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僕の理想の社会…「水平的人間関係」と「多様性」?!

2015-04-24 09:28:28 | 観光
1

閉塞感の正体は自分にあることが多い。だが、自分がかわいいもんだから社会のせいにしたい。

自分の心の中を覗いてみよう

「あのひとは、社会的地位が高い」
だからこんな発言は止そう。

「この場は、おおぜいのひとがいるので、無難なことを言おう」

などとつい空気を読んでしまう。


年齢や所得や男女や国籍や地位や服装や態度などでコロコロ
場の雰囲気を読んだ態度に出てしまう

ペコペコしたり尊大にしたり、
実に情けない。


そうだ。いっそのこと、目に見えないそういった類の分類を無視しよう…

「水平的人間関係」で生きよう。

 できるだけ…

2

均質な種は、なにかおこると絶滅が早い。

そういえばどこかの歴史ある梅園の梅が
一気に病気になったってニュースがあったね

管理された梅だけでなく
世界の野生種で多様な梅であれば、絶滅は逃れるはず。


国家やひともそうに違いない

多様性は外からやってくる、今は観光客。


そして

これからはTPP。

管理されて野性を蓋された日本人と違って

南米やアジアの野生の人種がやってくるかも。


排除せず、受け入れてみよう

たとえ暴力的身体的な軋轢があっても。



3

このあいだまで理想の社会なんて考えたこともなかった。



赤坂真理の

愛と暴力の戦後とその後

(講談社現代新書) 新書をよんで、怖くなり、考えるようになった。


ひとがあつまると必ず、「一定割合の出家」的な生き方を望むひとたちが出るらしい。


そういえば集団になると、声のでかい人が幅を利かす。

じぶんは陰にいて自由なタイプなので彼らが苦手だ。強制されることが嫌いだ。

もしかしてじぶんは少数の「出家」チームかもしれないと思うと怖くなってきた。


・水平的人間関係と多様性は相反する社会かもしれない。

どうすれば両方が確保される社会になるのか?


教養しかないと思う。教養は少数派が生き残るための「見えない武器」だ。

まだまだ身についていないけど、

未来のサバイバルに必要な

教養という武器を磨き続けようと思う。

柏レイソルに、Kリーグ調理法を学ぼう…ACLの戦い方

2015-04-24 08:57:03 | サッカー

◆チョンテセが韓国Kリーグ監督の 日本Jリーグ対策を明かし、

「球際に厳しく行けば日本は何もできない」と試合前に言われているらしい。

ショックだ。


でも、

柏レイソルは Kリーグ勢に「めっぽう強い」のだ。

なぜだろう?

・12年GL
柏5-1全北
全北0-2柏

・13年決勝T1回戦
全北0-2柏
柏3-2全北

・15年GL
全北0-0柏
柏3-2全北

柏はACLに3回出場してるが毎回、K王者全北と対戦し、通算5勝1分で 完勝している。


柏の戦術はこうだ。

Kリーグの選手は、ボール保持者に強く早く寄せてくる。チョンテセの言うとおりだね。

→その激しさを逆手に取ろう!

→「そのために」食いつかせる

→スペースが生まれる

→スペースを見逃さず、侵入する

→使う。

この連続で得点を取るのだ。


◎今日の格言

裏の裏は、おもてなり




訪日客急増、1500万人→将来、5000万人?

2015-04-24 08:44:00 | 観光
2014年、1467万人の外国人がにっぽんを訪れた。

観光業は、産業の新たなる柱に成長しそうだ。

それにまつわる骨董なんかも外人向けの専門業者も増えてきている。

英語も必須な時代だね。

では一人あたりの消費額はどうでしょう?

2014年の東アジア人の数字は観光庁発表によると次の通り

①中国人…23万円/人


②香港人…15万円/人


③台湾人…12.5万円/人


④韓国人…7.6万円/人


やっぱり中国が多いね。

データは知らないが、欧米やオーストラリア人も多いと思われます。

韓国が異常に少ないな。


アトキンソンによると、日本に多くお金を落とす国に対して、より多くの広告やおもてなし度を高める戦略を

取るべきだと言っていたね。日本のポテンシャルを考えると5000万人になる可能性があるとも。

ホテルも足りないだろうな。

さて、欧米や中国人が喜ぶ品揃えを考えようかな。




外交カードって、なんだ? AIIB不参加がカードになる?! したたかになった日本の外交

2015-04-23 08:42:55 | 10代20代30代
安倍晋三首相と中国の習近平国家主席はアジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議を利用し、実現した。


 昨年11月の会談で習氏が硬い表情を崩さなかったのとは対照的に、両首脳はこの日、スマイルで握手を交わした。

 
会談に先立つバンドン会議60周年記念首脳会議では、両首脳が演説でともに直接的な批判を避け、相手の演説時には席を外した。

スムーズに首脳会談に入れるよう配慮したとみられる。



 
 習氏は日中関係について「双方が積極的な政策をとる必要がある」と踏み込んだ。




●なぜ急に周氏は笑顔になったのか?



