船に揺られて約1時間半くらい?
フィジーで1番大きな島、四国くらいの大きさのビチレブ島。
ここはなんだか全然パワーが出ない。
アジアの雑踏の雰囲気に似てる。
私は基本的に、混沌とした所、勢いのある所が苦手だ。
そういう所には、何となく、負の空気に満ちている気がして。
そういう所では、人の笑顔が仮面ぽく見えちゃうんだよね。
道行く人が、何を考えているのかが、全く分からない。
海外ならどこでも好きという訳ではないのでありますよ。
繁栄していなくても、のーんびり、
「ま、何とかなるでしょ」
って笑って生きている人たちの住むところが好き。
少なくとも、そう感じられる場所が好き。
つまりは、ちょっと苦手な雰囲気の場所だったってことですね。
お昼過ぎに着いたんだけど、今日は日曜ということで、ナンディ市内のほとんどのお店は閉まっているらしい。
ホテルは、いかにもトランジットホテルって感じ。
おおー、あれだね!チープだね~!って感じ。
だって1番ビックリしたのは、部屋の入り口がガラスの引き戸!
部屋に唯一ある窓が、廊下に面した一面のガラス窓。
それが入り口なんだもん。
光をとろうとすれば、思いっきり廊下の人から部屋超丸見え。
↑こんな(笑)。
おかげで一日中カーテン閉めて電気つける羽目に。
救いは、エアコンが付いてたことかな。
でも、このエアコン、リモコンがえらい所に!
ごっつい上なんですけど!(笑)
で、ここでやっとゲットしました。
噂の「フィジーウォーター」。
味はくせのない普通のミネラルウォーター。
でも、このパッケージのかわいさが観光客に受けているらしい。
しかしフロントで買った時と売店で買った時と、値段が違っていたのはなぜだろう?
数メートルしか離れてないのにさ。
30円くらい違ってたような…。
ま、いいか。
ビチレブ島に来てから、もう無数に蚊の餌食になっている。
マナ島では一匹も刺されなかったのに~。
小腹がすいたので、売店に行くことにしたのですが、ここの店員のインド人の女の子と仲良くなってしまい、お土産を買ってしまいました。
ちなみに、フィジーの人口の半数はインド人です。
実は、チェックインの時から彼女の視線を感じていたのですが…。
お菓子を探しに入った私を見つけて、外で他のスタッフと話をしていた彼女は、ものすごい勢いで走ってきて、大きな目をキラキラさせて、しゃべり倒してました。
しかし、インド系の若い子って、なんでああも細くてべっぴんさんかねぇ?
「マナからでしょう?」
「天気はどうだった?」
「日本人?一人旅?」
「ナンディはいつ出るの?」
「今日は午後から何をするの?」
etc...
好奇心一杯な感じの彼女の質問に一つずつ答え終わると、
彼女は何かを思い出したように口に手を当てました。
「ごめんなさい!私の名前はドリーン。はじめまして。あなたは?」
そうよね、普通会話はそっからだよね(笑)。
その後彼女は店内全ての物を説明してくれた上、
試食のないクッキーやチョコを、なんと私の試食の為だけに商品を一袋かけて食べさせてくれたり、大盤振る舞い。
しかし、やっぱりあんまお金持ってなさそうに見えたんだろうね、
いろいろ買った私に、
「こんなに買って大丈夫?」
3000円も買ってないんだけど(笑)。
うーん、これ以上は買わないけどね、と言うと、
「分かった、できる限り値引きしてみる!」
と、計算機と格闘していました。
結構安くしてくれましたよ。
ありがとね、ドリーンちゃん。
基本的にインドの方というのは、商売っ気に満ち溢れておられて、
強引に売りつけられたり、ぼられたり、というのをよく聞きますし、
残念ながらフィジーでの注意事項に、フィジアンはいいが、インド人には注意、と書かれているのが多いのも事実です。
でも、いい子もいる。
そればっかりは、もう、運です。
昨日自分でナンを作りまして、
ドリーンちゃんをちょっと思い出しました。
そろそろ、旅も終わりです。
続く!