チョッパーのこと。

甲斐犬とテリアのmix チョッパーの日々。

南の島で誕生日 バースデーケーキ編

2006-06-24 | 616


晩御飯に誘ってくれたヒトミさん。
実際誘われた時は、
えっ?嬉しいけどなんで?
もしや何かの勧誘?
ひょっとして女子好きの方?
なんつって。

だって、私の知ってるコーディネーターさんは、お客さんと過度に接するのを嫌がる人が多かった。
お客さんとは一線を画していないと、いざ何か起きた時に対処しづらいだろうし。

だから、である。

でも話を聞いてみると、ずっと1人でのゴハンが続いていて、本当はちょっと寂しいんだって。
スタッフとはいえ、お客さんと同じレストランで食事を取らなきゃいけないらしくて。
楽しそうな人たちに囲まれて、1人で食べる食事はおいしくないようだ。
うん、ちょっと分かる気がするよ。
私も、レストランで1人で食事する気はあんまりなかったもん。

たまに、カップルにも声をかけたりするらしいんだけど、
「2人で過ごしたいから…」
と断られることもあるらしい。
それでもめげずに声をかけている彼女を、すごいと思った。
前向きだ。
これくらいのガッツがないと、海外で働くのは無理だろうなぁ。
さすが、選ばれるべくして選ばれた人であろう。

晩御飯が食べられるレストランは、ここには2ヶ所?
私たちが行ったのは、ビュッフェ形式の所。
曜日によって、テーマごとのビュッフェとなる。
今日は、ヨーロピアンビュッフェ。
どのへんがヨーロピアンかは分からない(笑)。
さすがアバウトな南国。

なんと、ヒトミさん、ケーキを用意してくれていた!



陽気なスタッフが持ってきてくれた。
通りかかるスタッフは皆、
「ハッピーバースデー!」
と声をかけてくれる。

いやぁ、こんな所まで来ても祝ってくれる人がいた。
ありがたいことだ。
毎日仏壇拝んでたおかげか?とちょっと思う。

明日も一緒にゴハン食べる約束をして、ケーキを1/4もらって帰る。

ヒトミさんは、この4月からフィジーに来たらしい。
28歳。
オーストラリアとアメリカに、語学留学とホスピタリティの勉強で3年くらい留学していたんだって。
海外のホテルで働く、という夢がやっと叶って、最高に幸せだと言っていた。
モデルさんのような体型、ハーフのような顔立ち、上品な物腰、話し方、黒く焼けた肌、パンフレットに載っていそうな美人さんだったなぁ。

育ちの良い子というのは、こういう人なんだろうなぁ。
時々いません?
お嬢様っぽいのに、やたらアクティブな人(笑)。
何しろ、素敵な人だった。

一旦部屋に戻ったものの、9時からショーがあるのでした。

このホテルのすごい所は、1日に5つくらい、朝から晩まで何らかのアクティビティがあることだった。
編みかごの作り方とか、ゲームとか、フィジー語レッスンとか、いろいろ。
その最後にあるのが、ショーだった。
今日は、ミクロネシアンダンス。

迫力満点でおもしろかったー!
ファイヤーダンスとかもあったしね。

しかしなんだあの腰の動きは…。
日本人には到底できそうにない腰フリでした。

ちょっと興奮気味でブレに帰ってきたはいいんだけど、
風邪をひいたらしく、鼻水だーだーだわ、くしゃみは止まらんわ、頭はガンガンするわで大変だった。
脈をはかったら、ああ、熱があるなぁコレ。

うんうんうなされながら、広いベッドでシーツにくるまってました。

大丈夫、暑いところでひく風邪は、寒いところでひく風邪より気分がいい。
これは、私だけですかね。

もう最高の誕生日を過ごしたし、別に明日ずっと起きれなくてもいいや、
なんて気楽に考えながら、眠りにつきました。

なんだか分からない鳴き声と、波の音が贅沢でした。

私はいつだって、こんな夜を求めているのでした。

続く!