がなくなりカメラの操作が出来ず写真が・・・
標高が下がると暖かくはなったけど、写真を撮る余裕がなくなる。。。

苦労した滝まで降りてきました。


左岸に渡って滑降モードのまま進みます。

登りはだいぶ高いラインで来ましたが、出来るだけ登り返しのないラインを選びます。
あ、私がではなく隊長が。

ルート工作中。

写真じゃ分かりにくいですがかなりの急斜面。
右下は滝の上部、沢が流れてます。
落ちたらタダではすみません。

一番の難所をクリアして無事、林道に出ました~


この先も登りでは多少アップダウンしましたが・・・
登り返さずにすむルートを選んで帰ります。

15:40除雪終了点の養魚場に戻ってきました。

ココから7時間かかった登りが下りは1時間40分。
あっという間ですねぇ~

林道は除雪され雪が切れていたのでスキーを脱いで帰ります。

倒木も切られて邪魔にならなくなっていました。

16:10無事に帰って来ました~

林道の雪が残ってたらもっと早かったのになぁ~

しかし、久々にガッツリ達成感満載の1日でした。
また来たいとは思わないルートではありますが。。。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
醍醐味 (nao)
2017-02-18 05:23:51
またとないルートを走破する

これ、山スキーの醍醐味の1つなのかなと思いました。

このレベルまで経験を積まれた皆様にリスペクト

生きてるうちに、ここまでの経験が自分にできるとは想像できませんが。

でも、ここに自分が…という景色の中に自分がいることが、山を登っていると度々…

そこに行くまでには大なり小なりの危険を乗り越えなくてはなりません。山と安全。できることとできないことの見極め。

それがまだ自分にできない。

助けてもらいながらも、地図を読むこと、ほーちゃんときときっつぁんの相談してる会話を聞くこと、その景色の変化を楽しみながらも、感覚を養うこと、大事ですね。
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またとないルート (ほーちゃん)
2017-02-18 07:40:07
それを醍醐味と言えるかどうかは人それぞれの価値観なんでしょうね〜

「生きてるうちに、ここまでの経験が自分に出来る」かはやろうとどれだけ思うか。
実生活の色んな条件と天秤にかけて線引きせざるを得ないことの方が多くですしね。
ま、仲間にどれだけ恵まれるかと言うのもあるかと思ういます。

山は知識も必要だけど、センスと言うか感覚も重要ですね。
経験がものを言う世界でもあると思います。
やればやる程、経験不足だと感じる場面に多々出会います。

でもnaoさんはドンドン吸収して伸びていくタイプだと思いますよ。
前回も「雪山初めて?」と思ったし。
何より貪欲な気持ちを持っている。
無防備に突っ込むのでは無く、冒険を楽しんでいると言うか…
体力作りにジムまで通ってるし。

今年はテント泊デビューですね。
いっぱい楽しみましょう(^^)
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仲間…恵まれてます♡ (nao)
2017-02-18 09:17:26
sana さんが誘ってくれて、ほーちゃんと再開できて、カトキチ…ん?あ、キトキっつぁんにもあえて、みんなもう私はロックオンしたつもり。ぎゅっ

私の体力がないとHIRO の行動範囲も狭まるので、そう思うとやはり、足がジムへと向かいます。

今日は朝早くから郵便局のお届け物がありました。

ジジャジャーン‼
new ストック

無くしたのの色違い(笑)
私が左右色違いのストック持ってたら、また無くしたね?と、思ってください。
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仲間 (ほーちゃん)
2017-02-18 18:01:40
やっぱりね、一緒に行って楽しいと思える人には仲間が集まってくるんだと思いますよ。
naoさん、また一緒に行きたいと思いますもん。

あ、カトキチでも全然OKだと思いますよ〜
彼女も人を呼ぶタイプ。

ストック、めっちゃ早‼︎
予備が1本出来ましたね。
色違いで1本ずつがどんどん増えていったりして…
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