Mr.Cloud's Train Diary

Mr.Cloudが送る、鉄道写真を主とし、
時々鉄道模型についても取り上げる
鉄道日記です。

京成3500形(更新車)改良記3

2020年05月30日 | 鉄道模型
皆様こんばんは、Mr.Cloudです。

少し間が空いてしまいましたが、今日は京成3500形(更新車)3532Fと3544Fが出来上がったので、こちらをお送り致します。


まずは3532 F。全車TNカプラーにしたため、連結した際の車両間隔は程良い狭さになりました。


3532Fの屋根上。同じグレーでも明るいものと暗いものを使い分けているため、同系色でも良いメリハリがつきました。


続いて3544F。改良メニューは3532Fと同一です。因みに、種別と行先は「特急 成田空港」のままにしました。


3532Fとは別の角度で屋根上を観察してみる。グレー系の中で、パンタグラフの色差しが良い塩梅に目立っています。

さて、運行番号をいくつにしようか迷ったため、以上を撮影した際はまだ運行番号ステッカーを貼りつけていませんでした………

検討すること数日、今回の改良記1で最初に挙げた実車の編成が入っていた「A15」としました。


最後に京成3500形(更新車)の床下機器について。開封して見たて「うん?何かちょっと違う様な…」と思ったのが率直な感想でした。そこで友人にも協力してもらい、各車バルクパーツ、分売パーツに酷似しているものがないか調査しました。


結果、これというものは見つからず、床下機器をかなり継ぎ接ぎしてそれらしく仕立てる必要がありそうだ、という結論になりました。そこで、もう数回自分の目で見て必要に応じて撮影することにしました。しかしながら、緊急事態宣言が解除されたからとはいえ、まだ微妙な状況が続いておりますので、撮影はまだ当分先にせざる得なさそうです………。もう暫く様子を見てみようと思います。


今回は以前撮影した時に唯一判明している点だけ床下機器弄りをすることにしました。それは運転台側台車のすぐ脇にコンプレッサーが搭載されていることです。この点だけ各先頭車に処置を行いました。とりあえず改良記はここで一旦お開きとさせていただきます。尻切れトンボの如き内容になってしまい不甲斐ない限りですが、コロナ終息後にじっくり調査してまた手を加えていこうと思います。

といったところで本日はお開きです。次回以降も鉄道模型の話題が続く予定です。どうぞお楽しみに!

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京成3500形(更新車)改良記2

2020年05月17日 | 鉄道模型
皆様こんばんは、Mr.Cloudです。

今日は鉄コレの京成3500形(更新車)の続きをお送り致します。


再塗装していく上で最も大変だったのは、車内パーツでした。製品ではワインレッドの様な成型色1色です。優先席以外はこの色を活かしつつ、床面をベージュ色に、優先席は青色に、運転席の一部は緑色にそれぞれ塗り分けていきます。

[お断り]使用塗料の詳細は追って記載しますが、今回は私がネットサーフィンした中で最も近いと思われるものを使用しました。そのため実車と微妙に色合いが異なる部分があるかもしれません。あくまで参考程度にしていただければ幸いです。


まず、床面をGMスプレー19番で塗装します。尚、3532Fと3544Fの両方にモーター車を仕込むため、これ以下の塗装は6両分のみ行います。とは言え、座席のマスキングは案外細かくて骨の折れる作業でした…


次に優先席を24番で筆塗り、運転台周りと背後の壁を34番でスプレー塗装します。実車に則して、運転席の座面は成型色のままにしてあります。

ところで、ご存じの様に鉄コレは非集電のため室内灯が取り付けられません。組み立ててしまうと室内パーツはあまり目立たなくなってしまいます。しかしながら、ここまで施工すると車内のイメージがかなり良くなったと思います。

