goo blog サービス終了のお知らせ 

文具館コバヤシ ブログ

文房具やの独り言。こだわりの文具、万年筆のご紹介や、イベントのご案内。

パイロット 創立90周年記念万年筆 朱鷺 2

2008-08-07 | 万年筆

今回のモチーフのトキですが、
ご承知のとおり、野生のトキは
絶滅して、現在は人工孵化により
管理されています。
パイロットは地球環境に警鐘を
鳴らすという意味でトキを
選んだと思われます。
自分自身それほどエコロジーに
ついては熱心ではないのですが、
子供たちの将来を考えると不安になります。
なにかのアンケートで、環境のことを
考えるきっかけになった事柄の1位は
「子供が生まれた事」でした。
子供がいる人もそうでない人も
一人一人が少しずつ、環境の事を
考えれば、もう少し地球は住みやすく
なるんじゃないかと思います。


はばたけトキ 新潟日報社のホームページには
トキの害敵についてこう結んでいます。
「最も大きな害敵は、巣をかけている
木を伐り、水田に農薬をまき
時には銃で命をねらうヒトという
動物でしょう。」と…

コバヤシでは鉛筆を大切に使っていただきたい
という願いから、短くなって使えなくなった
鉛筆10本と新しい鉛筆1本を交換させて
いただくキャンペーンを不定期で行っております。
(ちび太えんぴつキャンペーン)
現在は焼津店にて開催中。
9/1から豊田店にて行います。

コクヨのホームページで環境人間テスト
できます。私は☆☆でした。


     
   ↑ほめられると伸びる子です。



 


パイロット 創立90周年記念万年筆 朱鷺

2008-08-06 | 万年筆
パイロットが創立90周年を記念して
万年筆を発売します。
今回のモチーフは「朱鷺」。
前回の88周年記念の「獅子、狛犬」、「仁王」
に比べると少し地味なデザインですが
コレクターの方にはあまり関係ないんでしょうか?
写真右手は蒔絵で1260000円、
左は螺鈿で126000円です。
ご予約受付中です。

さて、日本の伝統色に「ときいろ」という
色があるのをご存知ですか?
もちろん朱鷺の羽の淡い色から
とった色ですが、とてもきれいですよ。
こちらでご覧いただけます。↓
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakamaki/dentouiro.html


    
   ↑ほめられると伸びる子です。



ペリカン トレド 限定 イエロー

2008-07-26 | 万年筆

ペリカンのトレドの限定モデルが
また発売されます。今回はイエロー。
写真で見る限りはイエローというより
芥子色のような色ですね。
上品な色で今回も人気がでそうです。
日本での販売は120本。
7月下旬発売です。

スーベレーンデモンストレーターの
パンフを入手しました。
アップしておきます。

他に新製品ぺリカーノも発売されます。
Jrの大人版のような感じですね。
9月中旬発売です。



     
   ↑ほめられると伸びる子です。


スクープ!ペリカンM800デモンストレーター

2008-07-07 | 万年筆

正式発表はまだですが
早ければ今秋にも
ペリカンM800のデモンストレーター(無色)

発売されるようです。
以前グリーンとブルー(ブルーオーシャン)が
限定発売していましたが
今回は限定なのか今のところ不明です。
未確認情報なので発売が見送られたら
すみません。そんなわけで
画像も試作品の状態で
見にくいものしかなくて
申し訳ありません。

デモンストレーターといえば
先日M205のデモンストレーターの
アンバー(茶)を他店でゲットしました。
金ペンではありませんが
とても書きやすく、茶色のインクを
入れて使用しています。
M205は今まで無色のもの以外に
グリーン、レッド、ブルー、と、このアンバーが
発売されていますが
アンバーが一番ペリカンぽい気がします。

     
   ↑ほめられると伸びる子です。


パイロットディスプレイコンテスト入賞&キャップレス絣、螺鈿、入荷

2008-06-29 | 万年筆
パイロット、ディスプレイコンテストの
入賞の賞状をいただきました。



合わせて景品の空気清浄機も
いただいたんですが、これが
なかなか優れもので重宝しています。
店の食堂で使用していますが
タバコを吸う身である私にとっては
必需品ですね。少し肩身が広がりました。
タバコといえば最近喫煙者が減り
TVや映画では喫煙シーンが
ほとんど無くなりましたね。
役者の気持ちを代弁する小道具として
活躍していた頃が懐かしいです。
私は一番タバコが似合う役者といえば、ゴダールの映画
「勝手にしやがれ」のジャンポール・ベルモンド
だと思っているのですがどうでしょう?


