さくらんのDias de Pasion

いつもテーマはmake me & my loved ones happy!素敵なマダム&ママンを目指し精進します

エリザベート(2008年1回目)

2008-11-15 23:56:19 | 演劇&ミュージカル

観てきました、「エリザベート」。

東宝のエリザベートといえば
一路真輝さん
というイメージが強かったので
新・エリザベートを観に行くことに
少し躊躇していました。

が、やっぱり大好きな作品で、
私がミュージカル好きになるきっかけの作品なので
もうエリザベートを見ない
なんてことはできそうにないので
観に行っちゃいました。

そうそう
武田真治さんのトートもどうしても観たかったし・・・


観に行ってよかったです!
本当によかった。
今、感動と満足で胸がいっぱいですもの!!!



今日のエリザベートは朝海ひかるさん。
宝塚時代の舞台は観に行ったことはありませんが
テレビで見たことがあります。
それから先日の武田さんとの共演作トライアンフ・オブ・ラブ
観たことがあります。
朝海さんはダンスが得意で、歌よりダンス、と聞いていましたが、
よかったですよ!

一路さんとは持ち味の違うエリザベートで
登場時は愛らしくて、おてんばなのに
徐々に力強くなり、
戦いに挑み、
勝利しても空しさを感じ
最後に力尽きるまでの変化に、とても共感できました。

前半の結婚翌日
目に涙を浮かべながに歌う「私だけに」、
ルドルフの養育権を勝ち取った一幕最後の正装姿、
ハンガリーで三色旗のドレスを着て「エーヤン・ハンガリー」というところ、
その直後の、トートに勝ちを宣言し「私が踊る時」を歌うところ、
は特によかったです。

武田トート、
私は大好きです。
マテさんの演じられていた両性を持つトート
のイメージを強く出されていると思うのですが、
細身の武田さんにはとてもよく似合っていると思います。
胸元を大きく開けた黒い衣裳も
深紅の衣裳も
素敵です。
深紅の衣裳になる前の、ファー付コートもよかった~!

一幕の最後や
「私が踊る時」のほかに
(小)ルドルフと友達になるところ
(大)ルドルフとの「闇が広がる」
それから「最後のダンス」等の場面が特によかったです。

浦井さんの「ルドルフ」は
初めて見るような気がするのですが・・・
本当に「王子」という感じがします。
「ルドルフ~ラスト・キス」のような狂言回しの役より
こちらの正統派の王子様役のほうが合うような気が・・・。
理想に燃えつつも、実現できずに死に至る皇太子を好演されています。
歌もダンスもお上手。
次の「回転木馬」が楽しみだわ~
ルドルフに関連し、
トートダンサーズが突然上半身裸、になったのは
びっくりでした。

フランツの鈴木さんは美声ですよね。
歌が心地よいです。
決定権のない、青年皇帝、
子どもと分かり合えない、晩年の皇帝、
どちらの悲しさ、苦しさが伝わってきました。

ヘレネ役の南海まりさんは
写真を見て、かわいい方だと思っていたのですが、
笑顔が素敵でした。

皇太后ゾフィーもいやらしく演じられていますよね。
最初の登場時と晩年と・・・
衣裳は(ほとんど?)変わらないのに
歩き方やちょっとした仕草が全く異なるのが・・・すごい。

ルキーニの高嶋さんは
かなり自由に演じられているような・・・
もう身体にしみ込んでいるかんじなのでしょうね。
コミカルな動き…と思ったら高嶋さん、でした。

エリザベート観劇歴も増え
DVDも見たりしているので
前より舞台のすみずみまで目がいくようになった気がします。
とても楽しんでみることができました。

アンコールの最後は
朝海さんと武田さんが二人で登場、
一階席はほとんどスタンディングオベーションでした。
私も思わず立ってしまいました。
見た感じちょっとお姉さんと弟って感じはしますけれど、
(でもお二人とも72年生まれで同じ年なのですか???)
若々しい、躍動感のある『エリザベート』
という感じでした。
このバージョン、かなり好きですね。