さくらんのDias de Pasion

いつもテーマはmake me & my loved ones happy!素敵なマダム&ママンを目指し精進します

サッカーW杯英雄たちの言葉

2006-06-30 23:41:13 | 読書
オススメの本です。
何度も感動して、震えてしまいました。

スポーツや演劇、絵画…
何を見るときでも
その高い技術や美しさに魅せられると同時に
(いや、それ以上に?かも?)
人々の生き様に魅了されている身にとって、
この本は、まさしく求めていた本でした!

著者の中谷綾子アレキサンダーさんは
日本語&スペイン語に堪能な方で、
スポーツライターであり、
スペイン語圏やポルトガル語圏の選手の通訳も
されている方ですが、
「巷に出回っている、机上だけの戦術論を
語らせるインタビューではなく、
あなたはサッカー選手の人間ドラマを書いてください」
と依頼されて書かれたそうです。

100人以上の選手に会って取材する過程では、
妨害などの障害にもぶつかられたそうです。

ロナウド、
ロベルトカルロス、
フィーゴ、
ジダン、
ベッカム、
ロナウジーニョ、
トッティ、
ゴンザレス…
今回のワールドカップの主役達が
綴られています。
サッカーの栄光部分のほかに、影の部分も書かれていて、
初心者の私にとっては、サッカー入門書にもなりました。
(そして、職場では、同僚を質問攻めにして、
レクチャーしてもらっています)


「全力で自分たちのプレイをまっとうしていたセレソンに
やり残したことは他になかった。
あとは神に委ねるだけだった。
もちろん、僕らの言っている神は、信仰だけではないよ。
一人一人の内に宿っている神……
それまでの努力を信じる心だよ。
それを後付けの精神論ということは簡単だけど、
技術的に紙一重の試合の中で、
あとは精神が試合を左右させるんだよ」
これは2002年のロベカルのひとこと。

「僕はね、分かったんだ。
人生は一度きり。
だから楽しまなくては、とね。
02年ワールドカップで頑張れたのも、人生一度なんだから、
負けっぱなしじゃ嫌だ、と思ったからだよ。
そして、行きたい場所で、生きたいように生き、プレイする。
それを信条にしよう、と強く決意しただけのことなんだ。
だから言っただらう?
自由に走れる、
自由にボールを蹴ることが喜びだって。
誰にも束縛されずに、
自分の生き方を貫くことこそが、
何よりも素晴らしいことなんだと思うんだ」
これはロナウド。

「何よりも常識や良識を持つことが日々の僕の目標です。
せめて寝る時に、その日を振り返って
良心に恥じることなく穏やかに眠れるような人と
なろうとしています。
裏切りや中傷、陰口、策略、陰謀、
そういった世界からは、
いちばん遠いところにいたいと思います。
人から裏切られず、
僕を好いてくれる人を裏切らずに可能性を
探していきたいと思います」
これはカンビアッソ。

「ピッチの上では、どの選手も母国愛と感謝に包まれながら
戦っていると思いたい。
俺らにとって
”アモル・ア・ラ・カミサ(代表ユニフォームへの愛)”は、
何よりも尊いものなんだ」
「試合には勝者と敗者がいる。
でも試合が終われば、サッカーを、
そして母国を愛する一人の人間同士。
それをきちんと胸に刻むことが、
このワールドカップ(注:02年)で
できたことが勝敗以上にうれしいよ」
これは98年、02年にアルゼンチン代表だったシメオネのことば。

「僕は自分のポジションに誇りを持っている・・・(中略)・・・
僕は誰かに命令されてDFをしているわけではない。
自分から選んでこのポジションを選んでいるんだよ・・・(中略)・・・
好きで自分で選んだ道ならば、それに誇りを持ちたい。
たとえ好きではなくても
自分で選んだことを好きになろうとしない人間なんて、
信じられないだろ?
仕事もそうでしょう?
選んだのは自分。
不平や不満を言うなら、まず辞めるべき。
選んだ時点で選んだものを好きになれない人間は、
何をやっても大成しないと思う」
これもロベカルのことば。

「ここ(注:ワールドカップ)は楽園だよ!
世界中のトップレベルのサッカー選手が集い、
そこで自分がプレイできる。
サッカー好きにとって、こんな楽園、他にある?」
これはロナウジーニョ。

さて、準々決勝が始まります。
全試合、Liveでみたい・・・
週末だから、見てしまうかも・・・

【追記】
ちびとしては、やはりアルゼンチン寄りになってしまいます・・・
が、負けちゃいましたね。
でも勢いがあって、4年後が楽しみなチームですよね~


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