■ザ・ロストワールド■ 終始、陰影のないアドベンチャーにまとまっったドA級ぶりが欠点だが、『ジュラシック・パーク』レベルの出来と言っていいんじゃないでしょうか、恐竜そのものは。あれほど徹底した見せ方してないけど、まあプテラノドンにさらわれるところとか、ティラノサウルスの襲撃とか。ちゃんと真後ろから走ってくるし。猿人は余計でしたけどね。
■恐竜の島■ タイムスリップモノらしき出だしはミステリアスで良かったな。原始人との戦闘後、捕虜との心の交流が始まって煩わしい予感がしたけど、仲間の声に導かれて無断で一行を離脱し森に消えちゃうあたりはリアリティありました。この元捕虜くんと一行との出会いは後でもう一ひねり来るし、全体暗いトーンの流れは、いまいちだった恐竜の造形を補って余りある。潜水艦が沈みやがったのなんかざまあみろでしたしね。
■恐竜グワンジ■ 翼竜の死骸は予兆ムードたっぷりだったけど。トリケラトプスとの不徹底なバトルも却ってリアルだったけど。やっとグワンジを捕らえてゆうゆう運んでゆく一行から意気揚々が伝わってもきましたけど。肝心の町での暴れっぷりが平凡かつ死に方があまりに素っ気なさすぎましたな。前半での期待が大きかっただけにがっくり。
■原子怪獣現わる■ 怪獣の造形、なにげに良し。恐竜路線を守りながらも実在恐竜に対応していないところがツボか。それと怪獣の血に含まれる放射能で兵士がバタバタ倒れてゆく構図が御自慢でしたかな。ただなにぶんにも古さがたたって、『ゴジラ』の1年前にしちゃ洗練されてるかな、どまり。
■アリゲーター■ 主人公が悪夢から醒めた直後にテレビに一瞬映ってた巨大エリマキトカゲ。あいつの方をじっくり見たかったというのが正直な感想。いや、ワニの動きに不満はありませんでしたがね、人間サイドのいい加減さがどうもこの。モーターボート警察の雑この上ない攻撃なんて、犠牲者をまた一人エントリーしたかったがための作りみえみえ。ワニ一匹に最後わざわざ時限爆弾使うかよとか、無理矢理こしらえた間一髪状況も動物パニック黎明期の大らかな味わいだけが取り柄だなァとか、結局まあ、ヒット作と言われるわりには典型的駄作。
■アリゲーター2■ うひゃー前作に輪をかけたダメ映画だナこりゃ。ワニの動きが格段にのろくなってて、あれに喰われるやつってのはよほどのマヌケというか、実際わざわざ近寄って喰われるやつとか、見るからに危ないちっこいボートで退治に乗り出し案の定ひっくり返されたり。エンディングもバズーカ砲使ってあの活劇度ゼロレベルじゃモウなすすべ無しでしょ。どうしてこんな続編作ったかな。まあワニがスローになってるぶん、地下道のコンクリート壁ブチ破りシーンだけは、前作の舗道へドッカーンよりリアリティありましたかね。
■クロコダイル■ これ、1と2の記憶が混線していて、ちょっと観直すのも面倒だしっていい加減な感想になりますが、たしかやっとワニが死んだとすっかり安心して、仲間を殺された恨みから「こいつめ、こいつめ」てな感じで女がワニを蹴りまくるシーンって、『2』じゃなくてこっちでしたよね。でワニが突如目覚めて馬鹿女をバクーッと喰っちゃうの。そこだけ印象に残ってます。あと最後の自滅串刺しパターンもあるか、一応。
■クロコダイル2■ テロリストと人質が不時着先でワニと戦う、しかもそのワニ、子ワニの復習に燃える母ワニとくれば設定に不足無しのはずなんだが。でワニがヘリコプターに飛びつくのもよかったんですが。いかんせんラスト爆発の驚くべき手抜きぶり。『1』のラストはまだしも一応の工夫があったのにどうしてこういう退歩と相成るかな。って、続きになってるのは邦題だけだそうですね。
■猿の大陸■ 画質ばかりやたらクリアで人も筋もチンタラ行ったり来たりがどーにも性に合わず辛抱して細切れに観続けたはいいが結局半分くらいのとこで中断したまま。どのへんまで観たかというとえーとメインの中途半端に精悍そうで軽そうな、不美人ってほどでもないって程度の女が猿人♀から子どもを取り上げようと木に登って追いつめてそのあとごちゃごちゃあって仲良くなるあたりですけどね。残る後半は正直あんまり観る気ないです。始めの方にステゴザウルスっぽい恐竜とか出てきたんですけどね。ほとんど突っ立ってるだけで動きがなかったし。まあ気が向いたら続き観ます(クライマックスもカタルシスもありそうにない雰囲気なのでまあ永久に気が向かんでしょうが――)。
