●中国はかつて
世界中の憧れの国だったんだ。
そのことを調べてみた。
その頂点は唐の時代。
当時科学技術も世界中で最も先端に立っていた。
そのため、ヨーロッパ、中東、日本から多くの学生が唐の都である長安に留学したのだ。
阿倍 仲麻呂らエリートたちが日本から留学している。
●1949年、中国共産党が政権を奪い取った後、残念だが、一部の美術館を除く多くの骨董は破壊された。
中国の伝統文化は「天命」を敬い、畏れる。
孔子は「死生有命、富貴在天(死生は命に有り、富貴は天に在り)」と考えている。
★一方、共産党は無神論を信じているだけではなく、無法無天と主張している。
ゆえに伝統的価値観やそれをモノとして体現している「骨董品」は徹底して破壊された。
1966年5月、“文化大革命”が始まった。
同年8月以降、「破四旧」という破壊の動きは中華大地の隅々まで広まった。
寺院、道観、仏像、名勝遺跡、字画、骨董などは
「封、資、修」として紅衛兵たちが主に「破壊」する対象となった。
共産党を恐れる人々は、あらそって先祖伝来の蔵を開き、裏の小川に骨董品を投げ捨て、
先祖伝来の骨董品の割れる音は、明け方まで続いたという。
なんともったいない…
「破四旧」において、多くの学識者が保存していた古本書や書画が燃やされたり、紙くずのように破られたりしていた。
たとえば章伯鈞の家には一万冊の書物を収蔵していたが、国宝級の書物は紅衛兵たちによって
彼らの体を温めるために燃やされ、また一部の書物は造紙工場に送られた。
毛沢東は特に学識者を一番嫌っていた。
彼は「彼たちは一つの真理を知らなければならない。
それは、いわゆる学識者は実に一番無知な人であることだ。労働者と農民の人々が持っている知識はときに彼らより多いのだ。」
◎日本に来る中国人骨董商は、「文化面に限っては、毛沢東は悪魔ですね」と言っていたが
この微妙なニュアンスは北京に行ってわかった。
友人となった中国人に僕が「毛沢東が骨董を完膚なきまで破壊しましたね」というと、
こう答えたのだ。
「よくご存知ですね、共産党は悪いこといっぱいしたんですよ。
でも、今の老人たちの中には、中国共産党に感謝する人たちが多いです。
まずしかった中国人が短い間に、こんな裕福になったんですから。」
たしかにWEEKENDの北京の紫竹院公園をのんびり歩いてそのことを実感した。
幸せそうな釣りをする老人、
お菓子を買い笑いあう親子、
いろんな音楽をかけてダンスする中年おばちゃん軍団、
中国の伝統楽器を思い思い練習する若者たち、
壁新聞には日本軍と勇敢に戦った英雄たちの記事が飾られ、
熱心に読む人たち
無視する人たち…
トイレは地獄的に臭いが
北京五輪前はウンコがむき出しで溝に流れていた話を聞いたので、それから見れば急速に進歩したのだろう。
◎歴史は不可逆。
しかし
学ぶ限り
前に進むことができるのだ。
お互いに…
世界中の憧れの国だったんだ。
そのことを調べてみた。
その頂点は唐の時代。
当時科学技術も世界中で最も先端に立っていた。
そのため、ヨーロッパ、中東、日本から多くの学生が唐の都である長安に留学したのだ。
阿倍 仲麻呂らエリートたちが日本から留学している。
●1949年、中国共産党が政権を奪い取った後、残念だが、一部の美術館を除く多くの骨董は破壊された。
中国の伝統文化は「天命」を敬い、畏れる。
孔子は「死生有命、富貴在天(死生は命に有り、富貴は天に在り)」と考えている。
★一方、共産党は無神論を信じているだけではなく、無法無天と主張している。
ゆえに伝統的価値観やそれをモノとして体現している「骨董品」は徹底して破壊された。
1966年5月、“文化大革命”が始まった。
同年8月以降、「破四旧」という破壊の動きは中華大地の隅々まで広まった。
寺院、道観、仏像、名勝遺跡、字画、骨董などは
「封、資、修」として紅衛兵たちが主に「破壊」する対象となった。
共産党を恐れる人々は、あらそって先祖伝来の蔵を開き、裏の小川に骨董品を投げ捨て、
先祖伝来の骨董品の割れる音は、明け方まで続いたという。
なんともったいない…
「破四旧」において、多くの学識者が保存していた古本書や書画が燃やされたり、紙くずのように破られたりしていた。
たとえば章伯鈞の家には一万冊の書物を収蔵していたが、国宝級の書物は紅衛兵たちによって
彼らの体を温めるために燃やされ、また一部の書物は造紙工場に送られた。
毛沢東は特に学識者を一番嫌っていた。
彼は「彼たちは一つの真理を知らなければならない。
それは、いわゆる学識者は実に一番無知な人であることだ。労働者と農民の人々が持っている知識はときに彼らより多いのだ。」
◎日本に来る中国人骨董商は、「文化面に限っては、毛沢東は悪魔ですね」と言っていたが
この微妙なニュアンスは北京に行ってわかった。
友人となった中国人に僕が「毛沢東が骨董を完膚なきまで破壊しましたね」というと、
こう答えたのだ。
「よくご存知ですね、共産党は悪いこといっぱいしたんですよ。
でも、今の老人たちの中には、中国共産党に感謝する人たちが多いです。
まずしかった中国人が短い間に、こんな裕福になったんですから。」
たしかにWEEKENDの北京の紫竹院公園をのんびり歩いてそのことを実感した。
幸せそうな釣りをする老人、
お菓子を買い笑いあう親子、
いろんな音楽をかけてダンスする中年おばちゃん軍団、
中国の伝統楽器を思い思い練習する若者たち、
壁新聞には日本軍と勇敢に戦った英雄たちの記事が飾られ、
熱心に読む人たち
無視する人たち…
トイレは地獄的に臭いが
北京五輪前はウンコがむき出しで溝に流れていた話を聞いたので、それから見れば急速に進歩したのだろう。
◎歴史は不可逆。
しかし
学ぶ限り
前に進むことができるのだ。
お互いに…