ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

名曲喫茶「バロック」に行く

2023年11月17日 | カフェ・喫茶店

吉祥寺に来て、タムジャイサムゴーでスパイシー・ヌードルでランチを食べた後、せっかくなので名曲喫茶のバロックに寄ってみた。

1時頃に訪問すると、お客さんが何人か入っている。空いてる座席に腰かけ、ゆっくりする。いつ来ても落ち着いた良い空間である。

奥のスピーカーからはシューマンの5重奏曲が流れていた。その後、バッハのチェロ組曲、バッハの平均律クラヴィーア、モンテヴェルディの宗教音楽などがかかる。室内楽とオーケストラ音楽などを2系統のステレオで区別して流しているようだ。音楽はすべてLPを使っており、CDは使っていない。かける曲のリクエストもできる。

音楽を聴いていると次々と客が入ってきて満席近くになっていく。週末に来たのは初めてで、こんなに客がはいっているなんて知らなかったが、喜ばしいことである。皆さん、直ぐに出ていくような人はいず、1時間以上はじっくりと珈琲などを飲みながら聞き入っている人ばかりと思われる。

私もこの後特に用事が無かったので、2時間近くじっくりと聴いて、さて、帰るかなと思ったら、ガラス張りのオーディオ室兼LPライブラリーから座席に向かって白板に書かれている次の曲の紹介にRシュトラウス、シュヴァルツコッブ、セルによる歌曲集4Lstsongsのアルバムが出たではないか。今日はB面の曲がかかったが、これを聴いて、店を後にした。この歌曲集に含まれている16曲の歌はいずれも美しく、家で読書などしながらゆっくりと聞き流すとき、しみじみと良いなーと感じるのであり、私のお気に入りである。

今日は珈琲800円を注文、1時間以上いるといつも2杯目のコーヒーを無料でだしてくれる。おしぼりも2回以上交換してくれる。こんな良い店ないと思う。いつまでも残ってほしい貴重な名曲喫茶である。そのためにももっと来よう。

ご馳走様でした。