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街角の映像制作下請け零細業者のブログ




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「ウェディング、文教市場などローコストなハイビジョン制作が可能に」と謳ってるように、かなりターゲットを絞ったカメラだが、非常におもしろい。業務用といいながらP2ではなくSDカードによる記録というのは自己矛盾ではないだろうか?という気もするのだが、「P2とちがって保証しませんよ」とかなんとかあるのだろうか?InterBEEに出展されるらしい。

Panasonic AG-HMC75

業務用AVCHDカメラはすでに出ているが、業務用とかいいながら民生機と色違い程度の差異しかなく、正直業務では誰も買わないだろうと思っていた。今回は専用に設計されているようで、本気の業務用カメラっぽい。

今までP2が抱えていた問題は「カードが高い!」ということで、それはSDカードだと動作保証ができないのだろうから仕方がないと諦めていた。ところがSDカードで肩乗せでAVCHDときた。民生のSDカード記録カメラで、ある程度のトラブル対策が蓄積されてきたのだろうか??

このカメラはまさにブライダル向けだ。レンズも換えられないしホント用途は限られてるが、その用途の人だとドンピシャで欲しかったカメラだろう。

肩乗せな理由は「安定した」うんぬん書いてあるが、要するに「見栄え」だろう。ブライダルや文教はBtoCの仕事だからどんなカメラ使おうがほとんどの客は分からないが、肩乗せのカメラを担いでいったら「うわ~本格的な撮影だ~すごいな~」となる。だからこんなの完全にハッタリだ。しかしかなり効果的なハッタリだ。

AVCHDな理由は、長時間撮影ができるということ。ブライダルや文教はとにかく長回しになるから、P2のDVCPRO HDだとどうしようもない。結局HDV撮影になってしまう。HDVに流れてしまったブライダル制作会社を取り込もうという考えだろう。

SDカードである理由は、お客さんがメディアを持ち込むことができる(あるいは、撮影素材を渡すことができる)という点だろう。P2を持ってる人なんてプロ以外皆無だけど、SDカードなら「VIERAにリンク」で見られる人も多いはずだ。

唯一問題があるとしたらAVCHDだとまだまだ対応編集ソフトが少ないという点だが、これも今後解消されていくだろう。Vegasならできるしね。

いや、絶妙ですね、このカメラ。すでに検討しているブライダル業者いるのでは??

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
はじめまして (tvt)
2007-11-20 00:45:14
検索で見つけました
私もVPを中心に映像制作の仕事をしております
この記事に対するレスではありませんが
VPに対するスタンスは同じような物を感じました

VPは実は面白いんですよね、本当は
毎回全く関係無い会社の映像を作る訳ですから
楽しくない訳がないです

私も精進します
ちなみにvegasユーザーです








 
 
 
コメントありがとうございます (3RD EYE(管理人))
2007-11-22 15:20:20
ブログ拝見しました。
おもしろい!
定期的にお訪ねします。
僕もVegas + intensityをやりたいなと思っているところです。
 
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