↑「絣」
話は変わりますがパイロットのキャップレスの
限定品の絣と螺鈿が入荷しました。
「絣」とは…白地や藍染め地に十字や
細かい線などをちりばめた幾何学模様が
特徴的な着物を総称して「絣」と呼ばれています。
持った感じの質感がなんとも言えません。
手が滑りづらくなっていいですね。
緑色と赤色は数量が少ないそうです。
お早めに。

↑「絣」

「螺鈿」は…貝殻の内側の部分を薄く研磨した
ものを、さまざまな棒状の形に切り
漆地や木地の彫刻された表面に
はめ込む手法を言うそうです。
光の反射で様々に変わる色を
楽しめますよ。


↑「螺鈿」


↑「螺鈿」
 
  
   
   ↑ほめられると伸びる子です。

 

お宝発見!

2008-06-08 | 万年筆
 先日、パイロットのエラボーを
ご紹介しましたが、まだまだ豊田店には
お宝が眠っていました。
「モンブラン ノブレス 1147」
スリムなボディとペン先ですが
見かけによらず滑らかに書けて
インクフローもとてもスムーズです。
ペン芯はエボナイト製。
現行のモンブランはプラスチック樹脂製
ですから貴重ですね。
若干、エボ焼けしているのが気になりますが
書き味にはあまり関係ないようです。

↑先端の長いペン先はまさに職人技。
このノブレス、コバヤシにあるカタログを
すべてひっぱりだしてみましたが
見つからず、しばらく正体不明でした。

masahiro万年筆の内野さんが来店された際
お見せしたところご存知だということで
後日、カタログを見せていただき
やっと正体が判明しました。
masahiro万年筆さんのブログに
カタログがUPされています。↓
http://masahiro14k.blog67.fc2.com/
この、‘84カタログを見ると
このノブレスの他にもおなじみの
149や146が信じられない価格で
掲載されています。
マイスターシュテュックは当時マスターピースと
呼ばれていたんですね。
よく見ると146のペン先は金一色。
24年前のモンブラン。
それほど過去ではないんですが
このカタログだけ見ても知らないことばかりでした。
まだまだ勉強が足りませんね。

    
   ↑ほめられると伸びる子です。


エラボーあります!

2008-05-06 | 万年筆
豊田店に配属になって1ヶ月。
4月の忙しさとかさなり、
あわただしく時間が過ぎました。
5月になり、少し落ち着きましたので、
試行錯誤しながら、少しずつレイアウト
などを変えていこうかと思っています。
私がコバヤシに入社する以前から
あった豊田店は、それだけの歴史が
つまった店でもあり、良いところは
大切にしていこうと思っている中で
歴史のある商品も発見したりします。
その中のひとつがパイロットのエラボー。
ご存知の方も多いかと思いますが
これはパイロットが全国万年筆専門店会
と共同開発したもので、現在製造中止に
なっています。このエラボーは後期版ですね。
海外向けにファルコンという名で出ている
ものもあるようです。

ペン先に特徴があり、やわらかくしなやかな
書き味です。個人的には、現行モデルの
フォルカンの方が好きです。

貴重なものがこんな身近にあったなんて
驚きです。
他にもいろいろ珍しいものがありましたので
また書きます。お楽しみに…

  
↑ほめられると伸びる子です。


セーラー プルマ・パラボリカ

2008-04-11 | 万年筆

私がヨーロッパへ放浪の旅に
出たのは25歳の頃でした。
10代の頃まともな生活をしてこなかった
おかげで、行き詰ってしまい
いろいろな事をリセットしたくて
旅に出ました。本当はただの
現実逃避だったのかもしれません。
行きたかったのはスペイン。
きっかけはヘミングウェイの
「日はまた昇る」でした。
スペインの風習シエスタに代表される
けだるさと、闘牛の荒々しさが
私を呼んでいるように感じました。
バルセロナにあるサグラダ・ファミリアも
見たいものの一つでしたが、
観光地のひとつとしかとらえて
いませんでしたから、あまり期待
していませんでした。
実際いってみるとその大きさに
ただただ呆然としていました。
建物の大きさももちろんでしたが
その存在感は自分がいかに
ちっぽけなものかを認識させられました。
他のガウディ建築も見たくなり
結局予定を超えてバルセロナに
1週間滞在することになりました。
以前書いたことがありますが
最後の日、初めて夜のサグラダ・ファミリアを
見に行きました。夜は物騒なところと
聞いていましたので、恐る恐る見に行くと
門の前に一人の青年がいました。
青年はバイオリンを奏でていました。
曲は「As Time Goes By」…
「映画カサブランカの主題歌」
スペインのすぐ南はモロッコ。
南に行くべきか、北のフランスへ
行くべきか悩む自分がそこにいました。

写真の万年筆はセーラーのガウディ生誕
150周年を記念して作られ2002年に
発売されたもの。ガウディ建築の研究者が
デザインしたもので大先に特徴がありますね。
ずっしりとしたこの存在感はサグラダ・ファミリアに
通じるものがあります。


現代の名工記念万年筆入荷!

