al baritono

アマチュア声楽家の独り言 ~ 歌ときどき仕事(笑)

予選通過

2012年08月10日 | 声楽
第4回東京国際声楽コンクール東海地区予選を通過しました。

カテゴリーは愛好者B・・40歳以上のアマチュアです。

楽曲はドン・カルロのフィリッポ2世のアリア「一人寂しく眠ろう」です。6分以内、30秒以上超過は失格ということで、前奏をカットし全体を多少テンポアップして臨みました。5名の審査員の先生からは概ね良い評価を頂きましたが、「入りの音程に注意!」と「アリア部はゆったりと歌うように!」という指導をいただきました(汗;
言い訳になりますが、前奏なしで歌に入るのは難しく(汗;)テンポアップしたためにアリアが多少せわしなくなってしまいました。本番でダレるのを恐れて6分に収まるテンポで歌ったのですが、これが裏目に出たようです。

という訳で、准本選に向けてテンポの再調整です。6分30秒をフルに使えるよう、きっちりとテンポを作る必要があります。准本選は30日なので、盆休みはこれに集中です(^^

予選の楽曲を再演奏出来ますが、本選は准本選と別な曲を歌わなくてはならないので、次々と忙しくなりそうです。

オーディションその後

2012年07月15日 | 声楽
ブログの更新が随分と滞っておりました。

さて、夕鶴ソリストオーディション、見事に落ちました(汗;
後半で歌詞を間違えるというミスもあったのですが、ライバルと言うには僭越ですが、浜松出身の若手声楽家(芸大卒アメリカ留学)の加藤君にには歯が立つはずもなく、あえなく撃沈(笑)

しかし、この間に随分と勉強させてもらえましたし、たっぷり歌い込んだ中で得たものも多く、充実した時間を過ごさせていただきました。機会を与えて下さった関係各位と師匠には感謝しています。

さて、次なる目標が与えられました(笑)

東京国際声楽コンクールです(爆)

40歳以上の愛好家のカテゴリーで受けることになりました。

これも当落はともかくとして、目標を定めて楽曲をより深く練習する事で、その先にまた新たな発見と進歩があると信じて・・・

しかし・・師匠も次々とハードルを(滝汗;

レオ・ヌッチ 45th リサイタル

2012年06月08日 | 演奏会
すっかり更新をサボっていましたm(_ _)m

夕鶴の仕込みは今のところ順調です。オーディションまでもう1週間、明日の昼に伴奏合わせで微調整(リズム)をして取り敢えずOKかな?
後は・・楽しみます(^^

さて、昨日レオ・ヌッチのチケットが届きました。


http://www.tokyopromusica.jp/concert/concert_33.html

S席1階20列11・12番です。前から2/3程のセンターブロック左端。悪くありません(^^

ドン・カルロの「終わりの日は来た」とリゴレット「悪魔め鬼め」セビリアの「町のなんでも屋」がプログラムに載っていないのが淋しいですが一昨年歌いましたからねえ。その代わりにトロヴァトーレの「君が微笑み」とエルナーニの「おお、若かりし」があるからイイか(笑)

椿姫の「プロヴァンス」はお決まりです(爆)

一昨年はサイン会の列に並ぶためにアンコールの後半(沢山歌ってくれるんですよ)を聞き逃したので今年は最後まで聴くぞ!

東劇雑感

2012年05月15日 | もろもろ
MET「椿姫」について書いたついでに東劇についても少し触れておこうと思います。

今までMETライブは新宿ピカデリーか名古屋のミッドランドスクエアシネマで観ていました。今回の「椿姫」は友人のお誘いで東劇で観た後に築地で寿司でも食おうと相成ったわけです。

さて、初めての東劇、松竹の本店みたいなもの。当然期待は高まる。予めネットで駐車場を調査。東劇パーキングよりも向かい側の松竹スクエアパーキングのほうが上限設定があり結果的に安い。ナビをセットし向かう。到着。

駐車場を出て信号の先をみると・・・東劇の看板が見える・・・しょぼい(爆)

一昔前の場末の映画館(笑)

風情があるといえば聞こえはいいが・・何だか高校生の頃にこっそり入った場末の成人映画専門館みたいな(爆)

最近のシネマズとかMOVIXの洒落た映画館にすっかり馴染んだ身には、何だかうら悲しい(汗;
路面の券売窓口(2箇所しか無い)に並ぶと、わはは前の人が友人で既に席を取ってくれている。

私は8月に特別上映される「ニーベルングの指輪」4作を一挙上映の「リング・チクルス」のチケットを購入。いつものように最後列の中央をゲット!

