神林長平の「敵は海賊」シリーズの最新作「敵は海賊・海賊の敵」を読了しました。前作の「敵は海賊・正義の眼」は10年ぶりだったのに対し、今作はたったの(笑)6年ぶりです。
#なんで、筆者が好きなシリーズは、みんな年単位で間が空くのだろうと小一時間....。
内容は、最近の作者の作風からはかなり離れていて、充分エンターテイメントとして楽しく読めました。今回はラジェンドラが執筆したと言う設定になっているので、ラジェンドラは結構出てくるのですが、ラテルとアプロ(特にアプロ)は物語にほとんど絡んで来ませんので(そもそも海賊課がほとんど絡んでこない)、海賊課トリオやチーフ・バスターがお好きな方には、ちょっと物足りない内容かも知れません。ただし、アプロのハイパー生命体っぷりは相変わらずです。うちで黒猫を飼う事があったら、アプロと名付けよう...閑話休題。
「自分を縛る存在は、たとえそれが神であっても破壊する」海賊王・匋冥は、相変わらずのかっこよさです。匋冥ファンの方は、ぜひご一読を。
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