■恐竜の島■ タイムスリップモノらしき出だしはミステリアスで良かったな。原始人との戦闘後、捕虜との心の交流が始まって煩わしい予感がしたけど、仲間の声に導かれて無断で一行を離脱し森に消えちゃうあたりはリアリティありました。この元捕虜くんと一行との出会いは後でもう一ひねり来るし、全体暗いトーンの流れは、いまいちだった恐竜の造形を補って余りある。潜水艦が沈みやがったのなんかざまあみろでしたしね。
■恐竜グワンジ■ 翼竜の死骸は予兆ムードたっぷりだったけど。トリケラトプスとの不徹底なバトルも却ってリアルだったけど。やっとグワンジを捕らえてゆうゆう運んでゆく一行から意気揚々が伝わってもきましたけど。肝心の町での暴れっぷりが平凡かつ死に方があまりに素っ気なさすぎましたな。前半での期待が大きかっただけにがっくり。
■原子怪獣現わる■ 怪獣の造形、なにげに良し。恐竜路線を守りながらも実在恐竜に対応していないところがツボか。それと怪獣の血に含まれる放射能で兵士がバタバタ倒れてゆく構図が御自慢でしたかな。ただなにぶんにも古さがたたって、『ゴジラ』の1年前にしちゃ洗練されてるかな、どまり。
■アリゲーター■ 主人公が悪夢から醒めた直後にテレビに一瞬映ってた巨大エリマキトカゲ。あいつの方をじっくり見たかったというのが正直な感想。いや、ワニの動きに不満はありませんでしたがね、人間サイドのいい加減さがどうもこの。モーターボート警察の雑この上ない攻撃なんて、犠牲者をまた一人エントリーしたかったがための作りみえみえ。ワニ一匹に最後わざわざ時限爆弾使うかよとか、無理矢理こしらえた間一髪状況も動物パニック黎明期の大らかな味わいだけが取り柄だなァとか、結局まあ、ヒット作と言われるわりには典型的駄作。
■アリゲーター2■ うひゃー前作に輪をかけたダメ映画だナこりゃ。ワニの動きが格段にのろくなってて、あれに喰われるやつってのはよほどのマヌケというか、実際わざわざ近寄って喰われるやつとか、見るからに危ないちっこいボートで退治に乗り出し案の定ひっくり返されたり。エンディングもバズーカ砲使ってあの活劇度ゼロレベルじゃモウなすすべ無しでしょ。どうしてこんな続編作ったかな。まあワニがスローになってるぶん、地下道のコンクリート壁ブチ破りシーンだけは、前作の舗道へドッカーンよりリアリティありましたかね。
■クロコダイル■ これ、1と2の記憶が混線していて、ちょっと観直すのも面倒だしっていい加減な感想になりますが、たしかやっとワニが死んだとすっかり安心して、仲間を殺された恨みから「こいつめ、こいつめ」てな感じで女がワニを蹴りまくるシーンって、『2』じゃなくてこっちでしたよね。でワニが突如目覚めて馬鹿女をバクーッと喰っちゃうの。そこだけ印象に残ってます。あと最後の自滅串刺しパターンもあるか、一応。
■クロコダイル2■ テロリストと人質が不時着先でワニと戦う、しかもそのワニ、子ワニの復習に燃える母ワニとくれば設定に不足無しのはずなんだが。でワニがヘリコプターに飛びつくのもよかったんですが。いかんせんラスト爆発の驚くべき手抜きぶり。『1』のラストはまだしも一応の工夫があったのにどうしてこういう退歩と相成るかな。って、続きになってるのは邦題だけだそうですね。
■猿の大陸■ 画質ばかりやたらクリアで人も筋もチンタラ行ったり来たりがどーにも性に合わず辛抱して細切れに観続けたはいいが結局半分くらいのとこで中断したまま。どのへんまで観たかというとえーとメインの中途半端に精悍そうで軽そうな、不美人ってほどでもないって程度の女が猿人♀から子どもを取り上げようと木に登って追いつめてそのあとごちゃごちゃあって仲良くなるあたりですけどね。残る後半は正直あんまり観る気ないです。始めの方にステゴザウルスっぽい恐竜とか出てきたんですけどね。ほとんど突っ立ってるだけで動きがなかったし。まあ気が向いたら続き観ます(クライマックスもカタルシスもありそうにない雰囲気なのでまあ永久に気が向かんでしょうが――)。