野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

横須賀市立しょうぶ園

2008-06-11 | 植物園
 日曜日、京浜急行に乗って三浦半島の大楠山の麓にあるしょうぶ園を訪ねた。4,5月晴れ間が少なかったせいか、例年より開花が遅れ4分咲き程度だった。

 出会えたハナショウブの花々を可能な限り、名前を記しながら紹介していこう。
(尚間違いがあれば御容赦を)

 五月晴れ(江戸系)


 鳳凰の冠、雨が結構降っている。白い筋の雨脚が見える。


 追風


 宝船




 ピンク色が際立って美しかった、美吉野(伊勢系)は他のしょうぶ園でもよく見かける品種だ。


 小雪路は名の通り、白い花弁についた水滴がきれいだった。


 キショウブとの交配種愛知の輝き。交配により葉の緑が薄くなってしまったのが欠点。


 その欠点を克服したのが金冠。


 紫衣の誉(江戸系)






 枯れているような咲き方が特徴の貝細工(伊勢系)


 同じく咲き方に特徴のあるのが白竜の爪と玉宝蓮(江戸系で玉咲き)。






姫小町(肥後系)


 豊葦原


 花曇





 ハナショウブだけでなく、藤やアジサイも多く植えられている。



 梅雨空晴れ


 清少納言の藤紫色は古雅にして優美だ。


 白い花弁を紫色に縁取っている和夫の誉


 この花しょうぶ園の良いところの一つは、枯れてしまったしょうぶの花弁を菅笠、紺絣姿の花摘み娘が摘み取っている風景が見られるところだ。


 ハナショウブは江戸系と伊勢系、肥後系の三つに代表されるがそのほかに東北山形に伝わる長井古種がある。これはノハナショウブの影響を色濃く残している品種。


 米国系もある。オーシャンミスト。


 雨は段々と小降りになってきた。


 この後は三笠公園と横須賀どぶ板通りをぶらついて帰った。

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