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あなたの人生の伴走者、古都金沢のふるほん・古道具・骨董商「ふくもも文庫」。買い出しいたします。

★文化や教養力があれば毎日は楽しく過ごせます。ふくもも文庫はあなたへ癒しと笑い・懐かしさを届けます。

クレームで、へこむ→温かいお言葉で、涙する

2019-05-01 12:50:58 | 10代20代30代
相対取引のビジネスは、次の3タイプに分類されます。


●C to Cは、一般消費者(consumer)間で行われる取り引きのこと。
ヤフオクとか。
ここで飯を食うには、大量 物量作戦で行かなければならず、結局
ストアになる≒B to Cに行きつくこととなる。



●B to Bは 、業者間。

話が早い。楽でいい。安定的。誠実な営業力がいる。

零細企業でもメーカーは割とここで仕事をしている。




●B to C

業者と一般消費者の取り引きをB to C(Business to Consumer)といいます。

ほとんどの零細企業はここが主戦場です…


人気商売なため、売り上げは、かなりぶれる
顧客獲得は クチコミの力が多い。
競合数も 多い

ここで勝ち抜くために口コミを取ろうと
過度なサービスや人気取りで
提供側は疲れる

100%やって、90点もらえるかどうか

120%やってようやく、感動していただける。




◎あるお客様にクレームを食らった後

涙を拭いていたら

乾く前に

別のお客さんに評価され、

なんとか立ち直れそうです。

人間は機械じゃない、

でも単純にできている。

クレームで、へこむし、

温かいお言葉で、涙する。

クレームは「財産」でもある。

修正の必要な個所を、教えてくれるのだから。




ああ、

今日から、令和か?!

わたしにとっても

あなたにとっても

だれにとっても

元年やあああ…

本人次第ですが、

気分を新たにできますよ



前向きに生きましょう…



熊本市のあるばしょが、息も止まるほど美しい…

2019-04-20 15:29:54 | 10代20代30代
久しぶりに
熊本市に行きました。

能登の北前船主の子孫が
戦前の藍染の古い
熊本市の問屋の旗を捨てるに忍びず
私に託したのだ。

知り合いの熊本の方に手渡しました。

地震でダメージを受けた熊本市民を
支えたいと
多くの日本人は思っているはず。



空いた時間に
「上通り」「下通り」や
修復中の熊本城、その周辺を
をぶらつこうと思った。

市電を待っている古老に
風情の残る街はありませんかと尋ねると

「商人の町に、古い町並みが残っていますよ」とのこと。


早速、行き先を変えて
教えていただいた、
唐人町や古町、新町エリアに行った。


カッコイイ…

かっこよすぎる

中唐人町の建物たち。。。

レンガの建物(旧あぶら問屋)

コットンを売っている町家…


川沿いの建物は道路側の入り口は
一階に見えるけど、
川から見ると
2階。

川と建物の間の段差には
石垣が組まれており
レストランにリノベーションしたりしてその石垣を見せている。

移築された「コットン屋さん」とのあいだは
石畳の路地が作られ
奥へといざなうしかけ

多目的スペースに利用される二階へ上る木製の階段の支柱は
昭和初期だろうか
大正昭和初期の和洋折衷の幾何学模様の彫刻がきざまれている。
僕の大好きなレトロ家具の系譜だ。




おしゃれ

昔、反物をお店に運ぶのに
家の下の川沿いが「船着き場」であったそうで、
荷揚げして二階に運ぶ。
二階はお店の正面になり、
その反物がずらーっと干されていたらしい…



美しい緑に覆われた、
川の土手を眺めながら
明治時代に作られた
石積みアーチ橋を
渡ると、レトロな本屋さんを見つけた。



長崎次郎書店
ほんのセレクションが秀逸
文化的香りのする品ぞろえ。

2階のカフェが山小屋みたいだ。

珈琲がうまい

おかみさんに話を伺うと
昔は骨董品屋さんもやってらっしゃったそうで、
良い刀が入荷すると
細川知事のご先祖が刀を
見に来られたそうで、
その日は高級なお菓子などが並び
家じゅうがあわただしくなるので、
子供心に
殿様の来る日がわかったとのこと。



線路沿いにある
古民家のおうちが絵本のようにかわいいフレンチのクラシク。

熊本の商家
新町古町エリアは
息が止まりそうなほど美しい…
町家は地震でかなり倒壊したらしいけど
なんとか数棟がカフェなどのリノベを予定し
修復中であった。

古い医院も映画のよう。

頑張って。

美しい町並みが再生されることを願っている。

わたしのHOMETOWN金沢は
地震がないので
町家が多く残っており
どこにも負けないと思っていた。
しかし世の中は広い…

熊本のカッコよさは
こんなところに
隠れていたのか
しびれた…


またいきたいなあ…




日本人の自由、中国人の自由…

2019-04-05 17:27:42 | 10代20代30代
●中国人骨董商のおじさんの方が、面白いことを言っていた。

「日本人の自由と、中国人の自由は、まったく質が違う」

というのである。


●「よく日本人は、言うよね。

中国は共産党一党独裁で全く自由がないって…

でもそれは違うんだ。

いつも日本人にはうまく伝わらないんだけどね。

日本人が思うほど、中国人はがんじがらめではないよ。

日本は確かに自由な社会なんだが、

日本人の自由は、”法律という枠”の中で認められた、制限のある自由。

これに対して


中国人の自由は、”法律という枠からはみ出したところで生きる自由”なんだ。」





彼は続ける。

「中国人の中でも

自由を謳歌できる階層は2つ。

トップと

底辺の人々。


真ん中の人たちはかわいそうだね。自由がない。」





おそらくトップとは、

おそらく、共産党員とその家族、事業をしている超富裕層。


底辺?