1.日本側の理由

 26日からの首相訪米を前に、日中関係の改善を国内外に印象づける必要があったためだ。



2.中国側の理由


 日本はアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を見送っているが、中国としてはノウハウを持つ日本に参加してほしいのが本音。
 事前に中国側に融資基準などのルールを聴いたら、中国の答えは子供銀行レベルの稚拙な内容だったらしい…

 このままだと不良債権の山を築く可能性があるな。一方で、中国企業が潤うだけ。

 もし日本が参加したら、中国人はこう考えるだろう。

「日本人は責任感の塊だから、たとえ日本に儲けをやらなくても、
きっちり国際的な金融機関としての体裁を細部に至るまで仕上げるだろう…」と。 

 中国人は日本人の特性を知っているのである。



 ★ネットで検索したら ちょっとまえに面白い記事があった。
 
 拓殖大学総長・渡辺利夫氏は、日本が現時点で参加表明することは「外交上のカードとして得策ではない」と主張したそうです。

財務金融部会の柴山昌彦部会長が会合後、記者団に明らかにした。

講師として招かれた渡辺氏は、AIIBが信頼性のある国際機関になるかどうかは「まだ全く不透明な状況」とし、

 懐疑的な見方を示した。

 今後、AIIBが格付けを高めていくために、日本がより一層参加を求められる可能性があると指摘し、

 日本の参加は「外交カードとしてもう少し持っておくべき」との考えを示した。

 ◎「外交カード」かあ?!

 周氏に笑顔を作らせ握手させた理由。中国側に首脳会談を飲ませた理由。

 そうだ。

 日本側に経済的なメリットが来るまではAIIB不参加カードをしばらく駆使したい。

 商売も政治も恋愛も「交渉」が本質。

 ああ、久々に日本人が、米国抜きで、直接交際政治の場で中国相手に「駆け引き」し、成果出したのを見たよ。

 

中国 アジアインフラ投資銀行と海のシルクロード構想から、鄭和を想う…

2015-04-13 10:12:26 | 国際政治
中国はアジアインフラ投資銀行とシルクロード経済圏構想の実現を目指しています。

アジア地域での影響力を拡大し、欧米の意向に左右されない地域経済圏を構築しようとしています。

「シルクロード経済圏」とは習金平国家主席が提唱している構想で、
1.中国を起点に中央アジアから欧州まで陸路でつながるシルクロード経済圏、
2.海路で中国からアラビア半島、西アフリカまでつながる海のシルクロードの2つの構想を指します。


海のシルクロードと聞くと、



コロンブスが新大陸を発見する100年前、明の艦隊によるアジア・アフリカ遠征を思い出す。率いたのは鄭和。





彼が仕えたのは、永楽帝。

鄭和は身長180センチ、腰回り100センチの堂々とした体躯をしていました。

その鄭和に、永楽帝は南海諸国への朝貢貿易促進の航海を命じました。



1405年第1回目の航海がスタート。

8000トンクラスの「宝船」62隻に分乗した乗員は28000人近く。

船の規模が半端ない。長さ150メートル、幅62メートル(オーバー。

コロンブスのサンタマリア号は185トンしかないのだからね。


あまりの船団の大きさに度肝を抜かれた国々は、否応なく朝貢貿易の申し入れを受け入れましたとさ。




第4次以降の遠征では、インド洋を抜け、ペルシャ湾のホルムズやアラビア半島にまで達しています。
メッカでは絹や宝石を献上。
さらにアフリカ東岸を探検した一隊はケニヤでキリンを発見し、中国の伝説上の一角獣「麒麟」と思った船員たちによって船に乗せられ、永楽帝への土産になりました。中国の言い伝えでは、皇帝が最高の治世を行ったときのみに現れる聖獣が麒麟です。鄭和はこれが麒麟だとし、永楽帝をたいそう喜ばせました。



鄭和は朝貢を諸国に促すだけでなく、ラクダ・ダチョウ・シマウマ・ライオン・ヒョウも持ち帰りました。

大遠征の背景には、大型ジャンク船や羅針盤など宋代以降の中国の造船・航海技術のめざましい発展がありました。
明の中国の造船能力は世界一で、1420年頃に明が所有した船の総数はヨーロッパ諸国の合計に勝るといわれています。



しかし、永楽帝が亡くなると、財政難もあって、大航海は終わります。

もし中国が鄭和の時代の海軍力を維持できたなら、いまのヨーロッパは二流国で、中国が今のアメリカになっていたかもしれませんね。

鄭和は漢やな。カッコイイ。ぜひ映画化してほしい。昔の中国人はすごい人がいる!


いま中国がこの銀行をやろうとしているのは過剰な生産能力を輸出したいためだと思う。
元を国際通貨にして、アジア全体の貿易決済は元で行えるように変われば、人々は元を求め、
中国は安心して元を刷り続ければよい。赤字でも。今のアメリカみたく。

その歴史的背景を考えるとき、周氏が、明の時代に、鄭和が大航海時代の末、アジアアフリカ欧州を席捲し、
アジア各国がこぞって中国に冊封国として朝貢した、あのころの輝かしい中華帝国、
その復活を夢見るのではなかろうか…

そうだ。歴史だね。未来を予想するときの鍵は。

冊封を受けた国の君主は、王や侯といった中国の「爵号」を授かり、中国皇帝と君臣関係を結んだ。

この冊封によって中国皇帝の臣下となった君主の国のことを「冊封国」といいます。

冊封の最も早い事例としては前漢初期に南越国・朝鮮がそれぞれ南越王、朝鮮王に冊封されました。

その後、時代によって推移し、清代にはインド以東の国ではムガル帝国と、鎖国体制下の日本を除いてみんな冊封を受けていました。

日本は当時から、冊封を受けなかった、まれな国。

日本人にとって、冊封を受けないメリットは、独自の文化が育ったことで日本らしさが残ったこと。

サラリーマンで社長の顔色窺うより、小さくても思いどうりに生きる中小企業の親父の方が、生き残り方も知っているし、

個性も育つ。

その国の歴史をたどれば、今現在のその国のふるまい方がわかる。

たとえば、中国インフラ銀行を巡って、韓国と日本の対応の差が物語るのではないか。

そそくさとアジアインフラ投資銀行に参加した韓国。一方、日米同盟のきずな・価値観を重視し、独自の路線を貫ける日本。

今も歴史は繰り返す…?!