記憶鮮明、文章不明

福祉は権利。平和こそ最大の福祉。保育なめんな、子どもなめんな、保育士なめんなです。

フルスイング完結

2008-02-23 | テレビっ子
土曜ドラマ「フルスイング」最終回でした。予定通り?涙と鼻水にまみれての鑑賞となりました。

プロ野球のコーチを30年(イチロー、田口、小久保・・オチアイサンも教え子です・・すごい)
その後高校野球の指導者になりたくて
59歳で九州の私立高校教師としてスタートしたものの
僅か1年でガンのためなくなられた高畠導宏さんの教師時代を描いたドラマです。

≪最終回のあらすじ≫
父を案じた高林の息子は単身福岡へ家出。「東京へ帰ろう」と涙の説得にやってきます。息子を「お父さんは大丈夫だ!」と力強く抱きしめた高林ですが・・。
生徒や同僚にがんを告白し、担任する3年4組の卒業を見とどけて後、東京へ戻って5週間の闘病生活。新しい野球部のユニに目を細めたのも束の間。
治療の甲斐なく帰らぬ人となりました。
学校葬の日、妻子に知らされた高林の最後のホームルームで生徒たちに送った言葉は


「氣力」=あきらめない心でした。


たった1年・・・でもなんて密度の濃い子どもとのふれあいをつむいだのでしょう。


「いつでも学校へ来い」と卒業する子どもたちにいえる学校が今の世にどれほどあるのか
子どもが自分の育った場所=ガッコを懐かしんだり、心のよりどころにしたりできるコトが当たり前になって欲しいと願わずにはいられませんでした。

(現実には統廃合で無くなっちゃったり、先生は異動でどんどん変わるし。私学だって入れ替わりますしね・・)



過去記事(2006年1月より)
コーチって、教えるって・・・と考えた本

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4 コメント

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原作読みました (シルク)
2008-02-23 23:53:40
姐さんがこの本の記事を書いた頃って、まだ姐さんと知り合っていなかったのかなー

私は2005年の夏、発売された間もなく買いました
立ち読みしていて、『これを買わんで何買うねん』という電気が走りましたわ(大げさ)

2年後に、まさかドラマになるなんて思ってもみませんでした
全然見られなかったけど、早くから【オススメの1冊】としてピックアップしていたので嬉しいです

ケガで満足にバットを振れなかった現役時代の最後の頃、ショックを緩和するためにバットのグリップにラバーを巻いて使っていた
打席に立ちたいという、【あきらめない心】を野村監督が見逃さなかったところから長いコーチ人生がスタートする

あきらめないというのは大切というか、時にはとてつもない結果として顕れるのですね
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シルクはんへ (おりがみ)
2008-02-24 01:36:27
数ある「野球本」の中でもTOP3に入る本だと思ってます。仰木さんとのやりとりのくだりで涙があふれて参りました。(病院の待合室で読んでまして)
このドラマは専ら高校教師編でしたが、子どもに対する姿勢と言うのが素晴らしくって毎回涙でした。
その子の持ち味をどう生かすかという立場を貫く「コーチ力」にあふれた方なのですよね、高畠さんて。
28でコーチですよ。私なんか保母二年めの年です。ペーペーの新米ママにして保母。あ~はずかし。


プロ野球コーチ編も見たいもんですが。
キャスティングが難しそうネ~。


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Unknown (シルク@仕事せな…)
2008-02-24 10:24:01
世に送り出した最初のレギュラー級の選手が柏原さん
その後も落合さん、高沢さん、水上さん、西村さん…

入団時に大した話題にもならず、言葉は悪いけど【その他大勢】でやってきた選手が数多くレギュラー級の選手となって大成しているコーチ前期の部分にハッとするものがありました

当時のパリーグは今とは比較できないくらいビンボーで、予算にも限りのある中でたくましい選手を何人も送り出した熱意は高校野球の指導者としても生かされたと思います

というか、よく言われる【石ころをダイヤモンドに】を生きがいとされていたのかもしれないですね。後年は比較的勝てるチームのコーチを務められる事が多かったのですが、それよりも【石ころをダイヤモンドに】の方が、自分には合っていた
だから、無名の高校野球の指導を選ばれたのではないかとも思ったりします

高畠さんがホークスに入団した時期にドラゴンズから移籍してこられたのが島野さん。少し後に、古葉さんもカープから移籍してこられます。

そこにおられたのが野村さんでありブレイザーと考えると、南海ホークスというか、ブレイザー・野村克也の野球というのは日本プロ野球史における一つの大きな流れなのだと、改めて認識します
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シルクはんへ (おりがみ)
2008-02-24 11:34:52
なるほろ・・「石ころをダイヤモンドに」は指導者冥利です。挫折を知っているからこそ年齢の近い若い選手に惜しみなく自分の経験を伝えられたんでしょうね。保育にも通じる物がいっぱいつまった本です。

津田夫人の本と共に、何度も読み返したい。

>ノムさん
毒気がすっかり抜けた感じ?
「俺の花だよ月見草」とおっさってましたが
おりがみは最近のノムさんを見てると
厳しい冬を超えホッコリと咲く「雪割草」ではないかと思ったりします。あるいはふきのとうとか。
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