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文具館コバヤシ ブログ

文房具やの独り言。こだわりの文具、万年筆のご紹介や、イベントのご案内。

プラチナ万年筆 「精進」  

2012-07-01 | 万年筆

プラチナ万年筆から#3776の限定万年筆「精進」(しょうじ)が

限定(3776本)発売されました。

先般発売され、すぐに完売した「本栖」との見た目の違いは、淡いブルー透明ボディと

富士五湖の名前と形がプリントされたキャップ。

さらに見逃せないのは、顔料インクを使用しても一年間メンテナンス不要という

特殊なスリップシール機構を搭載している点。

今まで顔料インクを使用する際は、こまめに洗浄するか、

つけペンで使用するなどした不自由な思いが解消されます。

付属のコンバーターがペン先やクリップに合わせてシルバー色に

なっているのもいいですね。

さて、この「精進」、富士五湖の中で一番富士山が美しく見える精進湖から命名したと

メーカーHPに書かれていましたが、根拠は?です。

ちなみに千円札の裏側に印刷されているのは本栖湖です。

それに富士山自体はどこから眺めても綺麗ですよね。

ここ静岡県側からの眺めも格別ですよ。


↑ 精進湖から

富士五湖シリーズとしてシリーズ化するらしいのですが、

「本栖」「精進」と来たら次は西湖辺りでしょうか?

だとしたら、どんなデザインに?

西湖は、2010年にさかなくんが絶滅種のクニマスを発見したことで

話題になりました。

ただ、クニマスをデザインに取り入れるのは難しそうですが…

 

 イベントのお知らせ…       7/1~8/21
                                  
消しゴムはんこコンテスト 
                                
  テーマ「暑中見舞い・残暑見舞い」
                                  入賞者には素敵な景品が!

                                 
                  7月7日(土)若松店、7月8日(日)豊田店
                  10:00~16:00
                  ペンクリニック開催
                  万年筆の無料診断、調整します。


                                       ~7/7
                   
短冊に願い事を書こう!
                   いろんなペンが楽しめるよ!


                      
                     ↑ほめられると伸びる子です


 

 

 

 


ペリカン M200 デモンストレーター クリア 再発売

2012-06-21 | 万年筆

1993年の上野の森美術館。

ニューヨーク近代美術館展が開催され

アンリ・ルソーの「眠るジプシー女」が展示される。

  

先日、表紙を見て即買いした小説、「楽園のカンヴァス」を読み、

当時の記憶が甦りました。

一番好きな画家アンリ・ルソーのそれも一番好きな絵「眠るジプシー女」

が日本で見られるとあって、珍しく興奮して見に行った記憶。

古めかしく狭い美術館の中、幻のように綺麗な絵が飾られた

贅沢な空間に、自分がいた記憶。

もうあれから20年近くたっても、まだ片隅に残っていました。

「楽園のカンヴァス」はルソーのもう一枚の傑作「夢」が題材ですが、

ミステリー小説的な味が濃すぎず、純文学が好きな自分でも食傷気味にならずに

読めました。もっとも最近では垣根があいまいになってますが…

(伊坂幸太郎、東野圭吾然り)

     

ニューヨーク近代美術館展開催の1993年当時、

ペリカンからM200デモンストレーターが発売されていました。

通称ペリスケと呼ばれ愛された、あまりにも有名な万年筆が

特別生産品として、発売されることになりました。

価格は当時の倍以上の¥12600(初代は¥5000)。

気になる天冠はどうなるかまだ不明ですが、おそらく現在の新天冠になるのでは?

