風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

チキンライス

2006年10月06日 | 食(食材 料理の効能etc)
昨日は少し残業になってしまった。
帰宅途中、助手席に置いた携帯が鳴った。
「今日遅いの?チキンライス作ったんだよー。早く帰ってきて
見ると末娘からだった。

スーパーで純水を調達してから、急いで帰宅。
「お腹すいた~。チキンライス作ったんだね、すぐ食べよう!」
「うまくできたよ。ちょっと味はうすいけど」
「美味しそう~。フライパンで作ったの?」と長女と私。
「うん。いい感じにおこげができてるよ」
「美味しいね!」
「ほんと、美味しい


末娘が1人暮らしをしていた時のことを思い出した。
慣れない仕事とアパート暮らしに、ホームシックになり、週末になると毎週帰省していた。
ある夜、家のキッチンで娘がポツリと言った。
「お母さん、チキンライス作れる?私チキンライスが食べたいよ」
「え?どうしてチキンライス?」
「あのね、まっちゃんのチキンライス知ってる?」
「知らない。なんなのそれ?まっちゃんって、あのダウンタウンの?」
「すごく、いいんだ。まっちゃんの詩で、浜ちゃんが歌ってる…」
「へえ~。どんな歌なんだろう」
「チキンライス作って、お母さん!」

チキンライスはご飯から作ったことはあったが、米から作ったことはなかった。
本格的なチキンライスが食べたいという彼女のリクエストに、さっそくチャレンジすることにした。
古い料理の本を出してきた。
別冊・主婦と生活「調理別 家庭料理の基礎 百貨事典おなじみ料理394種」。
この本は夫が結婚前に使っていたもので、私の愛読書の一冊になっている。
というか、なくてはならない、指南書なのだ。
とても使いやすくて、今でも重宝している。
表紙はボロボロなのだけれど…いい本なので手放せないのだ。

話が脱線してしまったが、この本を見てチキンライスを作ることにした。
割と作り方は簡単だったが、タマネギのみじん切りがちょっと大変だった。
それと鍋を焦がしてしまった。
焦がさないコツがあるのだろうか。
(この日、娘に教えられた。フライパンという手があったことを…)


「チキンライス」の歌。
ダウンタウンのまっちゃんこと、松本人志作詞で、マッキーこと槇原敬之作曲、そして浜ちゃんこと浜田雅功と槇原敬之が歌っています。
フジテレビ系「HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP」から生まれた、2004年最高のクリスマスソング。

ジャケットの背景は、ダウンタウンの故郷の尼崎。
小学校や学校脇の小道など、いろいろな思い出がつまったこの場所に浜田雅功と槇原敬之が収まっています。

そしてなんといってもこの曲の作詞がいいのです。
子供のころの思い出をもとに松本人志が書き上げたそうです。
少年時代のまっちゃんが、いじらしく姿をあらわします。
切なく胸に迫り、思わずホロリとさせられてしまうのです。

娘はこの歌を聞いて、無性にチキンライスが食べたくなったということだったのです

コメント (4)
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