そして、その他のパーツも作業を進めていきます。

屋根板は無塗装の手摺りを植え付けてから、GM9番を塗装しました。非常に小さいパーツですが、いざ取り付けてみるとその存在感は大きいです。


パンタグラフはGM8番で再塗装後、擦り板には銅色(Mr.メタルカラー)を、ホーンの先端には黄色(Mr.カラー4番)をそれぞれ色差ししました。


クーラーはGM14番で塗装後、Mr.カラーの透明な艶消し塗料を吹き付けました。その後、天井のメッシュ部分にスミ入れ、側面のそれは油性ペンで表現します。


再塗装を終えたパーツ類を組み立てて屋根を完成させます(写真は作業途中のもの)。同じ色でも濃淡が違うと印象が変わりますし、単調な色調へのアクセントになって良いものです。


最後に、思い付きでボディにスミ入れを行ってみました。写真上2両分がスミ入れ後、写真下がスミ入れ前のボディです。ドア端のゴム部分、下部の凹み部分と(真ん中のボディに一部写っている)乗務員室ドアの陰影が生えますね。施行して大正解でした!


これを以て大掛かりな改良作業は全て終了しました。後は組み立てるだけ………

といったところで本日はお開きです。次回は京成3500形(更新車)の全貌をお送り致します。どうぞお楽しみに!

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京成3500形(更新車)改良記1

2020年05月10日 | 鉄道模型
皆様こんばんは、Mr.Cloudです。

一部地域で緊急事態宣言が延長され、長期戦の様相になってまいりました。自粛疲れが溜まり、どうしても気が緩みがちになってしまいそうな折ではございますが、読者の皆様もどうかご自愛くださいませ。

さて、本日はG.W.中にTOMYTEC「鉄道コレクション」シリーズより、京成3500形更新車を走行可能化と気になった点を改良したので、こちらをお送り致します。今回これを取り上げたかと言うと………

写真のような2+4+2や4+2+2といった変則的な編成を実際にNゲージで再現したかったからです。(上の写真は、当ブログの約3年前の記事より再掲。)乗務員室の機能を維持しつつ、中間車両と連結する現役車両は非常に珍しいですよね。


今回はセットA(3532F。上の4連)とセットB(3544F。下の4連)を改良致します。実車では、残念ながら3532Fが既に廃車されています。調べによると、そちらは更新車の廃車第1号だとか…。大規模更新しているとは言え、登場から既に40年以上経過しているものが大半なので、致し方ないですね。


まず、走行可能にするため、パッケージの記載に従って必要な物品を用意します。


オリジナルの姿。ボディ周り以外の部品を片っ端から再塗装するため、クーラー、ダミーのパンタグラフ、避雷器、ヒューズボックス、床下機器を取り外して、屋根板、ボディ、下回りに分解していきます。


パンタグラフはGM8番で、台車はプラスチック製車輪を取り外して、GM14番で再塗装します。因みに、プラスチック製車輪は、敢えて保管しておきます。というのも、レイアウトに機関区や検車区を作る際、建物の隅や建屋内に車輪を置いておくと、よりリアルになるからです。そのまま置くも良し、エイジング塗装で錆びてくたびれた感じにするも良し。お勧めですよ!!


今回は全車両TNカプラーを使用するため、スカートに付いているダミーカプラーとカプラー受けを切り取っておきます。こちらは非常にヤワなので、作業時は細心の注意が必要です。そして、製品ではスカートがシルバーに塗装されていますが、実車に則してGM9番で再塗装します。


再塗装準備風景。再塗装の際にパーツを固定する台座として、私はいつもTOMIXの機関区建屋の両端を保護するのに付属している発泡スチロールを使用しています。穴は簡単に空きますし、持つのに丁度良い部分があるので、もう何年も気に入って使っています。


屋根には再塗装前にモールドを切削し、ピンバイスで手摺りを植え込むための0.3mmの穴を空けておきます。お恥ずかしながら、穴を空けるのに出だしで2度もドリル刃の先端を折ってしまいました。鉄道模型を触ってこなかったブランクが如何に大きかったか、改めて痛感致しました……今後は定期的に鉄道模型と触れ合いたいと思います。

この先長くなってしまいますので、本日はここでお開きとさせていただきます。次回もどうぞお楽しみに!