2008-03-16 | 万年筆

セーラー万年筆の長原氏が昨年
現代の名工に選出されたことを記念して
限定万年筆が発売されました。
長原氏に関しては今ではペン先職人

として世界的に有名ですから
ここで説明は省きますが、詳しく
お知りになりたい方はセーラー万年筆
ホームページまでどうぞ。


さて肝心の万年筆ですが
ペン先は21金の長刀研ぎで中細のみ。
原型はキングプロフィットですが
キャップはプロフィットギア風に
なっています。そのため全長は
153.5mmに対して142.3mmと
短くなっているため太く見えますが
実際の径は20mmで同じです。
ただ重量は5gほど重くなって37gと
かなりのヘビー級です。

限定数500本でシリアルナンバー入り。
本数が少ないのですぐ完売しそうですね。
コバブンネットでも販売する予定です。

恐れ多くもプロフィットシルバーと比べてみました。


パイロット ペンクリニック

2008-02-06 | 万年筆

3/2(日)10:00~18:00にペンクリニック
を開催いたします。
書き味やインクの出が悪い万年筆の
診断・調整を無料でおこないます。
(状況によって有料およびお預かり
する場合があります。)
当日は筆圧測定器を使って
性格判断や筆圧に見合った
ペン先の太さもわかりますよ。
ぜひご来店ください。

今回はパイロットのペンドクターに
診断をお願いしました。
パイロットといえばペンメーカーと
してはネームバリューは一番
あるかと思いますが、若い方には
Drグリップなどのボールペンや
シャープペンのイメージの方が
強いかも知れません。
パイロットの歴史は1918年
金ペンの製作に成功した
並木良輔が並木製作所を
立ち上げたのがはじまりです。

今アメリカでは大統領選挙が
盛り上がって黒人候補と女性候補が
争っていますが、
その当時(1918年)アメリカでは女性に参政権
は無く(1920年に与えられる)、
南部ではまだ黒人の人種分離政策が
まかり通っていた時代です。
ほんの90年の間にパイロットは
国内外問わずの大きなペンメーカー
になり、
アメリカは黒人や女性などといった
差別の意味が無くなっているほど歴史が
変わりました。
時代の流れがどんどん速くなっていく
のが、このことだけでもわかりますね。
だからこそ古くから使われている
万年筆を使ったゆったりした時間を
大切にしたいですね。

写真の万年筆はパイロットカスタムの
ペン先がFA(フォルカン)
とてもしなやかなペン先です。


パイロットカスタムスケルトン入荷!

2008-01-27 | 万年筆

ようやくカスタムスケルトンが入荷
しました。
早速コンバーターと、新色インクの
「色彩雫」月夜をあわせて購入。

プッシュ式のコンバーター「CON-70」の
容量は1.1mlでスペアカートリッジの0.99ml
に対してもほとんどかわりなく使いやすいです。
ただし吸入の仕方によってはインクが
泡立ちます。スケルトンなので目立ちますね。
コツは図のようにペン先を惜しげもなく
インクに突っ込むことです。

ペン先は74と同じ14Kで大きさも同じ。
ロジウム仕上げされているので
スケルトンボディによくあっています。
ペン先をよくみると「5」の文字が…
今まで気にしていなかったんですが
これはペン先の大きさを表している
そうです。
先日発売されたクアトロ89は3号。

2万円のカスタム742は10号。
3万円のカスタム743は15号。
カタログ上では15号が一番大きいようです。
この番号と大きさの比例関係は
ただいま調査中です。

さて前回UPした写真に写っていた
ペンについてご質問が多数寄せられました
のでお答えします。
これはウォーターマンとハーレーダビッドソンの
コラボで制作された限定品で
形状は2パターン、カラーもそれぞれ2,3色
あったかと思います。
写真のものは万年筆でボールペンも
同時に発売されました。
もう生産していません。
コバヤシにも在庫はありませんが
発売されてからそれほど年数が
経っていませんのでまだ店頭に
残っている店もあるかと思います。