自分は限定の無色では無く、定番品のダークレッドを持っているのですが、

スチールペン先でもしなりがあり、とても書きやすくて愛用しています。

 

  イベントのお知らせ…
                  7月7日(土)若松店、7月8日(日)豊田店
                  10:00~16:00
                  ペンクリニック開催
                  万年筆の無料診断、調整します。

                      
                     ↑ほめられると伸びる子です


 

長原宣善 勇退記念万年筆 竹塗り万年筆

2012-05-12 | 万年筆

近頃落ち着かない天気が続き、気分も落ち着きませんね。

こんな日には心温まる漫画でも読んで、気分を晴らそうかと

最近「荒川アンダー ザ ブリッジ」にハマってます。

あと「宇宙兄弟」とか「鬼灯の冷徹」なんかも……あっ

そろそろ仕事の話をしないと怒られますね。

今回ご紹介する万年筆は長原宣義さんが退職する記念に作られた

万年筆「竹塗り万年筆」です。

万年筆好きなら名前を知らない人はいないというぐらい

この世界では有名な長原宣義さんですが、略歴を…

1947年セーラーに入社後、ペン先の研ぎ師として働き

90年代から万年筆クリニックのペンドクターとして全国を回り

時を同じくしてオリジナルのペン先を次々に生み出しました。

2007年、現代の名工にも選出されました。

そんな長原宣義さんの代名詞といえば、長刀研ぎですが

実は長原さんが作ったものではなく、セーラー万年筆の創業当時からの

伝統のある研ぎ方なんですよ。

とめ、はね、はらい、がきれいに書けるように長刀の形状に研がれたペン先が

この万年筆にも搭載されています。

「竹塗り」は山形県鶴岡市の伝統工芸で、竹の模様を漆で盛り上げ,上塗り、ぼかし

が施された技法です。

ベースは長原さんの代表作「すす竹万年筆」です。

すす竹万年筆よりも軽く、抑えめの価格も魅力的ですね。

限定600本でシリアルナンバー入りです。

コバヤシでは現在のところご予約品の数量のみの入荷ですが

また入荷予定がありますので、お問い合わせください。

 

                                          イベントのご案内…5/12~5/13 クレオロールで書く

                                                                  母の日のぬりえ。

                                                                 (参加自由、参加費無料)

 

 

                 
          
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  <!-- ブログラム -->

 

    


パイロット カスタム 一位の木

2012-05-03 | 万年筆

静岡ではゴールデンウイーク中にもかかわらず、雨の日が続き

早くも梅雨入りの様相です。

雨が降る度に木々がもえる、恵みの雨ではあるのですが

これ程雨が多いとさすがに鬱陶しいですね。

この時期かわいらしい花を咲かせる木に、一位があります。

主に日本海側の高所に自生し、古代では弓の材料として使われたり

聖徳太子が位階のうちの最高位、正一位の貴人が持つ笏を

一位の木で作らせたと言われています。

名前の由来もそこから来ているそうです。

その縁起の良い木を使った万年筆がパイロットから

発売されています。

それが、カスタム 一位の木です。

そのままでも丈夫な材質をさらに圧密加工してあり、

手に取った感触もなかなかな物です。

重量も30gで、同じパイロットの木製のカエデ(21g)より重いのですが

かと言って重過ぎず、ちょうど良い重量感です。

ちなみにベースになったカスタム743は26gです。

印傳のシース付きというのも嬉しいですね。

お祝い事の贈り物にも最適かと思います。

余談ですが、ヨーロッパアルプスの氷河で発見された、古代人のミイラ

「アイスマン」が手に持っていたと思われる棒も一位材だそうです。

カスタム一位の木を使って古代に思いを馳せてみてはいかがでしょう。

 


  ↑星新一の挿絵でお馴染の和田誠のパイロット企業広告。なんともいい味ですね。


  

イベントのお知らせ…クラフトパンチまつり    4/29(日)~5/6(日)

                            期間中約100個のクラフトパンチが無料で使いたい放題!