そういえば3年前に

僕が北京で見た

光景が脳裏に浮かんだ。

僕は彼に言った。

「思い出したよ。北京で見た光景を。

紫竹公園にバイクを止めようとした露天商のおばちゃんがいたんだ。

政府の腕章をまいた偉い人が、ここは止めちゃだめだよと

注意したとき、

そのおばちゃんが、突然大声を張り上げて喚き散らして抗議し、

役人を追い返したんだ。

すっかり捕まると思ったのに。

彼女らをいってんの?」

彼はうなづいてこう言った。

「底辺の下の人たちというのは

法律を知らないんだ。

法律なんか守る意識もない。

民度が低いんだ。

教育もない。


その代わり


自由なんだ。

捕まることを恐れない自由…。」




なんとなくわかる。

日本人は教育を受け

訓練され

よく秩序を守る。

多くの日本人は

目に見えない枠の中からはみ出そうとはしない。

枠をはみ出す日本人について考えた。

今ははみだすといっても

犯罪ぐらい。

NHK朝ドラまんぷくの主人公のように

あきらめずに

大発明をするひとは

戦後の混乱期などに湧き出るものなのか。

今はホリエモンとか孫さんとか?かな


●若い中国人骨董商も言っていた。

「暮らすなら日本。

安全だし、

安定しているから。



でも


子供を育てるなら、米国一択。」

日本にいては、手に入らない何かとは何か?




●自由にはAとBの二種類ある。




A:日本型自由

≒安心や安全と引き換えに、得る、制限付きの自由。

暮らすには世界一良い国です。



しかし、違う視点で捉えると

違った色B が見えてきました!





たとえばアジアの遺跡や骨董の発掘現場に近づくと

ワクワクし、儲かるかもしれない。

そこには警察や法の支配などない。命がけだ。

たとえば

ツアー旅行には安心安全がある。

一人で行き先を決めて、観光地でない場所を歩くバックパック旅行は
危険だが
一生ものの感動や
アメージングな体験が待っている。



B:中国型自由


≒枠からはみ出して得る自由。


これはしんどいが、自由の本質、商売の本質、体験の本質、に近いことは本能が教えてくれる。


自由Bを希求すると、法律の順位は最後だ。

●自由Bを謳歌するための武器は何だろう?

武器は…

英語力と

度胸と

人懐っこさと

思考力と

危機察知能力と

情報力

かな



日本ではなかなか手に入りにくいものもある。

太平の世では、これらの武器は磨かれることは無い。

日本人の多くの才能は、眠ったままである zzzz






中国人おじさん骨董商、日本の「天皇制」をホメる

2019-04-04 19:09:31 | 10代20代30代
セリ市場で

飯時に、弁当を食べていると

隣に

中国人のおじさんがいた。

日本に住んで

日中を行き来して商売をしていて

骨董はサイドビジネスだという。

米中戦争の話をしたら

「アメリカは、やりすぎだよ。

携帯に盗聴用の部品など入れるはずがないのに

おかげでファーウェイは業績下がったよ」

と怒りモード。

「中国は鄭和の時代を一帯一路で取り戻したいんでしょ?
習近平は中華民国の偉大なる復興を宣言したし」

と水を向けると、おじさんは叫んだ。

「習近平は
馬鹿だ。
こっそりやればよかったのに。
うっかり野心を見せたために
アメリカに警戒されたんだ。
漢民族は農耕民族だから
他国を責めないんです
日本に攻めてきた元寇も
モンゴル人だよ」

おじさんは素直だね。もう野心見せちゃったし…


「ところで中国人は日本に骨董を買いに来るけど

中国は骨董品を毛沢東が破壊したからでしょ?!」


「そうだね。

中国の歴史は

皇帝が変わるたびに

前の政権の文化を全否定するんだよ。


反対に日本に

中国の骨董品が多く残っているのは

天皇制があるからだね。


2000年も天皇制が続いているから

社会が安定しているし

戦争もほとんどない。

海があるので敵は攻めてこれないし。」


「そうですね


天下を取った侍が

天皇を殺さなかったしね」

日本の強みは

長年続く


天皇制が


社会や文化を持続させているからかもなあ

中国人骨董商が

日本の天皇制をほめるとは…。


平成から、令和になるって

他国民が味わうことのできない気分だろうなあ


平成に嫌な思い出があっても

捨てて

新時代に賭けるっていい気分だ。


それも持続する「天皇制」の効能だろう…











中国人骨董商の言葉1…子育て論

2019-04-04 10:06:36 | 10代20代30代
●若き中国人骨董商の子育て論


若き中国人骨董商。

彼は20年前に中国から日本にわたり骨董商になった。

数年前ある考えから

彼は、アメリカ合衆国に生活の拠点を移した。


奥さんと子供たちはそこで暮らしている。

「グリーンカードを6000万円で買ったよ。

すべては子育てのためさ。

日本で育てたら、日本語しか話せないから、日本人の友達しかできない。

中国で育てたら、中華圏で友達ができる。

でもアメリカで育てたら、全世界に友達ができるよ。

僕は息子や娘には

世界中に行って多くの経験を積んでほしいんだ。

そこで好きなことを見つけられれば、生きて行ける。

この仕事でなくても。」


彼は

日本で骨董を仕入れ、

香港台湾中国本土を飛び回り、

アメリカを含めた3極で仕事をしている。

彼は目を輝かせた。


「まだまだ、香港台湾中国はビジネスチャンスが無限に溢れているよ」