見本市にて

2008-01-18 | 万年筆
本日は東京の浜松町にある
東京産業会館で行われた
見本市に行ってきました。
朝、静岡はとても冷え切っていた
ので東京に着いてもあまり
気温の違いを感じませんでしたが
前日雪が降ったそうで、
やはり静岡とは寒さの質が違う
ような気がしました。
見本市ではダイヤモンド(輸入メーカー)
のブースで貴重な情報をいろいろ
入手しました。
今言えるのはペリカンのデモンストレーター
がまた再入荷することと、
モンテベルデからもデモンストレーターが
発売されることです。
モンテベルデは吸入式ではありませんが
コンバーターもスケルトンになっていて
しかもカートリッジ5色がセットになっています。
値段もお手ごろですよ。
1週間後には入荷しますので
お楽しみに…

見本市を早めに切り上げて
青山にある書斎館にも
行ってきました。
わかりずらい場所にあると
聞いてはいましたが
本当にわかりづらく
方向音痴の私にはとても
無理だと思っていましたが
何回か道を尋ねながら
やっとの思いでたどり着きました。
ペンブティックとうたわれているだけあって
雰囲気のあるいいお店ですね。
それにしてもなぜあんなに店内が
暗いんでしょうか…?

一種の職業病?

2008-01-09 | 万年筆
浜崎あゆみさんが突発性内示障害
ということを告白しましたが、
大音量のなかで仕事をしているため
職業病ということでしかたがない
ともいえます。
スタッフの女の子の中にも耳に
病気を持った子が多いんですが
偶然では片付けられないほど
多いんです。
これはイヤホンで音楽を聴く機会が
多いとか、カラオケに行くことが
多いとかそういった外的要因だけが
原因だけではないような…
原始の時代、人は遠くのものを
見なければならなかったり
小さな物音を聞き分けなければ
ならなかったりしましたが
現代はそんな高精度は必要ありません。
実際、近視の人が増えています。
進化(退化?)の過程なのかも
しれませんね。

ミュージシャンの職業病と比べて
まったくスケールが違いますが
私も文房具やの職業病を抱えています。
TVや映画でついつい出演者よりも
小道具の文房具に目がいってしまうのです。
年末にたくさん流れていたJPのCMで
養老孟司氏が使用していた万年筆は
いわずと知れたペリカンスーベレーン
ですが見れば見るほどあの緑縦は
いいですね。いつかは手に入れたいと
思い、店のスーベレーンを飽きもしないで
眺めています。青縦や赤縦もいいですよ。

万年筆も大掃除

2007-12-26 | 万年筆
Xマスが終わって本格的に年末らしく
なってきました。
年末といえば大掃除。まずは机の上が
とんでもないことになっていますので
何とかしなければと思いつつ
今日は万年筆の掃除をすることに
しました。
まずは万年筆を分解してみましょう。

今回は超音波洗浄機にいれるだけ
なのでペン芯は抜きませんでしたが
ちなみに抜くとこうなります。

とても精密なつくりなのがわかりますね。
ではペン先を洗浄機に入れてみます。
水に入れるだけでインクが流れて
います。

電源を入れてみます。急激にコップの
水がきれいなブルーに変わりました。
おいしそう…

超音波の振動音が心地いいです。
10分で完了。取り出して乾かしてから
インクを入れてみます。
普段もいいコンデションで使っている
ものなのであまり変化がわかりませんが
なんとなく万年筆が喜んでいるような気が…

洗浄機による万年筆の洗浄を無料で
承っています。新しいカートリッジを
一本一緒にお持ちください。

パイロットカスタムスケルトン緊急発売!

2007-12-20 | 万年筆
前回お伝えしたパイロットの
irosizukuシリーズのインク用に
カスタム74のスケルトンモデルが
今月、急きょ発売されるそうです。
カートリッジ仕様のためコンバーターを
使って吸入するようになります。
どうせなら吸入方式で発売して
欲しかったんですが823という
ブランジャー式のものがすでに
出てましたね。ただ今回は
74でスケルトンということなので
購入しやすい価格ですね。
自分もゲットしたいと思っています。
限定になるのか定番になるのか
まだわかってはいませんが
‘08のカタログに載っていない
ということと、初回生産数は
極めて少ないということです。
上の写真はペリカンスケルトン。
通称ペリスケといわれて人気者ですが
さて今回のパイロットは?

   ↑こちらはカスタム74