                           (豊田店のみ開催)

 

                  
          
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セーラー万年筆 創立100周年記念 「島桑」

2012-04-29 | 万年筆

先日のセールでは、雨が降る悪条件でしたが、思いのほか

たくさんのお客様に御来店いただきました。

足下の悪い中の御来店、本当にありがとうございました。

今回は特にパーカーのインジェネュイティはじめ、たくさんの高級筆記具が

売れました。

その中の一本、セーラー創業100周年記念万年筆の「島桑」は、

色々な意味で特別な万年筆です。

特筆すべきはその材質。その名の通り島桑という銘木を使用しています。

島桑は伊豆諸島の三宅島や御蔵島に自生する希少木材で、江戸時代から

高級木材として用いられてきました。

磨くと黄金色に輝くことから小金桑とも呼ばれるそうです。

形状も創業当初のモデルを元にした直線的なデザインです。


セーラー万年筆では、今まで色々な新しい素材を使ったものが

過去にも発売されています。

75周年のカーボン繊維、80周年のブライヤー、マイカルタなど今では大変貴重な万年筆もありますので、

「島桑」も数年経った頃には幻の万年筆になっているかもしれません。

まだ店頭にはありますので、今のうちにぜひご覧になってください。


イベントのお知らせ…クラフトパンチまつり    4/29(日)~5/6(日)

                            期間中約100個のクラフトパンチが無料で使いたい放題!

                           (豊田店のみ開催)

 

                  
          
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プラチナ #3776 センチュリー ブルゴーニュ

2012-04-01 | 万年筆

趣味の文具箱vol.22が発売されました。

今回の特集はペンケース拝見。色々な著名人のペンケースや         

愛用の万年筆が見れて面白い企画でした。

       

 

                      

ちなみに私の使用しているペンケースは

あるメーカーに作っていただいた試作品を愛用しています。

 

さて今回ご紹介する万年筆はプラチナ万年筆から3月25日に発売されたばかりの

万年筆、#3776センチュリーのブルゴーニュ。

趣味の文具箱にも紹介されていました。

ブルゴーニュと言えば、言わずと知れたフランスワインの有名な産地。

名前通りの綺麗なワインカラーの万年筆です。

クリップの色合いもボディに合わせてシャンパンゴールドになっています。

しかもキャップにインクの乾燥を防ぐスリップシール機構を

組み込んだ優れもの。

このスリップシール機構は#3776バランスからセンチュリーに

マイナーチェンジした際に採用された、6ヶ月未使用でもインクが乾かない

世界初の機構です。

     

さらに初回限定600本には、シリアルナンバー入りの

ブロッターカード(吸水紙)が付属しています。

 先日発売された本栖はあっという間に売り切れましたが、

ブルゴーニュはどうでしょうか?

最近プラチナ万年筆は万年筆に意欲的で今後も楽しみです。

 

 

余談ですが、私が静岡の情報フリーペーパー「スローライフ」4月号の中に

紹介されています。どこに載っているかは探してみてくださいね♪

 

 

 

  
          
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パーカー 5thテクノロジー インジェニュイティ

2012-03-22 | 万年筆

お久しぶりです。

諸事情により永らくお休みいただいておりましたが

ブログを再開する運びとなりました。

またお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

リーマンショックや地震など色々ありましたが

皆様はいかがお過ごしでしたか?

個人的にはこの春、長男が就職するなど変化がありましたが

相変わらず、おやじギャグを窘められつつ何とか元気にやっております。

では本題の話をしましょう。

この度パーカーから万年筆、ボールペン、ローラーボール、シャープペン、

に次ぐ第5のペンと呼ばれるペンが発売されました。

なんとも大袈裟な登場の仕方ですが大まかな分類をしてしまえば

高級なサインペンでしょうか。

万年筆と捉えると少し物足りない方もいらっしゃるかもしれません。

万年筆のような形状のペン先で筆圧を調整してくれたり、

ペン先の形状変化が楽しめたりと、個人的には面白いペンだと思います。

ぜひこの新しい書き味を店頭でお試しください。

それにしてもこのペンの名前「インジェニュイティ」…おぼえにくいっす(泣)










 

 

 

 

 

 
          
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