駅を出て真正面の風景を見る機会は少ない。すぐ目的地に向かったり、場所がわからなければ地図を探したり。高崎はどういう街づくりをしてきたのか知らないけれど、なかなかいたい駅前であった。西口を出て駅近くの美術館経由で観音山方面に向かって烏川まで、そこから市役所はじめ公共施設が立ち並ぶ高崎城址あたりをまわって渋川方面へ、中央銀座アーケード街をとおって駅前に戻ったが、あとで地図をみると駅西口をぐるりと回ったことになる。その日夕方、駅に戻って改めて正面を見るとそこには、両側のビルのあいだの空間を上手に埋める21階建ての市役所庁舎(1998)が。高崎市が一望できるのだそうです。右写真は横からみたもの。この薄さ。悪趣味。
一観光客が言ってもしょうがないけど、この市庁舎の立ち位置は最悪である。物理的にもそれ以外でも。すぐ近くにはかの群馬音楽センターや群馬シンフォニーホールが静かにあったり、群馬交響楽団創始者で、ブルーノ・タウトの庇護者でもあった井上房一郎邸(設計:アントニン・レーモンド。高崎市都市景観重要建築物指定)があったり、旧市庁舎は谷口吉郎氏によるものだったというが現在は「ふれあい広場」になり、映画祭も盛んで「シネマテークたかさき」設立といううれしい知らせも伝え聞くのになぜ。
街を歩くと新旧開業医が異常に多く、それはたぶん健康に対するこだわりの資質によるものではないかと思うのは、エステや鍼灸・リフレクソロジーなどが目立つから。いっぽうアーケードはみるも無惨、そうでなくても整理の苦手なひとが多いのかなと思うような暮らしぶりが覗き見られる。駅前はもちろん賑わっているのだけれど、その近くで立ちしょんする男や、つえをつくお婆さんを呼び止めてエステの勧誘する女などにたまたま遭遇してしまい、なかなか辛いことである。
ここ数年でレコ屋はおおかた様変わりし、古本屋はあいかわらずだが「うさぎの本棚」に白カーテンが。今みたらたまたまお休みだった模様。サイト「うさぎの本棚」とは全く別ですね。
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街を歩くと新旧開業医が異常に多く、それはたぶん健康に対するこだわりの資質によるものではないかと思うのは、エステや鍼灸・リフレクソロジーなどが目立つから。いっぽうアーケードはみるも無惨、そうでなくても整理の苦手なひとが多いのかなと思うような暮らしぶりが覗き見られる。駅前はもちろん賑わっているのだけれど、その近くで立ちしょんする男や、つえをつくお婆さんを呼び止めてエステの勧誘する女などにたまたま遭遇してしまい、なかなか辛いことである。
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