「そこで、人間をすでに出来上がった姿で見ることしか教えてくれない学問上の書物はすべて捨ておいて、人間の魂の最初のもっとも単純な働きについて省察してみると、私はそこに理性に先立つ二つの原理が認められるように思う。その一つはわれわれの安寧と自己保存について、熱烈に関心をわれわれにもたらせるものであり、もう一つはあらゆる感性的存在、主としてわれわれの同胞が滅び、また苦しむのを見ることに、自然な嫌悪を起こされるものである」(31頁・序文)
最新の画像[もっと見る]
- SF長編小説『奇跡の回廊』の概念図*万華鏡的世界観の絵巻 9年前
- ベルクソン68 【結語――意識の否定】 14年前
- ベルクソン49 14年前
- ベルクソン48 【錬金術の竈】 14年前
- ベルクソン39 【自我と主体を超えて】 14年前
- ベルクソン30 【逆さ円錐の構造】 14年前
- ベルクソン19 【逆さ円錐はペンである】 15年前
- 日記そのまま 16年前
- 法華経論 その二十九 17年前
- 法華経論 その二十八 17年前