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EF65形1000番代直流電気機関車三題

2020年05月06日 | 鉄道模型
皆様、こんばんは。Mr.Cloudです。

新型コロナウイルスの影響により、今年のG.W.は異様な様子で幕を下ろそうとしています。このような「静かなる長期休暇」が今年限りで終わってくれれば良いのですが…………

さて、本日は最近小改良を終えたEF65-1000の模型たちをお送り致します。

今回も3両取り上げますが、前回と打って変わって全てKATO製です。

左からEF65-1103、1105、1108です。1103号機と1105号機は田端現行仕様とし、1108号機は製品のまま東京機関区時代としました。前者2台はスカートにエアホースを取り付けてみました。比較対象用として、後者は敢えてほぼ製品のままにしてあります。


エアホース取付作業風景。まずプライマーを吹き付けてから全体を黒で塗装しました。その後、連結器の右下脇に取り付けるものはコックとその周辺をグレーに筆塗り、左側に取り付けるものは同一箇所をグレーに筆塗りした後、コック部分にのみ白色を追加しました。


3両の屋根上。再現年代が異なると、同形式の機関車でもだいぶ印象が変わりますね。


因みに、パンタグラフは前回記事と同じ手順で塗装し、1103号機と1105号機は関節部分に赤色を色差ししました。1108号機は、国鉄時代にパンタグラフの当該箇所を赤くマーキングしていたか否か確証が持てなかったため、今回は省略しました。


1105号機と1108号機の比較。スカートが賑やかな方がよりリアルに感じます。因みに、今回の田端仕様2台は完成品ベースではなく、ASSYパーツから組んでまいりました。以下に使用したものの簡易リスト(各パーツ品番省略)を挙げさせていただきます。

○ボディ、モーター、パンタグラフ:EF65-1000後期型(JR仕様)
○スカート周り、台車(一体圧延プレート輪芯)、クーラー:EF65-1118(レインボー)
○黒Hゴムガラス:ラウンドハウス製EF65-1000黒Hゴムパーツセット



折角なので、TOMIXのEF65-1000(田端運転所)を出して比較してみました。KATO(写真右)のスカートステップが灰色成型色だったので、黒で塗装し、側面を白く色差ししました。線路に近い部分が黒づくめな分、メリハリがついて良いですね。尚、TOMIX製については、後日アーノルドカプラーから前回記事でご紹介したJC6375自連形TNカプラーに交換予定です。

最後に、完成を祝して撮影会を致しました。

ヘッドマーク掲出其の1。左から「さくら」、「みずほ」、「あさかぜ」。


ヘッドマーク掲出其の2。左から「富士」、「はやぶさ」、「出雲」。


そして、前回登場した車両も併せてEF65-1000(2000)の集合写真。装いを新たに活躍しているもの。登場時の色を纏いつつも、所属会社毎の事情に合わせて様々な改良並びに改造を受けたもの。オリジナルのものとその面影が薄くなったもの。各々に違いがあって本当に興味深いですね。

といったところで本日はお開きです。まだまだ鉄道模型の話題は続きます。次回もどうぞお楽しみに!