長いエレベーターで3階に。うう!ロビーが狭い!昔の劇場!スクリーンは1個しかなく、扉は一重(汗;
フロアの傾斜はあまりなく後部に行くとスクリーンから遠くなる。従ってシートバックは低く前席に座った人の頭が見える。それが座高の高い人だとスクリーンと被る(滝汗; 座面も変に柔らかく座り心地もあまり芳しくない・・。

8月にはここで4作も長いオペラを連続で観るのか。しかも1日2演目、約10時間を2日連続で・・。気が遠くなりそう。あっ!この劇場じゃあ最後列を買っちゃダメだ!と気付き、結局後で座席を変更するハメになった(笑)

オペラが始まる。序曲が始まってからも入場する人が多い。その度に誘導するペンライトが気になる。

その内に、何やら遠くに掃除機のような音が聞こえる(汗;

すると・・前方の出入口から何人かが出入りする。上映中である(滝汗;

インターミッションがあるにも関わらず、途中で出入りする人が目立つ(怒!

と・・まあ、通常の映画館ではよく見られる光景ではあるが、少なくても今までのMETライブでは、新宿と名古屋では無かった現象が・・。映画ではあるがオペラなんだから・・ねえ(汗;

と、まったく印象の悪い劇場でした。

終演後、上映中の雑音のこと、上映中の出入りのことをスタッフにクレームを付けました。そんな状態でリングを観たくないですからね。

そうしたら、人工呼吸器を付けた観客がいて、その呼吸器の音だったようです。そして上映中の出入りは酸素ボンベの交換のためだとか・・。そんなハンディのある方にもMETを楽しんでもらいたいという気持ちもあるので文句をいうつもりはありませんが、他のお客への影響を少なくするために劇場スタッフの細やかな配慮がもう少しあっても良かったのでは?と想いました。例えば座席を後部に移し、上映中にボンベ交換が必要であればペンライトで補助するとかね。

と、ネガティブな感想ばかりで申し訳ありませんが、松竹の本拠地でもあるのですから早い時期に近代的な劇場に改装されるよう期待しましょう。

そうそう、その際は・・和式トイレはやめましょうよ、和式は(爆)


MET HDlive「椿姫」

2012年05月13日 | オペラ
2010年のトリノ王立で、同じくマシューとの共演を観た者として、ちょっと残念な出来でした。
デセイが病み上がりで本調子でない事はすぐに分かりました。インターミッションのヴォイトのインタビューにも「高音を外してごめんなさい」と謝っていましたが、所々で声のかすれが見受けられました。すっぴんノーメイク?も微妙に印象に影響を与えていたかも知れませんね。病弱なヴィオレッタにはいいのでしょうが第1幕の社交界の花を演じる時は、もっとキラキラして欲しかったと思います。

それに対してマシューとディミは良く好演していたと思います。
マシューは何カ所か息の支えが弱くて声がふらつくところも見受けられましたが、軟弱なぼんぼん役をリリックな声で良く演じていましたね。印象的にはトリノ王立の時よりも余良かったかな?

ディミは流石でしたが、デセイが不調なのでバランスとしてもう少し控え目が良かったと思います。この辺はトリノ王立の時のジェルモンはデセイのご主人のローラン・ナウリで、最後の3重唱の時はデセイに配慮して控え目に歌っていたような気がしますが、今回は全編を通してディミの声量が目立ちすぎ(汗;

と、デセイの不調ばかりが目立ちましたが、何と言っても最後までヴィリー・デッカーの演出が馴染めませんでした。社交界の華やかさ、郊外での二人の生活、そして社交界に復帰・・そんな場面の転換が小道具だけで演出され、衣装の変化も少なく・・・???

昨日が上映の初日なのでネット上での評価がまだ見えませんが、これからどんな批評が展開されるのか、しばらくはブログをウォッチですね。