ぴあのさん☆ありがとう♪

可愛い生徒さん達がレッスンを通して心身共に健やかに成長していける様、お母様方へ☆

良い音を刻みましょう

2016-02-16 | ピアノ
先日 私は50代後半のお誕生日を迎えました。(迎えてしまった
『永い間生きてきたなぁ~』と自分でビックリすると共に ピアノとのお付き合いも50年近くなるのか・・と感慨深いものがありました。

50年近くやってきてつくづく思う事は
 ピアノが上手になるということは、一つ一つの行動に心をこめて出来るようになるための修行なんだな・・という事です。
私の弟は料理の道に進みましたが、やはり同じようなことを言っていました。
どんな道に進んでも、その道を極めるという事は、心と愛情を学ぶための修行なんだと思います。

ピアノを始めて音取りが上手になり、譜面にも慣れ独り立ちできると、
表現力において分かれ目が来ます。
・技術は素晴らしいけど、何か物足りない 
・まだまだ練習が必要だけど、何か聴いていて微笑ましい、ホッとする
この「何か」というのが感情表現、心をこめることだと思います。

それが出来るようになるには、どうしたらよいでしょうか?

普段 私たちは『自分はいつも どんな音・言葉を発しているだろう と考えたことがあるでしょうか?
・朝、子供を起こす時の声
・料理する時の音、食器を洗う音
・家族に対する言葉遣い
・自分の足音 .....etc.
たくさんたくさん音を発していますが、一日で良いから自分の発している音に心を留めて欲しいと思います。
リズミカルな音、腹立ちまぎれに大きな音を立てているか?、元気な音、優しい音・・

仕事も家事も忙しい、子供は反抗的だし、そんな事気にしてやってられない!と思うかもしれませんが、一日だけ試して下さい。
良い音を意識して出すようにすると、その日一日すべてがうまくいきます

そして ひとつひとつの行為・言葉に心をこめて丁寧にする事を子供に教えて欲しいのです。
このような訓練を積んで情緒が豊かになると直感で正しい事が認識できるようになり、
人の心を感動させるピアノ演奏が出来るようになるのです

その一日一日の継続が、心と知能、ピアノ上達に良き影響を及ぼすのであります。
人間関係も上手くいく。
大変かもしれませんが、是非お試しあれ

歌伴日記(2016/2/9)

2016-02-09 | 歌伴日記
今日は春のような暖かい日でしたね
利用者さんの表情も 皆穏やかそうに感じました

今朝は何を弾こうかな?!・・と迷いながら来たので
いつも物静かで まだお話したことのない女性利用者さんに 
「どんな曲が好きですかか?」と 尋ねてみました。
すると 少し考えてから「すぐには曲名が出ないけれど、音楽は大好き・・」という事でした。
色々お話を聞いているうちに 
普段、リクエストはしないけれど、歌いたい曲がいっぱいあるんだなぁ~
・・という事がよく分かりました。
時々、皆さん声掛けして 好みなどを伺うことも大事だな~と思いました。

【演奏曲】
 「ショパン ノクターン20番嬰ハ長調(遺作)」「ソーラン節」「児島高徳」「青葉の笛」「さくらさくら」「瀬戸の花嫁」

・「ショパン ノクターン」は生徒さんにも聴いてもらっているお馴染みの曲
・「ソーラン節」は小原孝さんアレンジの力強くカッコイイ曲
  皆さん、ノリにノッて 歌声&掛け声があちこちから聞こえてきましたよ

【リクエスト曲】
「北国の春」「武田節」「誰か故郷を想わざる」「東京ラプソディー」「バラが咲いた」「二人は若い」「星影のワルツ」「瀬戸の花嫁」「お座敷小唄」「うめぼしのうた」

以上 16曲

最後 今日お誕生日だという男性に 「Happy Birthday to you」を歌って締めくくり
何歳になられたのか? 教えてもらえなかったけれど おめでとうございま~す

練習の習慣付けには、まず コレだ!

2016-02-02 | ピアノ
毎日のピアノ練習を習慣付けるには 先ずはピアノの前に座らせること だとよく言われます。
「練習しなさい」と言うよりも 「まず座らせること」が大切だと・・・

先日から 作家であり着物デザイナーでもあった宇野千代さんの本を 読んでいるのですが、
これに共通する事が書かれており、非常に興味深く思いましたので以下に紹介します。


『ものを書こうとするときは、誰でも机の前に座る。
書こうと思うときだけ座るのではなく、書こうと思ってないときにでも座る。
この机の前に座るという事が、小説を書くことの基本です。
ちょっとでも暇のある時に座る というのではなく、毎日座るのである。
座る、という姿勢があなたを規制します。
あなたは座ったら何をしますか? どうしても書くしかないでしょう。
この、毎日座るという事が、小説を書くことの基本です。
机を前にしたら、どうしても書かなければならない。』

いかがでしょうか? ピアノの場合も全く同様ですね!

また、こうもおっしゃっています。

『うまいこと書いてやろう、とか、人の度胆を抜くような事を書いてやろう、とか決して思ってはなりません。素直に、単純に、そのままを書くという事が、大きなものを書ける基本です。』

これもまた ピアノと同じですね。

どの世界でも通じることなのですね。
「うちの子、まだ練習の習慣が身についてないわ」という人がいれば
是非、決まった時間になれば、四の五の言わずにまず「座る」事を毎日の習慣化して下さい。