ひょんなことでシンガポールに来ている。今回の仕事は映像制作というよりは、現場制作進行に近く、少し変わった役割のためにこの国に来た。カメラも三脚も持たずに、本番はなんとiPhoneを使う。iPhoneがダメな場合のバックアップがWeb Cameraという。非常におもしろい仕事で、映像制作やってるとこんな仕事もあるんだなあ、とちょっと感慨深い。
ION Orchard shot by iPhone
シンガポールは、もうなんというか、東南アジア風味のある東京、といった風情。電柱と電線がないぶん東京より洗練されているし、アジア特有の雑然さの欠片もない。英語が公用語だからガイドブックなんか必要ないし、物売りも来ないし、人種が多種多様だから外国人がものめずらしがられることもないし、非常に快適に過ごせる。天候も激暑でもないし、住むにはほんと最高の街だと思う。
裏を返せば、観光には向かない街。バックパッカー的な感覚でいうと刺激がなくてつまらない。きっと東京のほうがとんがってて面白いと思う。
さて、今回1年ぶりの海外出張で痛切に感じたこと。
前回はラオスの田舎での撮影で日本とは完全に隔離されるだろうことを予想しており、しかも半年前から行くことが決まっていて準備ができていたので、出発前にあらゆる仕事を終らせてから出発した。そのため問題意識が芽生えなかった。
今回はシンガポールという先進国で、しかも行くことが決まったのが2週間前だったので、「行ってからもなんとかなるだろ」と思ってしまったのが運のつき。
海外出張のときは日本に仕事を残してはいかん。とくにフリーランスは不在時に引き継げる人がいないから余計にそうだ。
きっとシンガポールだからネットワークにさえつながれば動画のやりとりもできるだろう、とHDDを何個も持ってきたが全然ダメ。やっぱホテルの回線とか公共のWiFiでは無理。絶対無理。もっと金かけないと無理だということが分かった。
とにかく、やっぱフリーランスの身で海外出張に出てしまうと、その他全ての仕事が停止してしまう覚悟で出ること。痛切に感じてます。
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食事がとても美味しかった国の一つです。
週末の屋台や、魚のミンチボールの
ラーメンがとても美味しかった記憶があります。
隣国も面白いですし、良い所ですね。
今日の東京は晴れのち曇り、気温も適度で
過ごしやすいです。
それよりなにより景気の良さです。みんな元気。日本とは活気が違う。
税金も安いし、みんなシンガポールに行きたがる意味がわかりました。自分も真剣に考えてます。だって、どうせ年寄りに搾取されるだけの日本の税金なんて払うのバカバカしいし。