阿呆理詰日記3412

　冷水を浴びせたつもりが、水を差しただけで終わった。釘を刺すつもりなら、杭を打ち込むくらいでやらんと。


　人生、一筆書きと見るか、厚塗りと見るか。ライブ演奏と聴くか、スタジオ録音と聴くか。ドキュメンタリーして語るか、ノンフィクションとして語るか。


　道に専念して今を忘れ、今に囚われて道を外れる。
　道には必ず方向があるが、目標があるとは限らない。目標はあっても、終着点があるとは限らない。


　これだけでいい、と遠慮するのは、これだけがいい場合に限ろうか。


　飢えれば飢えるほど味も栄養もどうでもよくなるのは、愛も同じであろう。


　色の褪せと見るのか、形の欠けと見るのか。動きの鈍りと見るのか、数の減りと見るのか。音の歪みと見るのか、味の（　　）と見るのか。大きさの萎みと見るのか、香りの（　　）と見るのか。


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　　2010年12月8日～13日
「言語表現」（土曜３限）受講生の作品へのResです。
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