この寒い季節になると、メゾングッチの入居者さまから、
「お湯の減りが早くなりました。」
という報告を受けて、水道屋のセリザワ管工業様に対応して頂く事があります。
不思議な事に寒さが続く季節に限って、同様の連絡が続く事があります。
電話で、入居者様に状況を確認して頂きましたら、やはり逃し弁の故障により、85℃のお湯がちょろちょろと排水されてしまっていると推測できました。
確認して頂いた事は、洗面所奥のカーテンの中にある深夜電力温水器の上部のグレーの円筒部品から下方に配管されている赤茶色パイプを触って頂きました。
グレーの円筒部品内に逃し弁がありますので、逃し弁が故障してお湯が逃がされていると、赤茶色パイプが温かいもしくは熱くなっています。
確認して頂いた結果は、
「かなり熱くなっている。」
との事でしたので、先日、セリザワ管工業様に部品交換作業をして頂きました。
まず、上部の逃し弁を取り外して頂きました。
そして、新しい逃し弁を取り付けて頂きました。
※A社(下左)とB社(下右)とは形状が異なりますが、機能は同じです。
逃し弁の交換だけでは、経験上不具合がすぐに再発する可能性が高いので、水道メーターから出た所の減圧弁も取り外して頂きました。
そして、新しい減圧弁を取り付けて頂きました。
※B社の弁は、黒いカバーの縁に折り曲げたフランジツバがあるので、剛性(強度)が強いように感じます。
ここ約10年間、同様のトラブルが発生した時に弁の交換をして頂いておりましたが、以前使っていたA社の弁は、1年ほどで不具合が再発していました。
3年ほど前からは、A社に代わってB社の弁に交換して頂いています。
本件、温水器メーカーに問い合わせても点検に来て頂いても、
「温水器の部品は規格内であり問題ない。」
また、弁メーカーのA社に問い合わせても
「弁は規格内の設定になっており、性能上も問題ない。」
・・・との見解で、なぜ1~2年で不具合が発生する場合があるのか、本当の原因は不明のままで対応して行くしかない状態です。
温水器メーカーによると、50年以上は十分に使用できる設計になっているとの事でしたので、今後も部品を交換しながらの対応となります事、入居者さまにはご理解とご協力を頂きたいと思います。
また、電気料金や水道料金を毎月チェックして頂いて、普通に使用しているのに急に料金が上がった時は、温水器やその他部位に不具合が発生している可能性がありますので、管理人さんか弊社まで早期にお問い合わせ頂きたいと思います。
設備の故障も人間の病気と同じで、
『早期発見。早期修理。』
をする事が出来れば、入居者さまのご負担も少なくて済みます。
今後も、メゾングッチの善管のご協力をお願い致します。
m(_ _)m