パナソニックがgoogleと提携してYouTube対応テレビを出すらしい。正直、これだけテレビ番組がつまらない状況下、テレビ番組以外のコンテンツを求めようとする気持ちは分かるのだが、技術を競って高画質ハイビジョンテレビを作っているのに、「YouTubeが楽しめる」では自己否定ではないのだろうか?
倍速駆動とか3万対1コントラストとか一所懸命作って、VIZIOやby:designなどの低価格テレビと差別化を図っているのに、超低画質のYouTubeを見ることを売りにするテレビってどうなんだろう?インターネット見るのに倍速駆動とかいらないっしょ?それこそバイデザインで十分じゃん。
「これは、リビングルームの高品質な大画面テレビで、YouTubeの動画を簡単に楽しむことができる初めての試みだ。」というのにはちょっと笑った。通信と放送の融合とか大それたことを言う人もいるが、こんなの別にPCのD-Sub端子をテレビにつなげれば簡単にできることだし、Apple TVやWiiですでにできることなので目新しいことでもなんでもない。うちのKUROにもパソコンつないでるからYouTube楽勝見られますけど。てか低価格テレビの画質で十分なことを売りにするテレビなんて高い金払って買いたくない。
インターネットやYouTubeのいいところは、簡単に検索できるってことと、いつでも見られるってこと。まず検索だが、テレビにはリモコンしか入力方法がないからまったく向かない。まだWiiやPS3のほうがマシだ。Wiiでも面倒だけどね。そしていつでも見られるってことはHDDレコーダーがまさにそのための機械ではないのだろうか?
ただ冒頭にも書いたように、テレビ番組が悲惨なくらいつまらないからそれ以外に活路を求めようとする気持ちは分からなくはない。しかもつまらないだけでなく、コピーワンスだのコピー10だの、もうテレビなんか見てくれるなと言わんばかりの、ガチガチのコピーコントロールをされているからもっと自由なネットのコンテンツを、というのも分からんでもない。でも、ねえ?
ハイビジョン画質の映画やテレビ番組がオンデマンドでダウンロードして見られるようになったらすごいと思う。そういうサービスならVIERAで見る価値がある。そして、YouTubeやニコニコみたいに感想を書き込めて、映画見終わったらいろんな人の感想が読めるとか。でもYouTubeくらい見られたところで何がすごいの?って感じ。
ま、YouTube見たことがないおばちゃん相手なんでしょうね。
※追記(2008/1/16)
と思ったら早速AppleがiTunesでハイビジョン映画配信を始めるようですね。これはすごい。ブルーレイのレンタルすらまだほとんどないのに!YouTubeが見られます、ってのと格段の差だ。。。。あとブルーレイとHD-DVDの不毛な争いがバカバカしくなってしまいますね。
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