文具館コバヤシ ブログ

文房具やの独り言。こだわりの文具、万年筆のご紹介や、イベントのご案内。

トンボ エアプレス

2008-04-29 | 筆記具

トンボから現場に最適な
頑固なボールペンが発売されました。
トンボ エアプレス。その特徴は…
①上向き筆記OK
②速書きOK
③濡れた紙への筆記OK

上がエアプレス。少し滲みましたが、書けます!

芯が加圧されている為ですが、
今まで出ていた加圧式ボールペンは
芯自体に加圧機能がついていました。
このエアプレスは本体に加圧機能が
付いている点が、今まで出ていたものと
違う点ですが、そのメリットは…?

デザインはとても優れています。
短かくて太いラバー製のボディは
ホールドしやすくどんなに厳しい仕事現場でも
活躍しそうですね。
詳しい使用はこちらまで↓
http://www.tombow.com/


クラフトパンチ祭り

2008-04-25 | イベント
   掌上の種    萩原朔太郎

われは手のうへに土を盛り、
土のうへに種をまく。
いま白きじようろもて土に水をそそぎしに
水はせんせんとふりそそぎ、
土のつめたさはたなごころの上にぞしむ。
ああ、とほく五月の窓をおしひらきて、
われは手を日光のほとりにさしのべしが
さわやかなる風景のなかにしあれば、
皮膚はかぐはしくぬくもりきたり、
手のうへの種はいとほしげにも呼吸づけり。

 「月に吠える」より


もうすぐ五月ですね。
さわやかな日が増えました。
豊田店にて明日4月26日より
クラフトパンチ祭りを開催します。
クラフトパンチ約100種類が
お試しいただけます。
昨年若松店で行った際には
小さいお子様から大人の方まで
黙々とパンチをされている方が
多くて、普段の店には見られない
不思議な光景でした。
後片付けは結構大変ですが、
私は散らばったアルファベットや
動物の切り抜いた紙が
寄せ集まるのをみて
いろいろな言葉が集まった
詩のように思えて
一人楽しんでいます。




スクラップ・ブッキング講習会

2008-04-18 | イベント
写真って不思議な魅力がありますね。
撮ったときの時間に逆戻りして
その時の気持ちなんかが
思い出されて、いい思い出ばかり
だったらいいんですが、嫌なことまで
一緒におもいだしたりして、
なんだか怖い存在でもあります。
基本的に自分は撮られるのは
苦手で、撮るほうが好きですね。
20代のはじめ、遊び半分で
一眼レフを片手に、古い建造物などを
撮ったりしていました。その頃の
友人に佐内正史というやつが
いたのですが、今はプロになって活躍している
そうです。佐内の作品で1995ごろの
ものだと思いますが、山間部のあぜ道を
撮ったものがあって、それはいつまでたっても
心に残る写真でした。そのときの気分によって
作品のイメージが変わる不思議な写真です。

5月11日(日)に豊田店にて
スクラップブッキングの講習会を
行います。
時間は
①10:30~12:30
②13:30~15:30
③16:00~18:00
各回定員8名、無料
同じシュチュエーションの写真を
2,3枚お持ちください。
事前に予約が必要です。
お電話か店頭にて
お申し込みください。
豊田店TEL054(288)0067
スクラップブッキングについては↓
http://www.scrap-booking.jp/

セーラー プルマ・パラボリカ

2008-04-11 | 万年筆

私がヨーロッパへ放浪の旅に
出たのは25歳の頃でした。
10代の頃まともな生活をしてこなかった
おかげで、行き詰ってしまい
いろいろな事をリセットしたくて
旅に出ました。本当はただの
現実逃避だったのかもしれません。
行きたかったのはスペイン。
きっかけはヘミングウェイの
「日はまた昇る」でした。
スペインの風習シエスタに代表される
けだるさと、闘牛の荒々しさが
私を呼んでいるように感じました。
バルセロナにあるサグラダ・ファミリアも
見たいものの一つでしたが、
観光地のひとつとしかとらえて
いませんでしたから、あまり期待
していませんでした。
実際いってみるとその大きさに
ただただ呆然としていました。
建物の大きさももちろんでしたが
その存在感は自分がいかに
ちっぽけなものかを認識させられました。
他のガウディ建築も見たくなり
結局予定を超えてバルセロナに
1週間滞在することになりました。
以前書いたことがありますが
最後の日、初めて夜のサグラダ・ファミリアを
見に行きました。夜は物騒なところと
聞いていましたので、恐る恐る見に行くと
門の前に一人の青年がいました。
青年はバイオリンを奏でていました。
曲は「As Time Goes By」…
「映画カサブランカの主題歌」
スペインのすぐ南はモロッコ。
南に行くべきか、北のフランスへ
行くべきか悩む自分がそこにいました。

写真の万年筆はセーラーのガウディ生誕
150周年を記念して作られ2002年に
発売されたもの。ガウディ建築の研究者が
デザインしたもので大先に特徴がありますね。
ずっしりとしたこの存在感はサグラダ・ファミリアに
通じるものがあります。


ジェットストリーム逆輸入バージョン

2008-04-04 | 筆記具
三菱のジェットストリームの逆輸入
バージョンが入荷しました。
ラバータイプの色違いというだけでは
ありません。赤インクが入ってます。
黒のボディに赤のワンポイントが
クールな感じでいいですね。
赤って仕事上、使用頻度が高い方が
多いですよね。(先生とか…)
今まで無かったのが不思議です。
数量限定なのでお早めに。

開発者のインタビュー記事が出ていました。
  nikkeiBPnet “油性ボールペン”嫌いが油性ボールペン
をヒットさせた

油性ボールペン嫌いの方が開発したんですね。
意外なようですけど、なんとなく分かる気がします。