この特集も良い特集ですが、特に元自民党幹事長である
野中広務さんへのインタビューが秀逸です。
捕虜になるよりも、死んだほうがましだと考えた。すると、後ろから馬に乗って上官が追いかけてきた。いきなり野中さんの横づらを殴り、倒れたところを今度は足で蹴(け)った。そのときの上官の言葉が耳から離れない。
「『何を馬鹿げたことをやってるんだ。命を捨てる勇気があるなら、この戦争をやった東条英機を殺して来い。命、永らえたら、この国のために働け!』。ええ、その言葉で目が覚めました」
こう言う体験があるから、戦争を経験した人は、イラクに自衛隊を派遣する事に反対するのですよ>小泉さん
また、
「私は普通の国の軍隊を持つなどという考えには徹底して反対です。軍隊というものが、どれだけ悲惨な歴史を繰り返してきたことか。大勢の死んだ人々が残してくれたものが今の平和です。それに報い、アジア諸国と仲良くすること。それが最も大事なことです」
と言う野中さんのご意見にも賛成です。
#私は野中さんの事を、ものすごく誤解していたのかも知れません。
2007年2月21日追記:「アベシンゾー」政権になってから、ますます野中さんの言葉の重さが増して来たように思えます。10年ほど前に、ある高校の教師の方から「教育現場にいると日本はこのまま戦前に向かって突き進んで行くような気がする」とお伺いして、まさかそんな事は...と思っていたのですが、最近は現実味を帯びて来ているような気がしてなりません。