3RD EYE STUDiOS
街角の映像制作下請け零細業者のブログ




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一番はひょっとするとジョン・ウイリアムスかも知れんが、たぶん誰もが知ってるあの映画もこの映画もハンス・ジマーだ。最近僕が見た中では、バットマンの新シリーズ、パイレーツ・オブ・カリビアン、ジェイソン・ボーン・シリーズ、トランスフォーマー、バンデージ・ポイント、、などなど。日本人になじみ深いのは「料理の鉄人=バックドラフト」、ラスト・サムライ、そしてBlood+じゃないでしょうか。あとは坂本龍一で有名なラスト・エンペラーでもクレジットされている(アカデミー賞はもらってない)。

もともとはバグルスで雇われキーボーディストをしていた人らしい。「Video kills the radio star」のビデオクリップにも出演していたというから驚きだ。YouTubeの映像。現在の顔から推察して、黒いジャケットを着てキーボードを弾いている人がハンス・ジマーだろう。

この曲や、当時の人脈から推察して分かるように、バリバリのテクノ、ニューウェイヴ系の人。それがなぜ映画音楽をやり始めたのかは定かではないのだが、きっかけの1つがラスト・エンペラーらしい。クレジットはプロデューサーなのだが、バグルスつながり(トーキングヘッズのデヴィッド・バーンがバグルスのプロデューサーもしていて、バーンがラストエンペラーで坂本龍一とともにスコアを担当したから)で参加しただけみたい。

彼を一躍有名にしたのはダスティン・ホフマンとトム・クルーズが兄弟役を演じた「レインマン」(YouTube)。今聞くとだいぶ80年代っぽい。そういや松田優作の遺作になった「Black Rain」もハンス・ジマーだった。最近テレ東でやってて久々に見て「今見たら音楽ダセー!!」と思ったらハンス・ジマーだったんでぶっとんだ。

彼の初期の映画音楽を聴くと分かるけど、もともとロックやテクノ系の音楽とオーケストラを掛け合わせる音楽を作ることで有名だったそうな。けっこう監督やプロデューサーに気に入られやすいのか、ジェリー・ブラッカイマー、リドリー・スコット、スティーブン・スピルバーグ、マイケル・ベイといっぱい仕事してる。だからあれもこれも「ハンス・ジマーなの!?」状態なんだと思う。

ここからは僕の感想だけど、まあ、なんというか、器用な人なんだと思う。あと盛り上げ方が上手い。絵と合ってるし、でもそんなに絵を邪魔しない。スーパーマンやスターウォーズのように音楽だけで口ずさめるって曲はあまりない。だからなのか、バックドラフトを含め、日本の音効さんにとって便利なんだと思う。音楽に色がついてないけど高級感があって聴き馴染みがあるから使いやすいんだろうなあ。

とにかくこれ聴いてください。知ってる曲&映画がいっぱいあります。

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