4月20日に入院してから約1ヶ月。ようやく明日退院のGOが出た。ネフローゼ症候群は退院即健康、「完治しました!」「おめでとう!」というような病気ではなく、今後長く付き合っていかなければならないのだが、ひとまず社会復帰できる。今飲んでいる薬を1年から2年ほどかけて徐々に減らしていき、その間、再発さえしなければ、薬を飲まなくなった時点で、いちおうの治療終了、ということになる。
治療は、入院直後のステロイドパルス、アルブミン点滴を経て内服による治療に切り替え。いっぽうで血中コレステロールを下げるヘパリンの24時間点滴が3週間続いたが、こちらも内服に切り替え。両腕が解放された後は、ただただヒマで、尿タンパクの値が下がるのを待つのみだった。
尿タンパク値は入院時14g/dayもあったのが、現在は1g/day台に。これがほんとは0g/dayにならないと退院しないほうがいいのだが、無理を言って退院させてもらうことにした。
入院直後、浮腫のおかげで72kgあった体重が、尿が出始めてからあっという間に落ちて10日ほどで58kg台になった。その後は58kg台で安定している。
現在処方されている薬は、ネオーラル、プレドニン、ローコール、アシノン、バイアスピリン、ベネットの6種類。プレドニンがいわゆるステロイドで、ネオーラルが免疫抑制剤。この2つが直接ネフローゼ症候群に関係がある薬だ。この2種類の薬を飲み続ける限り、免疫がとても下がるので、病気になりやすい。人ごみをできるだけ避けなければならない。
病室でのもっとも大きな悩みは同室の人のイビキ。こればかりは我慢するしかない。ただ、無呼吸症候群だとおっしゃるジイ様がいて、このイビキがほんとどうしようもなくうるさかったので、部屋を替えてもらうなどして対処してもらった。そしたら後から入ってきた人も強烈にうるさくて、さすがに2人目は言い辛く、我慢した。
入院中も継続中の仕事があったので、ノートPCとサブディスプレイを持ち込み編集の日々。しかし21時以降はキータッチの音やマウスの音が響くので作業は当然ながらストップ。なかなか仕事がはかどらない。そもそもだるいし両腕に点滴が繋がれてるし、そんなにはかどるはずがない。ただ、病院のベッドは意外に編集するには快適な環境だった。ベッドの高さと角度を変えられるのはいい。そして退院の3日前になぜかサブディスプレイに使っていた三菱Diamondcrystaが真っ白になって壊れてしまった。なぜ?
あまりにもヒマなので、映画DVDをここぞとばかり見た。後半はさすがに飽きてしまったが、ほぼ1日2本ペースで消化した。特に医療系の映画がツボで、「ディアドクター」「シッコ」の2本が50本以上見た中で最も印象に残っている。
最後の1週間はほとんど毎日外出許可をもらって外に出た。MA、軽いロケもあったがやはりまだしんどかった。明日から社会復帰だが体力が全く付いていかない。2階まで階段を上がるだけで尻の筋肉がつりそうになる。徐々に慣らしていくしかないだろう。
というわけで、僕のとりとめもない入院記。ツイッターでの励ましが結構うれしかったので感謝してます。
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自分も体に気を使いながら仕事せねばと改めて痛感させられました、
しかし入院中も編集ですか…
僕もVegasを使用しますが、
日本には数少ないであろうVegasをまともに仕事で使うユーザーとして応援しています。
体に気をつけてがんばりましょう。
案件をこなしながらの入院
なにかと大変だったと思われます。
完治までに時間が必要なようですが
無理せずに頑張ってください。
ブログ見ました!マイノリティVegas仲間ですね。仕事のスタイルも似てそうでめっちゃ親近感があります。お互い健康に気をつけてがんばりましょう!
stoneさん
無理はぜったいしないつもりですが、なにが無理なのかよく分からない状態です。。でも今は社会復帰できた喜びでいっぱいです。
1年前自分も尿タンパク14gと言われたんですが・・・本当に14グラムだった?14ミリグラムじゃないの?・・・単位が曖昧で確認のために検索してみました。・・・やっぱりグラムであっていたんで、良かったです
自分はネフローゼの疑いのある急性糸球体腎炎と診断されましたが、腎炎用の薬を飲まず、退院してその後、病院に行っていません
自分の腎臓病は完治したと思っていたら、5月に再発しました・・・でも3日で治しました。
油断すると、ネフローゼは再発します
気おつけて下さい
またお邪します