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直流電機三題

2020年05月04日 | 鉄道模型
皆様、大変、大変ご無沙汰しております。Mr.Cloudです。

今からほぼ1年半前にちょろっと運用復帰して以降、
再び当ブログ更新から遠ざかっておりましたが、
本日より運用再復帰させていただきます。


引き続き当ブログへのご愛顧を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。


運用再復帰にあたり、新型コロナウイルス感染拡大に恐怖を感じる今日この頃、当ブログでは、撮影を自粛する代わりに鉄道模型メインで、鉄道写真を取り上げる際は過去数年の間に撮影したものを利用して更新していこうかと思っております。


さて、再復帰1発目の今日は3両の直流電気機関車についてお送り致します。
本日の主役たちは……

いずれもTOMIX製で、上からEF64-1030、EF65-1124、EF65-2139です。


これらに関しては、特段大掛かりな加工はせず、付属パーツを使わずに他のものに置き換えたり、一部のパーツを再塗装したりしたくらいです。ここ1年半以上、ロクに鉄道模型を触っていなかったため、自分の技術が明らかに落ちたなと痛感する場面もありました……早く取り戻さなければ。


ここからは私のコダワリポイントに入ります!!

ご存じの様にEF64-1030は、双頭連結器装備車であるため、製品付属のものを再塗装してプラスチッキーな雰囲気を軽減させた上で再度取り付けました。一方、他の2台は…

付属している密自連形TNカプラー(写真中央)ではなく、JC6375の自連形TNカプラー(写真左)に換装することにしました。こちらはTOMIXの機関車シリーズがリニューアルされたのを期に発売されたものになります。リニューアル前迄は全て前者が付属していたため、「全体は良いのに、カプラーの形状が違うんだよなぁ~」ということが起きてしまいました。


そこで、密自連形(写真上)から自連形のものに換装しようと思いました。しかしながら、TOMIXのカタログを見ると、前述のJC6375(写真下)以外にJC6370(写真中央)も自連形TNカプラーとして販売していることに気付きました。上掲写真の様に、連結器部分はほぼ同一ですが、根っこの構造は異なります。

ウーム、どちらを選べば良いのやら…???

というわけで、JC6370とJC6375のどちらがリニューアル前の製品でも連結機能を発揮できそうなのか、この機会に検証してみました。

JC6370は、DD13用として設計されているからか、写真の様に取り付けることはできても、動かしてみるとグラグラしてしまい、どうしても安定性を欠いてしまいます。


これに対して、JC6375は首振りをさせてもプラスチック製のカプラーばねとしっかり噛み合い、安定することが分かりました。以上を踏まえて、今回の2台のEF65にはJC6375を採用することにしました。

疑問が解決してからは、一気に作業は進み…

3台が漸く出場致しました。それにしても個性の強い機関車たちですね。因みに、前面ではEF65-2139の誘導員手摺りのみ、銀河モデルの塗装済みパーツに置き換えました。


まずは、EF64-1030から。パンタグラフは従来のプラ製からKATOのEF65-1000用ASSYに換装し、メタルプライマーとGM9番で塗装しました。ワンポイントは関節部分の赤いマーキング!!


次に、EF65-1124。こちらは信号炎管を銀河モデルの直流EL用に、ホイッスルはTOMIXのJA0030に収録されている真鍮色のものに変更しました。パンタグラフはEF64-1030と塗装工程は同じですが、実車の登場時の姿に則ってパンタグラフのホーン部分に白く色差ししただけにしました。


最後は、EF65-2139。加工内容は、以下の通りです。

・列車無線アンテナは付属品を再塗装
・ホイッスル、信号炎管はEF65-1124と同じメニュー
・パンタグラフ換装、塗装は3台共通

異なる点を挙げるとすれば、パンタグラフのホーンの色差しくらいでしょう。実車が国鉄色を纏って出場して間もない頃、それが深緑色に塗られていたのを雑誌(何だったかは失念してしまいました…)で見たため、その通りに仕立てました。因みに、塗料はGM13番を使用しました。一見すると些細な部分かもしれませんが、拘ってみるとそれだけでも実車のイメージに1歩近付くように感じますね。

以上、直流電機三題、これにてどうにか一段落つくことができました。改良のため入場中の鉄道模型が他にもありますので、追って登場させていく予定です。

といったところで本日はお開きです。運用再復帰初回は如何でしたか。次回もどうぞお楽しみに!

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