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20代女子にお勧め…『わたしはわたし。そのままを受け止めてくれるか、さもなければ放っといて

2012-06-22 21:45:28 | 20代
『わたしはわたし。そのままを受け止めてくれるか、さもなければ放っといて。(I am what I am.Take it or leave me alone.)』 ロザリオ・モラレス(詩人・プエルトリコ) 発行アルファポリス 発売 星雲社


写真集に近い。

いろんな女性の放つ、本質を突くみじかい言葉がとってもいいです


本当に今の世の中、

わたしはわたし。そのままを受け止めてくれるか、さもなければ放っといて。だわ…(なごやべんふう?)

表紙の写真の女の子がかわいい。水たまりにジャンプ一番。落水寸前のカットです。次の瞬間長靴も服もドロドロ美茶美茶だろうね。その写真にかぶせて次の一文。


わたしはわたし。そのままを受け止めてくれるか、さもなければ放っといて。


最近の子育ての常識は、水たまりバシャンも、素手でコネコネしてご飯食べるのもありだそうです

要するにご飯粒が手について気持ち悪いとか、水たまりの水がパンツにしみ込んで冷たいとか
わかんないと、お箸にしようとか、水たまりをよけようとか思わないそうだ




でもおとなになっても水たまりにジャンプして突っ込んでみたいものです



いいとしこいて、やってみよう


いろんな気持ちの良い言葉がちりばめられた一冊です


女優さんはステキな言葉を喋る





力がある言葉だね





あの人たちは





本能で演技をする



小手先で演技をするレベルは卒業している





本能の言葉集ともいえるのでは?





人は本能的なもの(危険など)を受け止める本能があるらしい





修羅場の経営学







って幻冬舎の新書にかいてあった





じぶんの偽らない気持ちは





玉ねぎの沁





何枚も剥いてようやく自分の本心にたどりつく


本人も気づかない


本心に気付こう

世間体は捨てて…


★本田圭佑は倭寇である…

2012-06-19 08:48:10 | 20代
本田は26歳で、僕より年下だが実は昔から尊敬しているんです

星稜高校の時から、彼は世界一になることを前提に生活しているのを知っています

サッカーノートをつけて、食事やサッカーをやっていて気付いたことをその日のうちに書いていました


今の二十代が厳しい状況にあるのを知っていますし、正社員率の低さや年金やいろんなことで犠牲になっている世代でもあるし、草食化が環境適用の結果だと思うよ

でも一方で、
靭帯手術で取ってしまっても、「怪我したことが良かった」と
前向きに言い切る本田や
ビッグクラブでシュナイデルなどに愛され、腕一本で稼ぐ、長友。
香川に至ってはマンUでルーニーと絡む立場までになっている

彼らのなんという逞しさ・明るさ・ポジティブさ! 眩しすぎる

マスコミで作られる「20代≒弱者イメージ」を突き崩す彼ら…

しかし現実はいろんなたくましい20代も実は周りを見渡すといっぱいいて、彼らは自営や外国に赴任する技術者、営業マンが多い。

彼らのイメージは、国境を超えることに躊躇が無い。

倭寇だ!

倭寇のDNAが眼ざめたのか。

 Q:倭寇(わこう)とは、なんでしょう?
   マージナルマンとは?

 A:一般的には13世紀から16世紀にかけて朝鮮半島や中国大陸の沿岸部や一部内陸、及び東アジア諸地域において荒らしまわった海賊、私貿易、密貿易を行う貿易商人の事です。
倭寇の歴史は大きく見た時に前期倭寇と、過渡期を経た後期倭寇の二つに分けられるそうで、前記わこうがおもしろい。

 前期倭寇が活動していたのは14世紀、日本の時代区分では南北朝時代から室町時代初期にあたる。日本では北朝を奉じて室町幕府を開いた足利氏と、吉野へ逃れた南朝が全国規模で争っており、中央の統制がゆるゆるで、倭寇も活動し易かった。
 中世は個人が輝いている(網野史観)。農民も貨幣経済に目覚め、商品や生産物を売り歩く商人は芸能の民≒漂白にあこがれる日本人のルーツじゃないかと思います。

「境界人」説(村井説、他)によると、倭寇の正体について、村井先生は、当時国家概念が明確ではなく、日本の九州、朝鮮半島沿岸、中国沿岸といった環東シナ海の人々が国家の枠組みを超えた一つの共同体を有しており、村井は彼らを「倭人」という「倭語」「倭服」といった独自の文化をもつ「日本」とはまた別の人間集団だとし、境界に生きる人々(マージナル・マン)と呼んでいます。村井によれば、倭寇の本質は国籍や民族を超えた人間集団であり、日本人、朝鮮人といった分別は意味がないと述べています。

★倭寇≒マージナルマン(境界人)は、個人の強い意思で、国境を跨ぐ、稼ぐ。国籍混合のアジア集団を率いた。


それはあたかも国際人の集団≒多国籍のオランダのクラブのキャプテンを務めた、外国人に対しても自己主張して意志を伝える本田ケイスケにダブる。


〇なんか本田や香川や長友と 国境を移動する倭寇の精神力、似ていませんか?














20代で読んでほしい本① 「10歳の放浪記」 上条さなえ 講談社文庫

2012-05-14 09:35:03 | 20代
ぜひ読んでほしい。

「社会が悪い」
「景気が悪い」
「自分以外の誰かが悪い」
そんな言い訳は、いっさい通用しません!
この本を読めば…

★自分の将来への漠とした不安や、まだ起きても無い未来を暗い風景に感じる人に
大きな勇気を与えてくれるよ。

主人公は昭和30年代に父子2人で、今夜の寝る場所もおぼつかない、明日の朝食も食べられるかどうかわからないといった、極貧のホームレス生活をした体験談だ。

お母さんは旧家の出で、無学歴の父を軽蔑している。父の違う姉はどこまでも優しい…

どん底で優しい人、優しくない人が子供の目からも冷静に判別される。
母が月に一回しかたづねて来てくれない女の子と親友になり、
パチンコでやくざ者に助けてもらいながら生活費を稼ぎ
貧乏人同士が助け合ったり。
ついこの間のことだ、昭和の混乱期で起きたこと。
今後の日本にまた起きるかもしれないが、そんなときでも本書は穂先のランプになると思える。

「お父さんは、お前を育てるのに疲れたよ」
池袋の安宿に泊まるお金も酒代に消える父の言葉が切ない。

それでも子供は親を愛している…

たぶん親も。酒におぼれながら、子供に謝りながら、施設に送る悲しさ。
人は弱い。
だから…
心と体を鍛えようと僕は思う。


★主人公はあとがきで、後の施設での壮絶ないじめも、

放浪の体験から比べると屁でもない

どんな困難も耐えられるといっています。

彼女の親への感情・困難な幼少期を追体験できて

僕は、自分の小さな将来への不安や日常の惰性を、叱りました

はづかしい

そして親として、親は子育てが苦しいもんであり、

それでも子供にとって親は選べないし、親が子供の運命を100%決めるんだなあと

思うと、子供に対する自分の態度も真剣勝負だと思った

真剣に生きること愛することその意味



蹴活の失敗や婚活のトンネルで落ち込んだあなた、
そんな悩みは著者の経験に比べると特別じゃない
むしろ「取るに足らない」んだなあ、
★そう「あとがき」を読むことで励まされるかもしれませんね。


自分のつまずき、小さな不安は

先人たちの人生を疑似体験することで

雲散させることができる。

読書、良書との巡り合いとは、

人との巡り合いにも似ているね。」

大事なことです…

心を鍛えよう